日に日に感染状況が悪化して緊急事態宣言が出て、
チケットを確保していても、いつ中止になるか、感染者や濃厚接触者が出て止まるんじゃないか、と
ハラハラしていたのは宝塚だけではありません。
そんな状況下で“不要不急”の演劇を観に行くのかと非難されそうですけど
感染者数が急拡大し始めた昨年末の話を娘としていて、私が
「12月初めにサイコパス、次の週にシラノ・ド・ベルジュラック、年末に幽遊白書を
観に行かなあかんかったから」
と言ったら爆笑されましたえ、私何か変なこと言ったっけ?とな顔をしたら
「観に行かなければならない、って言ってる時点で“不要不急じゃない”んだよね」と笑われました
確かに
このご時世ですから無理にスケジュールを詰め込んで体調を崩さないように
配信で我慢したり、観劇にもさまざまな制約があったりもするんですが、それでも。
宝塚や演劇が動き続けているということが、本当に有難いです
心が浮き立って楽しい気持ちになれますし、日々の目標になりますからね。
行きたい公演がある限り、オタクはそうそう病気に罹らないです
それもこれもキャスト、スタッフ、関係者の皆様のおかげです
と、いうわけで「最遊記歌劇伝-Sunrise-」観てきました
昼間のクールジャパン大阪WWホールを初めて見ました
大阪城公園の中にあって、人気のない木立と夜の街灯の下では異界感が漂ってましたが、
昨日はさんさんと陽が降り注いで、人がたくさん行きかって、春の休日感満載でびっくりでした
悪霊退散した別世界に見えましたよ
初めて拡樹くんの生・三蔵法師さまを拝めました。ありがたや~
「準備はいいか、野郎ども!」を生で聞けました~楽しすぎました
ホント言うと、ちょっとだけ、拡樹三蔵さまのビジュアルに違和感あったんですけどね
拡樹くんの舞台を観るのは3作品目。「時子さんのトキ」「幽遊白書」そして「最遊記歌劇伝」です。
あとはまだまだ未見のものも沢山ありますが、PCの配信含めすべて映像です。
特に「最遊記~」はPCの小さい画面(しかもウチのポンコツPCだし)でしか見てなかったので気づかなかったみたいです。
なんで違和感あるのかな~とずっと考えていたんですが、答えは簡単、別の役だからです
すみません、アホみたいなこと言って
最初はメイクのせいかな、と思ってたんですよ。でもそれだけじゃない。
目線の動かし方、表情の作り方から全然違う。
顔の骨格さえ変えてしまう、などと称される意味がわかった気がします。
視線が鋭くて、動きがシャープな三蔵さま、かっこいい~
立ち回りにキレがありますよね。やられる時でも
チケットを発券した時、センターブロックだなと思いましたが、
お席についた時「あら、ドセンじゃん」って喜びました。
宝塚でいうところの0番。トップスター様が立たれる真っ正面ですよ
お芝居ではアドリブ場面とかでない限り、わざわざ観客に目線を合わせることはありませんが、
偶然視線の先に座っている、ということはあります。
ショーでは後方や2階、どこに座っていても目線が来ますが、中でもセンターに近いほど
目線がバンバン飛んできて「目が合った」と勘違いしやすいので
前方席の端の方より、後方でもセンターのお席の方が好き、という人も多くて私もその一人です
でも昨日はお芝居だし、見やすいお席で良かったな~、くらいにしか思ってなかったのですが、
そんな生易しいお席じゃなかったです
12、3列くらいのドセンター。オケボックスが無い分すごく近く感じます。
そのうえ、舞台上に立つ拡樹くんの顔の位置と同じくらいの高さで
目線が合う、合う。いやもう内心「ひえ~、どうしたらいいの?私」状態でした
別に拡樹くんが私を見ていたわけでもないのにね
っていうか、客席暗いからそんなに見えないはずです
宝塚ではよく「腐ってもセンター」と言いますが、それを改めて思いだした
そんな幸せな経験をさせて頂きました
あ、ついでに三蔵さまの銃で無事、撃ち抜かれましたそりゃ真っ正面だしね
感想は始まったばかりでこれから東京なので書きませんが、続きが気になります
そして開演アナウンスと終演後の、キャストによるアナウンスが楽しいです。
何種類かあるみたいですね。ちゃんとキャラと今のご時世に合わせてあるのがさすがです。
宝塚でもたまにあるんですけどね。今の状況もありますし、録音でいいのでやらないかな~。
アヤナギ先生とか風子ちゃんに、「何してんねん、もうすぐ授業やで、スマホの電源切りや!」
とか、「そこ、喋ったらアカンで、私語禁止!」とか言われたら効果は絶大、じゃないかな~