「バクマン。」THE STAGE大阪公演を観たのは10/30。
まさか月組博多座公演の配信がその日になるとは思わず慌てました
開演時間に間に合わないかもと焦りましたが前の記事に書いた通り「バクマン。」の劇場が新大阪だったので、
隣駅のステーションシネマの中継に、余裕で間に合いました
お陰様でコロナ以来の鬱憤を吹き飛ばすような楽しい一日になりました
娘はショーも含めてすべて初見だったので「情報量多すぎ~」と嬉しい悲鳴をあげてましたけど
「バクマン。」は映画をたまたま観ていたんですよね。
観劇予定が空いていたのでヒマで、映画でも観ようかな~、何かやってないかな~と上映スケジュールを見てなんとなく
青春映画として楽しめましたし、こんな映像表現もアリなんだと面白く観れましたが、
週刊漫画連載の過酷さがリアルで、好きじゃないと出来ない仕事だなと思いました。
めちゃブラックな職場環境だと思うんですが、今は少しは改善されたんでしょうかね?
でも舞台は更に色々な制約があるので難しそう、どうするのかな~と思ってましたら想像の斜め上を行く感じで凄かったです。
まさか2.5次元舞台でああいうものを見せられるとは思いませんでした
すごく“演劇”的で小劇場っぽさがあるというか。一人で何役も演るというのはどんな演劇でも普通にありますけど
小道具の使い方や、舞台上の人の動きにもリズムや流れがあったり、効果音もキャストが声を重ねてたり。
でもちゃんと2.5次元舞台として成立してるんですよね。
“演劇”ってこんなに色んなことが出来るんだなぁと、いくらでも可能性が拡がってるんだなぁ、と改めて思わされた舞台でした。
この作品で観劇デビューをした人は、なかなかに衝撃的な経験だったんじゃないでしょうか
本水を使った舞台は「雨に唄えば」以来、「水盤」舞台というのは初めてでした。
舞台上にザーザー雨が降る漫画のインクやキャラクターの汗や涙、感情の渦を水で表現してるのが面白かったです。
キャストはずぶ濡れになったりして、さぞ大変だったと思いますが、思いっきりバチャバチャやってて(楽しそう?)
前の方の席だと飛んで来てたかもしれないですね
キャストは少数精鋭という感じで、ベテランから若手まで色んなスキルを持った方たちが集められていて、それぞれ濃い
事前特番でカウントで動くことが多くて大変、と拡樹くんも言ってましたが
それぞれの動きや映像、音響や照明が緻密に計算されているのが凄い。
でもちゃんとアドリブとか遊びの部分もありましたし、まるまるアドリブ場面みたいなところもあって、
“生の舞台”の楽しさに溢れてました
演出はウォーリー木下さん。私は見ませんでしたがこの夏のパラリンピック開会式の演出で絶賛された方でした。
次は何をされるのか、注目しています