4月にやんたんで見た植物、投稿準備をしておきながら出し忘れた回がありました。
(茶汁の説明をしたのを覚えておられるでしょうか。その前に出す予定でした。)
お蔵入りにしようかと諦めていたのですが、待てよ?
もうちょっと待ったら、面白い記事にできるかも・・・
ということで、6月最初の土曜日にもういちど行ってきました、やんたんへ!
そこで想像通りの光景にであい、想像以上のいいこともあって、今回の記事にしました。
なんのこっちゃ?でしょうが、とりあえずご覧くださいませ~
巨大砂防ダム工事が行われていた場所には、沢山の棘のある植物が生えていました。
そう、キイチゴの仲間です。
最初はこちら。
花の感じはキイチゴの仲間そのものでしたが、こんな立派な葉が付く種類は見たことがありません。
最初はカジイチゴ?って思いましたが、カジは葉が5裂。
こちらは、3裂で、一つずつの裂片が五角形っぽいです。
調べてみて、クマイチゴ(バラ科キイチゴ属)と判明!
川の向こう側に生えていたので近づけませんでしたが、枝には相当トゲがあるようです。
かなり大きな木も「クマ」にふさわしいかも・・・
でも赤く熟した実はジューシーで甘くおいしいというウワサ。
で、6月再訪時に見たのがこちら。
お~ウワサどおりのジューシーそうな実!
ケーキの上に載せてもオサレな感じ♪
こんな風に生っている場所も・・・
残念ながらほとんど手の届かない場所でしたが、数個だけいただくことができました。
もう一種類はこちら。
ゆるく3裂した葉と心形の葉がミックス。
調べたところどうもニガイチゴらしいです。
近くに咲いていたこちら。一見、葉の形が違いますが、やはりニガイチゴ。
葉の形の変化が大きい種類のようです。
「ニガ」という名前ですが、実が苦いわけではなく、一応食べられるそうです。
(種が苦いということなので、あまり美味しくないかも)
そして6月再訪時に驚いたのがこのニガイチゴの実!
こんな風に・・・
沢山実っていて
前に行ったときに気づかなかった私の目は節穴かと・・
沢山生えていましたが、ほとんど砂止めのためのブロックの隙間などで、よじ登らない限り無理・・・
何とか手の届くところの木をみつけて、一つつまんで試食。
よく熟した実はぽろっと採れてジューシーです。
全然苦くなく、むしろフユイチゴのような酸味は少なく美味しかったです。
ということで、こちらの方はもう少し沢山いただいてきました。
前日の大雨で洗われたらしく、どの実もとても綺麗でした。
こんな感じ。
ネットで調べたら、薄い塩水に10分くらい漬けて虫を取るようにと書いてあったのでやってみました。
でも1匹も虫はおらず・・・
前に収穫しようと思ってやめた宇治川のクサイチゴの実は虫だらけだったのに不思議です。
少しなので、蓋付容器に入れ、小さじ2杯くらいのお砂糖とレモン汁少々をかけて電子レンジへ。
1分ずつ様子を見ながら少しとろみがつき始めるくらいまで加熱。
(冷やしたら固まるので、緩いくらいでOK)
出来たのがこんな感じ。
2回くらい食べたら無くなりそうな量でしたが、朝食に早速いただきました~
すっごく美味しかったですよ!
【撮影:京都府宇治田原町 2021/4下旬(花)、2021/6上旬(実)】