奈良散策 第416弾
4月7日に家族と藤原宮跡に桜と菜の花を見に行きました。今がシーズンなので、きっと駐車場がいっぱいだろうと思って行ったのですが、臨時駐車場があって楽々止めることができました。
臨時駐車場から見た藤原宮跡です。とにかく広いです。
遠くに見える三角の山が畝傍山です。もともと藤原宮は大和三山をすっぽり覆うだけの広さがあったそうです。藤原宮は紀元694年から710年の間に都として使われていました。この間、持統天皇、文武天皇、元明天皇3代の都になっていました。それまでは天皇1代ごとに都を遷していて、藤原宮も飛鳥浄御原宮から遷ってきたものでした。広大な土地に中国の都に倣って碁盤目状の立派な都が作られたのですが、わずか16年間使われただけで平城京に遷都されました。
広い敷地の中に小さな丘があって、その上に「持統天皇文武天皇藤原宮址」と書かれて碑が立っていました。
その向こうには神木を抱いた小さな神社がありました。後で調べてみると、ここは鴨公(かもきみ)神社というそうです。藤原宮は長い間その存在が分からなかったのですが、藤原宮大極殿の基壇跡は鴨公神社鎮守の森として地元の信仰の場所となっていたそうです。
これは醍醐池です。池の周囲が桜並木になっていました。池の水に落ちた桜の花びらが美しい幾何学模様を作っていました。
いったい菜の花はどこに咲いているのだろうと思って、池の縁を歩いていたら、突然に真っ黄色の菜の花畑が視界に入ってきました。
ともかく広い菜の花畑です。
遠くに見える三角形の山が耳成山です。
畑の中を歩いて行って反対側に着きました。そこから見渡した写真です。
足元にムラサキサギゴケが咲いていました。
そのすぐ横にはキランソウが。
ヒバリがうるさく飛んでいるので撮ってみました。
しばらく菜の花畑でのんびりした後、醍醐池の反対側を通って、駐車場に戻りました。
ここまで来たので、ついでに近くにある奈良文化財研究所にも行ってみることにしました。
これは建物に入ったところの写真です。
内部の展示の様子です。1300年も昔のことなのに、ずいぶんたくさんのものが発掘されたみたいです。
建物の外も見学できるようになっていました。もともとこの建物の場所は藤原京の左京六条三坊に当たっていて、発掘の結果、建物跡の遺構が出てきました。地下遺構を保存するようにして地上には建物の一部を再現したそうです。写真は柱の位置にツゲの木を植えたものだそうです。
これは庭を歩いているときに見つけたセンダンの実です。
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