いろいろタカラヅカを見て思い出すこと

みつるくん（華形ひかる）の「いろいろたからづか」を見て思い出したことをいろいろと

昔は花組と縁遠かったせいもあり、みつるくんの良さが全然わからなくて
「なんでこの人が路線なの？」なんてチョー失礼なことを思ってました
スカステでしか見たことのない役も多かったですが、いろいろ懐かしかったです
みつるくんを好きになったきっかけは「舞姫」の原芳次郎。
優雅な国費留学生ではなく、私費で留学している画家の卵で、お金に苦労している役。

生の舞台は見てないのですが、友人に「すみ花（野乃すみ花）ちゃんのエリスが素晴らしいから見て」
と薦められてスカステで見ました。
有名な鴎外の「舞姫」は外の世界でも、映画や舞台などで度々取り上げられている作品。
大雑把なストーリーは知っていて、恋人を捨てて帰国する主人公「太田豊太郎」に
共感出来なさそうなんて思ってて、気乗りはしなかったのですが、
当時“宝塚の北島マヤ”と絶賛されていた、すみ花ちゃんの演技を見てみたいと思って
見ることにしたのでした基本的に、お芝居の上手い人が好きだったので

すみ花ちゃんのエリスは本当に素晴らしかったのですが、その前に。
芳次郎が死ぬ場面で大号泣　
死ぬ役だと知ってたら、そこまで泣かなかったのかもしれませんが、全くのノーマークで
みつるくんに、すっかりやられちゃいました


そして更に、その演技力に感嘆したのは「銀ちゃんの恋」（「蒲田行進曲」）のヤス。
髭で短髪で、小汚いジャージ姿の情けない奴」
美しくてカッコイイ二枚目とは、ほど遠いあの役をマジで演ってしまうところが
タカラジェンヌの凄いところだな、とつくづく思います

まぁ主役の銀ちゃんも銀幕のスターとはいえ、宝塚の王子様とは、かけ離れてますけど
あれを宝塚で上演しようと思った人が、ある意味凄いそして久世星佳さんはじめ初演メンバーも

そういえば花組の、だいもん（望海風斗）を認識したのは「虞美人」の桃娘だと思ってたました。
ニュースで見て「花組にあんな可愛い娘役いたっけ？？」と思ったら、だいもんだったので、
衝撃のあまり、ＴＶの前でひっくり返ったのです
今から考えたら新公卒業してて、「BUND／NEON 上海」の劉衛強の後だったのか…スゴ

新公主演したりしてたので、なんとなく知ってはいたものの、ちゃんと認識したのは多分
「銀ちゃんの恋」のジミーの方でした
映画撮影の中で、龍馬に迫られる？美少年沖田総司の役を演ってる青年
今見ると、可愛いでしょうね

みつるくんに話を戻すと「相棒」の米沢守なんてのもありましたね
どう見てもカッコイイ役じゃないのに、みつるくんが演るとヴィジュアル完コピなのにカッコイイ
って、どんなマジック？なんでしょうか

そんなイロ物的脇役も出来ちゃうのに、風共のアシュレや「近松・恋の道行き」の
清吉のような役もも出来ちゃう、みつるくん。
専科に異動になって、これからどんな使われ方をするのか、楽しみでもあり、ちょっと不安でもあり
イイ役に出会えるといいなと思います。


理事様（轟悠）との「おかしな二人」放送するか、再演するかしてくれないかしらねぇ…