さて、先月下旬に行った京都府立植物園の続きです。
生態園の花を続けようと思ったのですが、気が変わって先に木々の実を載せてみることにしました。
ひねりも何もありませんが、6月にみられる実ってこんなのがあるんや~
と思っていただければ幸いです。
まずは生態園で見つけた実・・・もっとあるかと思ったのですがたったの2種類しか見つけられませんでした。
でもどちらも甲乙付けがたい魅力が。
最初はこちら。
本当はもっとツヤツヤで色も綺麗なオレンジ色だったのですが・・・
この実はゴモジュ(レンプクソウ科ガマズミ属)。 奄美や沖縄に分布しますが、花が可愛いので植栽もされています。
調べてみると、さらに真っ赤に熟し、食べられるそうです!
今年3月に見た花はこんな感じだったので、実の付き方が意外です。
2019/3/16 京都府立植物園
もう一種類は、生態園の出口近くの小川沿いにあるこの木。
この小さいオレンジの粒。 ヤナギイチゴ(イラクサ科ヤナギイチゴ属)です。
数年前に鳥が沢山群がっていたので存在に気付きました。
在来種で、関東以西に分布。
鳥が食べているくらいですから毒はないようですが、美味しくもないようです。
こちらも調べてみたら、花はカテンソウにそっくり!
同じイラクサ科だから似ていても不思議ではありませんが、来年は4~5月に咲く花をぜひ見てみたいものです。
全体はこちら。
アジサイ園にも実がありました。
こちらはヤブデマリの実。
花は違いますが、レンプクソウ科ガマズミ属だけあって、実も葉もちょっと似ていますね。
上から視線を感じました。
おっと、緑一色なので見落としていましたが、クロガネモチに若い実が付いていました。
真っ赤になった実はお馴染みですが、花が落ちた後少しふくらみかけた実にはなかなか目が行きません。
こちらは大人気のフウ!(って私にとってはですが・・・)
フウ科フウ属フウっていうノリの良さもいいですね。
台湾原産ですが、江戸時代に持ち込まれ、今では色々なところに植えられています。
京都府立植物園のフウはすごく大きくて、木好きにはこたえられません。
イガイガの実が特徴的。
今日の主役は実なので小さい写真ですが、見上げる姿が最高なのです。
最後はデザートでリフレッシュ!
アンズ(バラ科サクラ属)です。
昨年の台風で大きなアンズの木の枝が沢山折れてしまいました。
それでも、いくつかの木には実がなっており、再生の力を感じました。
まだ十分熟していませんが、美味しそう♪
この時期、アジサイ以外何もないかな~と思っていた植物園ですが、色々な実が見られただけで満足です。
(つづく)