このところ、ネットで寄生虫について調べています。
調べれば調べるほど、寄生虫症は怖いと思い知らされます。
そして、昔の人が長生きできなかったのは、寄生虫のせいだったのではないかと思っています。
日本は1970年代くらいまでは、畑に人糞をまいて作物を育てていました。
だから、ほとんどの人のお腹には寄生虫がいました。
その寄生虫の卵は、漬物にしても死なないのだそうです。
だから、韓国から輸入されたキムチに、寄生虫の卵が入っていたということも、うなづけます。
山に住む動物は、ものすごい数のダニや寄生虫と共存しています。
野生の熊には、何百匹ものダニがいて、その上、筋肉や腸にたくさんの寄生虫がいるのだそうです。
それでも元気に生きている、熊やイノシシの生命力には、びっくりさせられます。
もしこれが人間だったら、たちまち死んでしまうでしょう。
それくらい、人間は弱くなってしまったのだと思います。
だから、もう人間は、大自然の中では暮らせないのです。
山や畑に入る時には、虫やダニにやられないように、完全防備が必要です。
家の中にも、虫が入らないように、網戸をしたり、工夫しなければなりません。
食べ物も、生はできるだけ食べてはならないし、食べる前にはよく手を洗わなければなりません。
ペットも、ダニや寄生虫に気をつけなければなりません。
人間は、山から離れて、人工的に作った町でないと、暮らしていけないようです。
で、自分でも、何が言いたいのか分からなくなりましたが、大自然が、絶対善とは、言えないのではないか、ということです。
自然は善でもあり、悪でもあるのだと思います。
自然は人間や動物を育みもしますが、殺しもします。
寄生虫やウィルス、細菌は、人間を攻撃します。
そんな自然と人間は、どう関わっていくべきなのでしょうか。
自然には逆らってはならないのだけれど、人間は自然を知り、うまく共存していくしか、道はないように思っています。
ダニだらけ、寄生虫だらけの、大昔の原人に戻りたくなければ。
だから、道路をセメントで固め、木々を消毒し、飲み水を浄化し、人間同士が固まって、町を形成してきたのでしょう。
だから、町には山と同じような虫や動物たちがいないのですね。