奈良のむし探検 第6弾
3月20日の午前と午後にいつもの用水路脇の草むらで虫探しをしました。合わせて1時間ほどだったのですが、かなりたくさんの虫が見つかりました。特にハエ目が多かったので、後に回し、それ以外の虫をまず載せることにしました。いつもは時系列で出しているのですが、今日は分類別です
最初はいつもいるコガタルリハムシ。♀のお腹は大きいですね。
これは後腿節の内側が黒いのでブチヒメヘリカメムシ。
これは翅が短いのでコバネヒョウタンナガカメムシ。以前にも見たことがあります。
小さなヨコバイです。これも以前見たことがあって、たぶん、ヨツモンヒメヨコバイ。
このクサカゲロウの口肢の外側が暗色なので、たぶん、ヤマトクサカゲロウ。
これはナナホシテントウ幼虫かな。
コカゲロウ♂の亜成虫です。ターバン眼が大きいですね。
コカゲロウは後翅の形や翅脈でもある程度分かることがあります。御勢九右衛門、「日本産カゲロウ類⑤」、海洋と生物 5, 51 (1979)にはコカゲロウ各種の後翅が載っています。たぶん、サホコカゲロウではないかと思うのですが、よく分かりません。
これもサホコカゲロウかなと思われます。
こちらもコカゲロウ♂亜成虫ですが、後翅の形が違います。御勢の論文には同じ形のものがなくて、よく分かりません。
これも同じコカゲロウだと思いますが、♀の方です。
ハバチの仲間です。Rs+M脈が湾曲しているので、シダハバチ亜科だと思われます。24日に虫探しをしたとき、同じ種だと思われる黒いハバチが胸背の赤いフタホシハバチだと思われる♀に交尾を迫っていました。それで、たぶん、フタホシハバチ♂だと思われます。
こちらはそのフタホシハバチ♀の方。建物の壁に止まっていました。
これはコモリグモの仲間です。頭胸部の模様からPardosa属だと思いますが、それから先はよく分かりません。
これはネコハエトリ。
最後はアオオビハエトリでした。