奈良散策 第1191弾
6月7日に大和郡山市内の神社巡りをしました。昨日、源九郎稲荷神社については書いたので、今日はその続きで薬園八幡神社と高田大神社です。
これが薬園八幡神社の鳥居です。「郡山の歴史と文化」という大和郡山市が出している冊子によると、この神社はかなり古くて、もともとは平城京の南にあった薬草園に建てられたということです。その後、戦国時代末期に矢田町に移されましたが、享保年間に現在の材木町に移されたようです。
この神社には薬草園があるのですが、いつも草ぼうぼうでした。でも、この日はいろいろな花が咲いていました。これはノカンゾウではないかと思います。
これはヒレハリソウ。
そして、これはクララです。
奥に行くと左側に拝殿があります。本殿は戦国時代末期から江戸時代初期にかけての建造で、奈良県文化財に指定されているそうです。
右側にあるこの建物は神楽所のようです。
境内の植物を撮ってみました。これはサカキです。
ここには大きなカリンの木があるのですが、よく見たら実がなっていました。
これはたぶん、アマドコロかなぁ。
これはGoogleレンズで調べてみました。オーストラリン・ローズマリーというのが似ています。
薬園八幡神社からちょっと行ったところに高田大神社があります。道にこんな縄が張ってありました。
これが鳥居です。
そして、これが拝殿です。
狛犬がこんな風に口を開けていました。
扁額には壺明神と書かれています。
燈篭にも壺大明神と刻まれています。この神社はちょっと謎だったのですが、「郡山の歴史と文化」には載っていました。現在の祭神は大己貴命なのですが、この神社本来の祭神は壺神だったということでした。ただ、この壺神がどんな神かはよく分からないとのことです。ネットで調べると、壺神神社とか壺神山などが見つかりました。春日大社の近くにも壺神神社があるようです。関係があるのかな。
こんな怖い顔をした彫り物もありました。
これは隣にある古義真言宗の釈尊寺というお寺ですが、もともと高田大神社はこのお寺の鎮守社であったようです。
神社の横に立派なザクロの木がありました。赤い花が咲いていたのですが、実もできかけていました。
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