かなり前のはなしだ。
まだ、上の子が小学生の頃の話である。
私はご近所の奥様方とはほとんど付き合いが無かった。
別にそれで困っているわけでもなく、煩わしくなくてよかった。
そんなある日、隣の奥さんから電話があり、町内の何人かで食事会をするから来ないかというお誘いだった。
私は参加することにした。
で、当日行ってみると、隣の奥さんの他、5名くらいの方が参加していた。
みんな、隣の奥さんの仲間らしく、仲が良かった。
隣の奥さんは、私よりも15歳も年上だ。
なので、私はみんなよりもかなり年下であった。
そこで、私は隣の奥さんから、なぜ、子供が学校に行くときに、お見送りしないのかと聞かれた。
うちは、お舅とお姑と同居なので、お見送りはお姑とお舅が最初からやっていた。
まるで自分がやるのが当然だと言わんばかりに。
なので、あえて私は子供の見送りは部屋からやっていた。
それに、私はお舅とは顔を合わせたくないほどに嫌いだったし。
なので、隣の奥さんに、正直に事情を話した。
しかし、隣の奥さんは、あなたは絶対おかしい、と、避難するのだ。
そんなだから、みんなと仲良くなれないんだ、と言うのだ。
みんながやっているような事をやらない私が、間違っていると言うのだ。
私は、我が家の事情を知ってもらうために、色々と打ち明け話をして、わかってもらいたかった。
で、その食事会は終わり、次もまた誘ってもらえるのかと少し期待していたが、それは無く、一度きりだった。
きっと、隣の奥さんとその仲間は、ただ私をやり玉にあげるために、私を誘ったのだろう。
初めから仲間に入れる気などさらさらなかったのだ。
私の住む町内には、婦人会のようなものがあり、十何名が時々飲み会を開いている。
婦人会のと言っても今では老人ばかりなのだが。
その婦人会に、私も最初の一回だけ参加したことがあるが、全く楽しくなどなかった。
みんな、私よりも15歳も25歳も上の婦人ばかりだった。
まあ、みんなは仲良くても私は新入りだから、しょうがない。
2回目の時、私はつわりで辛くて行かなかった。
そしたら、次からは全く誘われなくなってしまった。
きっと、その婦人会の飲み会で、私は今でもたまに噂されていることだろう。
面白おかしく。
でも、良いのだ。
言いたいものには言わせておけばいい。
私はそんな事には無関心だ。
町内のほとんどの奥さん達は、地元出身で結束力が強く、私のような他所から来た人は、仲間になるにはかなり努力がいる。
自分からペコペコ頭下げて、ご機嫌取りしなきゃならない。
会社と同じで、町内でも他所から入った人は新入社員のような扱いなのだ。
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