水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

「メランコリック・ジゴロ/EXCITER!!2018」と宝塚に対する不安

2018-12-17 | 花組
花組全国ツアー千秋楽おめでとうございます

前楽行ってきました。


ちょっと辛めかも。








お芝居はとっても楽しかったです
れいまい(柚香光、水美舞斗)コンビ最高さすが同期、息ピッタリ

かれーくんは正塚芝居と相性いいのかもしれません。観るまではかなり心配してたんですが
スーツ似合うし、台詞短いし
お歌も割と歌えてました。台詞でも歌でも無理にシャウトしなければいいと思うんですよね。
高音とか声を張り上げようとすると、ひっくり返ったり、かすれたりしがちな気がします。

その他のキャストも嵌ってましたし、お芝居は悪くなかったです。

問題はショーかなぁ

かれーくんはダンサーですが、やっぱりある程度は歌えないと厳しいですね。
台詞も聞き取れないことがありますが、ショーの歌は正直………
華ちゃん(華優希)も頑張ってたと思いますが同上。可愛いんですけどねぇ

マイティーが2番の扱いですけど、かれーくんのカバーに入ってるせいもあって、より比重が高く見えました。
また、ひっとん(舞空瞳)がお芝居以上に存在感があって輝いてました。
宝塚に詳しくない人が見たら、マイティーひっとんの方が印象に残るんじゃないでしょうか

ただそれも、あくまでも比較の話です。
ひっとんは、ちゃぴ(愛希れいか)2世になるのではと思わせる逸材だと思います。
でも宝塚の娘役としてはもう少し経験が必要じゃないでしょうか。劇団が待てるかどうかはわかりませんけど。

お芝居もショーも、マイティーの活躍が目立ってましたけど、
といって、かれーくんに代わって今すぐトップになれるかというと、それも違う気がしました。


お芝居もショーも若々しいキャストで、宝塚ファン的には楽しかったですが、
このメンバーで全国ツアーをまわるのが正しかったかどうかは疑問ですね。
劇団的には成長を期待して、強硬手段に出てみたって感じでしょうか?

何度か記事に書いてますが、男役10年っていうのは、完成じゃなくてスタートだと思ってます。
劇団が若返りを進めたいのはわかりますが、行き過ぎると男役芸が継承されないことにつながるでしょうし、
ひいては宝塚の存在意義が揺らぐことになるのではと心配しています。

たまきち(珠城りょう)が研9でトップになった時、2番手になったのは上級生の、みやちゃん(美弥るりか)でした。
若いトップが続くということは、2番手はそれより更に若い学年ということになりますよね。
それとも毎回上級生に2番手をお願いするんでしょうか?

星組の、まこっちゃん(礼真琴)と、花組の、かれーくんはトップに王手がかかった状態です。
上げるのは構いませんが、2番手はどうするんでしょう。二人より学年が下で、2番手が務まる人材って?
思い当たる人が浮かばないんですけど…


娘役もそうですが、男役も若返りを進めた結果、スター不足人材不足に陥ってる気がしてなりません。
コメント
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