奈良散策 第1215弾
7月8日早朝の散歩のときに撮った写真です。

この日はいつもとは違うルートを歩きました。植物調べで、まだ、歩いていない道があったので・・・。最初はハナハマセンブリです。「日本帰化植物写真図鑑」には地中海沿岸原産の帰化植物として載っています。センブリの仲間なので苦いのでしょうが、「帰化&外来植物950種」によると、薬用というより観賞用として入ってきたようです。


植物調べでは野草に限らず、身近にある植物はみな記録しておこうと思っているので、シシトウも記録しておきます。

これはゴーヤ。

そして、キュウリ。

これはミニトマト。畑にはいろいろありますね。

これはメマツヨイグサ。最近、咲き始めました。

葉の縁の赤い植物は何でしょうね。


これはハゼラン。

そして、ヘクソカズラ。


これはたぶん、ミソハギ。一坪農園の垣からはみ出して咲いていたので、栽培しているのかどうか微妙です。

これは確実に栽培種で、ウキツリボク。


雄花と雌花が離れているのはヒメガマです。

ノイバラに実がたくさんできていました。

オモダカが一面生えているので、昨年も一昨年も花が咲くのを楽しみにしていたのですが、一向に咲きません。

これはツマグロヒョウモン。


これはウチワヤンマ。今年は数が少ないのかなぁ、なかなか見かけませんね。


大胆な猫です。道の真ん中で寝そべっています。

これはショウジョウトンボ。

それに、アオモンイトトンボ。


キリにいっぱい実ができていました。


カンナが咲いていました。池の向こうに見えるのは、新木山古墳です。

今頃、珍しくモズがいました。


こちらはシジュウカラ。

コフキトンボ。

いつも悩むチドメグサです。葉の切れ込みが深くて五角形状で、花柄が葉柄よりは短いかいので、ヒメチドメではないかと思いました。

芒が長いのでケイヌビエと言っていたのですが、「帰化&外来植物950種」によると、芒の長さが一定しないので、イヌビエと区別しないという説が有力とのことです。

最後はショウジョウトンボでした。
雑談1)昨年から、奈良市にある率川神社とゆりまつりとして知られる三枝祭について、その由来を調べていました。結局、奈良時代から現代まで120余りの文書を集めて、率川神社と三枝祭が載っている部分を活字化してみました。さらに、それぞれの文書にコメンを入れ、また、若干の考察も加えて、本の形にしてみました。A5版で438頁になったのですが、昨日、ネットの製本に出してみました。本文の紙の種類と厚さをどうするかでだいぶ迷ったのですが、うまくできているでしょうか。
雑談2)7月15日に近くにある郡山八幡神社と薬園八幡神社で夏祭りの宵宮があったので6時前から行ってみました。郡山八幡神社は巫女さんの養成に力を入れているようで、巫女さんと巫女さん体験に参加している子供が大勢集まっていました。薬園八幡神社の方は地域の自治会のお祭りになっていて、屋台が出て賑わっていました。それぞれ個性があって面白いですね。
雑談3)今日は、天理大学付属の天理参考館で「布留(ふる)遺跡の歴史―物部氏より前から後まで」という企画展をしているので見に行きました。小さな展示会かなと思っていたのですが、天理参考館はまるで民俗博物館のように諸外国の民俗品であふれていてなかなか立派なところでした。物部氏がいつごろ大和にやってきたのかに興味があったのですが、展示を見る限りはまだよく分かっていないようでした。