水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

花組「青い薔薇の精」の時代(自分用メモ)

2019-11-20 | 花組

朝起きてPCの画面を開いたら、ヤフーのニュースが目に飛び込んできて一瞬で目が覚めました

まさおくん(龍真咲)のスピード婚。いつも何かと驚かされる彼女らしいですねおめでとうございます、お幸せに

 

また今日は星組「ロックオペラ モーツァルト」の初日でした。水曜日初日って珍しいな

まこっちゃん(礼真琴)、ひっとん(舞空瞳)プレお披露目おめでとうございます

 

そして、みりおちゃん(明日海りお)の卒業まであと数日になりました

大楽のライビュ中継実施映画館の数に驚いていたら、更に追加され自宅のある市でも上映館が増えました

でも何故か隣の市では上映が無いんですよね~、結構大きい町だし、実はそっちの方が行きやすいんだけどなぁ(ワガママ

 

 

さて宝塚の公演では、同じ国の同じ時代が何度も取り上げられることがあります。

フランス革命がそうですね。有名なところで「ベルサイユのばら」「スカーレット・ピンパーネル」「1789」。

他にも「ひかりふる路」「瑠璃色の刻」など、時代や視点が少しずつ違いますが本当に沢山あります。

 

1920年代のアメリカも多いです。

「アル・カポネ」と「THE LAST PARTY」が同時代っていうのに驚きます。

かたや血まみれのギャングの抗争劇、かたやアメリカ文学史上最高の作家の酒浸りの生涯

禁酒法時代(1920~1933)なのに、あんなに酔っぱらってていいのか

そう言えば「ガーシュイン」も同時代でしたよね。

同じ国同じ時代でも、スポットのあて方でまったく違った見え方になるのがすごいなぁ、って思います。

 

みりおちゃんの最後の作品「A Fairy Tale -青い薔薇の精-」はイギリスのヴィクトリア女王の時代が舞台。

ヴィクトリア女王と言えば、だいもん(望海風斗)が主演した「ヴィクトリアン・ジャズ」

出来損ないで問題行動の多い皇太子バーティを、かれーくん(柚香光)が演ってました

あの作品は女王の夫アルバート公が亡くなって、少し経ったころみたいでした。

ヴィクトリア女王の在位は1837年~1901年。アルバート公が亡くなったのは1861年。

 

「青い薔薇の精」の中でロンドン万博の話が出てきます。

アルバート公が中心になって大成功したこの万博の開催が1851年で、話の中ではアルバート公の死去前みたいなので、

1851年~1861年の間に起きた話ということになるかと思います。

 

一方ヴィクトリア女王の時代は、大英帝国が最も繁栄した時代ですが、産業革命を経て環境汚染が問題化した時代でもあります。

「霧の都ロンドン」なんてロマンチックで聞こえはいいですが、実は正体はスモッグだったと言われてますね

イギリスが産炭地で、産業革命が起こったことで大気汚染が急激に悪化したようです。

1800年代半ばには煙害禁止法も出来たそうですが、形骸化して機能しなかったみたいで、

結局1952年のロンドンスモッグ事件の大惨事が起きて、やっと規制が厳しくなり、暖炉まで禁止になったそうですね。

 

そしてこうした大気汚染は工業化していく中で、世界中で起きています。北京とかニューデリーとか。

日本も戦後の高度成長期に大気汚染などの公害が問題化しました。

子ども時代にたびたび光化学スモッグ注意報が出たことを思い出します。

それよりもっと昔の戦前、大大阪でも工場が集まって随分空気が悪かったらしいですね

小林一三先生が宝塚線沿線に分譲住宅地を開発した時、「空気がいい」が売り出しの文句になったそうですから

 

舞台の中では庭の再生の話が出てきて、だいぶご都合主義的というか、それ簡単すぎるでしょ!なことになってました

舞台なので仕方ありませんけどね

それでも景子先生のメッセージを感じ取ることが出来ます。

環境汚染に限ったことではなく「子どもたちのために」つまりは次の世代のために。

繋いでいくために出来ることをする。

 

今、世界を動かしている、じーさんたちに届いたらいいな、と思います。

コメント (2)
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