なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

石仏の道で初めての出会い~当尾の里を訪ねて (最終回)

2019-07-14 05:13:17 | 植物

長々とお付き合いいただきました、当尾シリーズ、今日で最終回です。
石仏の道をさらに進んだ所で、何に出会えたのでしょうか?
とりあえず、ご覧くださいませ。

笑い仏から浄瑠璃寺までは、ゆるゆるした山道を進みます。 こんな感じ。



暗い林床には小さい花が点在・・・
春にみかけたセントウソウの花とよく似ています。



でも葉を見るとミツバです。一応匂いを嗅いでみましたが、ちゃんとミツバの香りがしました。

                    

この季節なのにあちこちから細いタケノコがにょきにょき。
ついにタケノコ帝王発見! 赤い炎がめらめらと燃えているようです。 松明のようにも・・・

          

季節はずれのキンポウゲ。ここ石仏の道は時が止まってしまったかのようです。



白いアジサイが綺麗な空き地。



ほどなく、唐臼の壺の看板とともに現れた、穴の開いた岩です。
岩に穴を穿って、唐の臼に例えたとか、雨だれが落ちて穴があいたとかいう説がありますが、真実はわかりません。



この近くには、阿弥陀様と・・・



側面には地蔵菩薩がおられます。 右側は説明看板です(クリックしてください)。

   

いつも見上げてしまう竹林は健在!



そして見つけたこの花! このオレンジ色は・・・
な、なんとツチアケビの花を見つけました~
ラン科ツチアケビ属。 初めての出会いです!
葉はなく、オレンジ色の茎が伸びて同じくオレンジ色の花を咲かせます。
アケビの名の由来となったのは、秋に生る真っ赤な実。
ごろんとした実をアケビに例えてこの名がついたそうです。その時期に見に行ってみたい!!
それにしても焦りすぎて撮った写真がほぼ全部ピンボケだったという・・・



ルンルン気分で歩いていたのですが、ふと時計をみるとバスの時間まであと5分しかない!!
走れ~
といいつつ、撮ってしまったマサキの花。なかなか綺麗と思ってみてみたら、ハエだらけ・・・



あたご灯篭の分岐まで戻ってきました(左)。
ここまで来たら、浄瑠璃寺はもうすぐです。
(あとで気付いたのですが、あたご灯篭もバス停だったので、ここで待っておけばよかったらしいです)
時間がないのに、途中の藪の中三尊の石仏もパチリ(右)
われながら、往生際が悪い・・・こんなんだから、写真も何をとったんだか分かりませんね^^;

 

何とか浄瑠璃寺バス停で、木津川市のコミュニティバスに乗ることができました。
岩船寺まではあっという間です。

「おかえりなさい。お疲れ様!」 ピンクのガクアジサイに出迎えてもらいました^^
最初から最後まで花に囲まれ、楽しい一日でした。
皆さんも機会があれば、ぜひ足を伸ばしてくださいね~



 (おしまい)


【撮影:2019/6/29 京都府木津川市】

コメント (8)
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