草津みずの森から家とは逆方向に走り、向かった先は守山市の近江妙連公園です。
なんでも普通のハスとは全く違う、不思議なハスが咲くらしい・・・
着きました!
確かにハスが沢山・・・でも蕾は沢山あるものの花はそれほど咲いていません。
なんとなく見て回っていると、資料館の係りの方が出てきてくださいました。
こちらのハスはこれまで見てきたハスとは全く違う突然変異種で、600年以上前から田中家によって守られてきたそうです。
一時期、絶えてしまったこともあったそうですが、ハス博士の大賀博士によって蘇り、今に至っているとのこと。
守山市の花であり、天然記念物に指定されています。
百聞は一見に如かず。当日撮った写真でご説明しますね。
蕾は普通のハス(常蓮)と同じ形。これだけでは違いは分かりません。
そのうち、外側の花びらがはがれてきます。なんと200枚くらい落ちるそうです。
軽くなると、真ん中の口が開いてきます。この時点ではどんな花が咲くかは分かりません。
そしてここからが面白い。
常蓮にある花托がなく、すべて中が花弁になっています。そして花の数が1つから多いものでは6個以上になります。
え、どういうこと?って思いますよね。
実物を、見てくださいませ~
ひとつの蕾からひとつの花。
二つに分かれる花もあります。双頭蓮というそうです。
三つになる花も・・・品字蓮です。
四つに分かれた花。田字蓮といいます。
五つに分かれた豪華版。五行蓮といいます。
こうなると、一輪で花束ですね。
花弁の枚数はどんどん増えて、2000枚を超えるそうです。
ドキッとするほど美しい花のアップ。
蓮にしてはなまめかしすぎ・・・
もう驚くやら、感心するやらで、何度もぐるぐる蓮池の周りをまわって探してしまいました。
普通の蓮と違って、朝に開くのではなく、一度咲くとかなり長い間咲いているそうです。
そして、全体が茶色くなるまで残っているとのこと。
実際にありました。 頑張ったねって言ってあげたいです。
妙連池の横に、若々しい蓮の葉が沢山繁っている池がありましたが、こちらは守山市が最近作った池とのこと。
真剣に自治体が保護しようとしているのでしょう。
日当たりが悪いので、花はまだこれからとのことでした。
なーんて、偉そうに言ってますが、これらの説明はすべて受け売りです。
このハスを維持するために、一方ならぬご苦労をされているという話も伺いました。
実際に花を見ながら説明を聞くほうがずっと面白く、頭に入るので、ぜひ機会があったら行ってみてくださいね。
7月いっぱいは楽しめるとのことです。
これで長~い一日が終わりました。
広い湖東の田園地帯を抜けて帰路につきました。
皆さんもお付き合いいただき、ありがとうございました!
(おしまい)
【撮影:2019年7月15日 近江妙蓮公園】