なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

生態園の初夏の木々~京都府立植物園5月 (2)

2019-05-15 05:20:05 | 植物

今日はウツギ以外の花たち。

生態園の北山門側の入口から入って少しいくと、遠くに白い花が沢山咲いているのが見えてきました。
あの群れてぶら下がる小さい花たちは・・・



ハクウンボク(白雲木; エゴノキ科エゴノキ属)です!
少し小さめの花が連なっている姿を白い雲がたなびく様子に例えて、和名が付けられたようです。
なかなか風情がありますね~

生態園の別の場所にある大きなエゴノキ。逆光になった花がまた違う美しさ。



こんなに大きな木です。って、コントラストきつすぎて見えにくいですね。



つぎに見つけたのが緑の小さい花。コバマユミ(小葉真弓; ニシキギ科ニシキギ属)です。
記事を書くために検索してみたら、自分の記事が出てきてがっかり。
ヒメマユミという別名もあるようですが、そちらで検索しても出てこない・・・
見た感じ、次に載せるコマユミとほとんど同じような感じで、葉がよりちっちゃい(まさに小葉!)感じ。
専門的には違うのでしょうが、よく分かりません・・・



で、こちらがコマユミ(小真弓; ニシキギ科ニシキギ属)
山でもひっそりと咲いていますが、なんせ目立たない。
これが実になるとその赤さでいっぺんに気付くんですけどね~



まだまだあるので次々いきます。
みんな大好きツリバナ(吊り花; ニシキギ科ニシキギ属)です。
花も赤い実も風情がありますね。



青空に映える・・・



「週刊植物園」に書いてあったヤマボウシはまだほとんど咲いていなくて、
すぐ近くのサラサドウダン(更紗満天星; ツツジ科ドウダンツツジ属)が満開でした。
和の風情を感じる花なのですが、なぜかほとんどの写真がピンボケだったという・・・




そうそう、湿地ゾーンにはあの木があったはず。
先週宇治市植物公園で蕾をみたので、今ちょうど咲いている頃かも・・・
サワフタギ(沢蓋木; ハイノキ科ハイノキ属)です。
蕊の美しいけぶるような花はほとんど終わってしまい、わずかに数箇所を残すのみでした・・・
花も実もいつもタイミングが合わない木です。



湿地ゾーンのハンノキの近くでチッチッという鳴き声。
よ~くみると、木の幹をちょこまか動く鳥・・・コゲラ二羽がちょろちょろと餌を採ったり、口移しで与えたり・・・
動きが早すぎて唯一取れたのがこれ(泣)




さて、生態園のメタセコイア脇の入口に移動します。
見上げてみるとあの木にも花が咲いて・・・おっと、花ではなくて花後の姿のようです。
ミズキ(水木; ミズキ科ミズキ属)です。
こちらも真っ白の花が咲くタイミングでなかなか見られませんが、これはこれで綺麗です。



遠くから見た姿。花があってもなくても、この大きな姿は目立ちます。




こちら最後の最後、生態園を離れてお昼にしようと思ったとき見つけたこの花。
雰囲気はグミそのもの。樹名板にはダンゴグミ??
おっと、違いました。タンゴグミ(丹後茱萸; グミ科グミ属)です。
調べてみたら、大江山の蛇紋岩地帯だけに生息する固有種で、絶滅危惧種だそうです。
黄色みが強く、綺麗な花でした。





これで今日はおしまいです。
最後までお付き合いいただいた方に、シジュウカラからご挨拶。

                

こら、ぼさぼさ頭の寝起きみたいな顔でなにやってるねん!
大変失礼いたしました~

コメント (16)
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