奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

朝の散歩 鳥と植物2

2021-03-27 20:28:19 | 奈良のむし探検
奈良散策 第38弾


散歩のときに撮った写真が溜まってきたので、まとめて出すことにします。







まずは3月20日午前中に虫を撮影に行ったときに見たタヒバリです。





これは3月22日朝の散歩のときに見たオオジュリンです。オオジュリンはこれ以降姿を見ることが無くなりました。





ここから3月23日朝の散歩の写真です。ホオアカが群れて何かついばんでいました。写真はぼやぼやしているのですが、ホオアカもこの日以降姿を見ることが無くなったので、記録として載せておきます。



クイナもこの日以降見ることが無くなりました。



この間のアリスイみたいな恰好のヒヨドリです。



これはモズ。モズは近くでも撮影させてくれるので、いつもくっきりした姿で撮ることができます。



アオジはちょっと遠かった。







ヒバリが近くの畑から飛び上がったので撮ってみました。最後はシャッター速度を1/640で撮って後で明るさを調整したのですが、光量不足でちょっとぼやぼやです。





いつもヒバリが餌をついばんでいるところに、この日はタヒバリが来ていました。ヒバリは何かとちょっかいを出し、タヒバリを追い払おうとしています。餌にも縄張りがあるようです。







ため池にオカヨシガモが一羽いました。海ではよく見かけるカモなのですが、奈良に来て初めてです。



ここからは植物です。この辺はセイヨウタンポポばかりなので、たぶん、セイヨウタンポポの種。



ホトケノザの群生です。ここはホトケノザやヒメオドリコソウが群生しているところをよく見ます。



ツクシがまだこんなにありました。





金魚の養魚池にアカウキクサが生え始めていました。これについては以前調べたことがあります。国内産やフィリピンの国際稲研究所から取り入れている種が交雑して、非常にややこしいことになっているようです。間にある緑色の丸い葉は後で出てくるウキクサではないかと思います。







グミの花が咲いていました。葉の形からアキグミかなと思いました。(追記2021/05/08:細長いやや大きな実がなっていました。アキグミは小さな丸い実なのでこれとは違います。この実の形と葉表の星状毛の形状から、トウグミではないかという結論になりました。詳しくはこちらをご覧ください





最後はサトイモ科ウキクサ亜科のウキクサ Spirodela polyrhizaだろうと思います。アカウキクサはシダ植物なのですが、こちらは被子植物です。

朝の散歩 鳥と花

2021-03-26 20:56:43 | 奈良散策
奈良散策 第37弾


馬見丘陵公園や虫探しの記事をブログを出していたので、朝の散歩のときに撮った写真が溜まってきました。今日はとりあえず、3月20日分です。この日はいろいろと変わった鳥が見られました。









この日はいつものように畑とため池巡りをしました。この2か月ほどで大和郡山市中部にあるため池はほとんど網羅したことになります。まず、いつもの「ホオアカの畑」でヒバリに出会いました。ヒバリは本当に人を怖がりませんね。近くに寄っても堂々としています



これはすぐそばに咲いていたツルニチニチソウです。



ため池のそばでジョウビタキがいました。





遠くのアンテナの先端に何か鳥が止まっています。望遠で撮ってやっとこの程度にしか見えません。でも、特徴はよく分かります。腹部が白く、顔に黒い帯があります。たぶん、ミサゴではないかと思います。ミサゴは甲子園浜の常連だったのですが、私が以前住んでいた大阪北部でも見たことがありました。追記2021/04/02:4月1日に同じ場所にオオタカが止まっていました。遠くから見ると、ミサゴとオオタカは頭が黒いか白いかくらいでしか見分けられません。たぶん、これはオオタカではないかと思います









ぶらぶら歩いているとピーピーピーピーという声が聴こえてきました。その声の方角に歩いていくと、何やら木に止まっています。最初、ヨタカかなと思ったのですが、違いました。次にヒヨドリが縮こまっているのではと思ったのですが、それとも違いました。家に戻ってから図鑑で調べてみると、どうやらアリスイのようです。珍しい鳥に出会えました。以前、アリスイが淀川河川敷で見られるという話を聞き、わざわざ探しに行ったことがありました。でも、出会えませんでした。こんな身近なところにいるとは。しばらく見ていたら、地面に飛び降りてしまいました。畑越しの撮影だったので、それ以上は追いかけられませんでした。



ついでにいた鳥を写しておきました。まずはツグミです。



綺麗なアオジがいたのですが、ちょっと遠かったです。



これもツグミを撮ったつもりだったのですが、家に戻ってからよく見ると、横にタシギが2羽写っていました。写した時はまったく気が付きませんでした。タシギは写真がいまいちだったので、もう少しちゃんと写しておきたかったのですが・・・。





いつの間にか畑がすっかり草で覆われてしまいました。これはノミノフスマ





それにスズメノテッポウでした。

馬見丘陵公園の鳥2

2021-03-25 20:24:25 | 奈良散策
昨日の続きで、19日午前中に奈良県営馬見丘陵公園で撮った写真の続きです。前回は中央エリアの下池辺りまでだったので、今回はその先の上池付近で撮った写真を載せます。



これが上池です。



こちらが下池側です。浮かんでいるのはオオバンです。



鳥がいないかと思って見回していると、やっと見つけました。これはジョウビタキ



それから、テングチョウがいました。



道を歩いていると、ふと木の枝にシメがいるのに気が付きました。以前住んでいた池田北部では常連の鳥だったのですが、奈良の家は畑の中にあるので、まったく見つけられません。ちょっと懐かしく感じました。









と、下を見ると、茂みの下にシロハラがいました。これも私にとっては懐かしい鳥です。











先ほど枝に止まっていたシメが地面に降りてきていました。幸い、陽が当たっていたので、何とか撮れました。



上池にはコガモがいました。



ユキヤナギが綺麗でした。ユキヤナギ越しに見た上池です。



サクラはまだまだだったのですが、この1本だけ満開でした。











この後、南エリアまで行ったのですが、そこで引き換えし、帰りにナガレ山古墳に行ってみました。これは5世紀初めに作られた古墳で、埋葬者は葛城氏ではないかと言われているようです。このように再現されていました。





スミレが咲いていたので撮ったのですが、名前はよく分かりません。2時間ほどだったのですが、歩き回ったので、結構、くたびれました。(追記2021/03/28:tosakaさんから、「ノジスミレだと思います。」というコメントをいただきました。どうもありがとうございました

馬見丘陵公園の鳥

2021-03-24 21:01:53 | 奈良散策
3月19日の午前中に奈良県営馬見丘陵公園に行きました。この日の朝の散歩で2台のコンデジが共に電池がなくなり、途中で戻ってきてしまったので、ちょっとしたリベンジのつもり。馬見はうまみと読み、大和郡山市より南の北葛城郡広陵町と河合町にまたがる65.3ヘクタールの面積の公園です。馬見丘陵公園へは今回が初めてでした。ただ、昼食までに帰る予定だったので、この日は偵察のつもりだったですが、それでも2時間ぐらいかかって北エリアから南エリアまで歩きました。たぶん、4kmほどは歩いたのではないかと思います。





車を北エリアの駐車場に停めました。写真は北エリアにあるカフェレストランと花見茶屋です。



北エリアから中央エリアへ抜けるトンネルです。



そして、中央エリアにあるお花畑です。





ここまで来ると下池が見えました。亀がいっぱいいました。



これは乙女山古墳東側にあるハナモモの丘。



そして下池の全貌です。







この辺りからそろそろ鳥を探し始めました。ウグイスが鳴いていたので、一度、撮ってやろうと思って、粘ってみました。ウグイスは声は聞こえるのですが、なかなか姿は見えません。それでも、枝の間をちょこちょこ動く姿を見つけて撮りました。この公園、バズーカ砲のような大きな望遠レンズを持っている人がやたらたくさんいます。いったい何を撮っているのでしょう。そんな一人が私が撮っている姿を見つけて、近づいてきたので撮影を止めてその場を去りました。小さなコンデジで撮っていると何となくばつが悪くって。



これはキジバトです。







池に沿って歩いていたら、前方に小鳥がいるのが分かりました。少し近づいて姿勢を低くして撮りました。ビンズイです。





この間からタヒバリばかり見ていたので、その違いがはっきりしました。







どうやら2羽いたようです。ここでまた、バズーカ砲を持った別の方が近づいてきました。それで、またしてもその場を去りました。続きは次回に回します。

雑談1)馬見丘陵公園は相当に広い公園だと思っていたのですが、Wikipediaによると面積は65.3ヘクタールで、私のよく知っている服部緑地126ヘクタール、鶴見緑地122ヘクタールに比べると半分くらいの面積だったようです。公園の中には主だった古墳が9基もあります。

雑談2)まだ集計がちゃんとできていないのですが、この馬見丘陵公園で見た鳥やその後の大和郡山で見た鳥を加えて、2月初めから全部で58種の鳥の写真を撮ったことになりました。もう少しで目標の60種になります。58種と言っても、辛うじて写真に写っている種も多数あって、ちゃんと撮ろうとするとまだまだです。

雑談3)今まで、パナソニックのDMC-FZ150というコンデジを愛用していました。24倍ズームなので、鳥を撮る時はこれに1.7倍のテレコンをつけて撮影していました。ところが、沖縄に行ったときにこのカメラをうっかり落としてしまい、テレコンを取り付けるねじの部分がへこんでしまいました。それで、中古でもう一台FZ150を買って、こちらには常にテレコンを取り付け、凹んだ方は普通に撮影するという2台体制にしていました。大阪ではもっぱら虫の写真ばかり撮っていたので、あまり気にしなかったのですが、奈良に来て鳥を撮り始めると鳥の距離が遠くてどうにもうまく撮れません。このFZ150ももう10年近く使っているので、ついに買い替えることにしました。実は2台買ったのですが、そのうちの1台のCanon SX70 HSが24日晩に届きました。また、中古です。何とか使い方を覚えて25日朝の散歩に使ってみたいと思っています。

奈良のむし探検 ヒラタアブ、ハバチほか

2021-03-23 21:14:33 | 奈良のむし探検
奈良のむし探検 第5弾


昨日の続きで、14日の午前中に家の近くの用水路脇の草むらに虫探しに行ったときの写真です。



これはヒゲナガヤチバエ







これはハバチの仲間です。引っ越す前に、内藤親彦ほか著、「日本産ハバチ・キバチ類図鑑」(北海道大学出版会、2020)を購入したので、早速、検索してみました。採集していないのでいい加減ですが、Rs+M脈が強く湾曲しているので、シダハバチ亜科であることは確かそうです。さらに、属と種の検索をしてみて、たぶん、フタホシハバチ Dolerus yokohamensisではないかと思っています。





これはツヤヒラタアブ属。





これは昨日も載せたのですが、オオフタホシヒラタアブ、フタホシヒラタアブあたりで迷っています。





それからアオオビハエトリ







それにまたツヤヒラタアブ属。



これはさっきも出てきた、オオフタホシヒラタアブ、フタホシヒラタアブあたり。





これは腹部の模様で見分けられ、「図説日本のユスリカ」を見て、ナカオビツヤユスリカだろうと思っています。



ツヤヒラタアブ属。





これはミナミヒメヒラタアブ



これもそうです。





これはチャミノガ





それに、ナナホシテントウの幼虫。



最後はオオユスリカ♂。

雑談1)これまでブログに出してきた写真をEXCELでデータベース化してきたのですが、昨年の8月で止まっていました。そろそろその続きをしようと思って、以前、そらさんに教わったVBA(Visual Basic for Applications)というEXCELのマクロを作るプログラムでブログのタイトルのダウンロードを試みました。これまでずっとうまくいっていたのですが、今回は「このコンテンツはフレーム内で表示できません」という表示が出て、gooブログのダウンロードがうまくいかなくなりました。ネットで探すと、.htaccessに記述されるX-Frame-Optionsヘッダにより、ダウンロードが禁止されているということでした。さらに調べると、IEではそのようなことが起きるが、FirefoxやChromeでは起きないということが書かれているサイトもありました。残念ながら、EXCEL上にダウンロードさせるプログラムがIE専用なので、どうすることもできません。どうしたらよいのか、迷っています。

雑談2)先日、hpのデスクトップを購入したので、今日はフリーソフトであるCombineZPをインストールして、以前撮ったアリの写真を使って深度合成を試みてみました。今回のデスクトップはSSDを積んでいないのですが、第10世代intel core i7なので、さすがに計算は早くなりました。そろそろ顕微鏡撮影とその後の処理の準備が整ったようです。