6月上旬に行ったやんたん、文字通りキイチゴの実が一番の「収穫」でしたが、その他にも色々。
2回に分けて、里の花、山の花をお届けします!
最初は里の花ですが、その前に・・・
いつもやんたんを散策するときに停めさせていただくやんたん会館駐車場の横でみかけたちょっとビックリ光景。
ベゴニアちゃん、あんたなんで水道栓の横から咲いてるの!
ほどよく土が溜まり、水気もあるので快適なんでしょうかね~
さて、ここからが里の散策中に見かけた花たちです。
水路脇やブロックの隙間から咲いていたのがこちら。
キツネアザミ(キク科キツネアザミ属)です。在来種。
おや、キツネアザミはアザミ属じゃなくて別の属なんですね。
頭花がまるで蕾みたいに見えるのが特徴。
近くに咲いていたムシトリナデシコ(ナデシコ科マンテマ属)
ヨーロッパ原産。
花に近い葉の下の茎がネバネバして虫がくっついて「捕れて」しまうことから、その名が付きました。
でも食虫植物じゃないので消化吸収はしません。
花粉を媒介しないのに、蜜だけ盗んでいくアリなどをブロックするためと言われているそうです。
なるほどね~
ちなみによく見えませんが、下の写真で葉の下の茎が少し茶色っぽくなっているのがお分かりでしょうか。
これがその「ネバネバ」部分です。
今年初めてメキシコマンネングサ(ベンケイソウ科マンネンソウ属)を見ました。
名前はメキシコですが、原産地は不明。
前にも書きましたが最近地元ではツルマンネングサとコモチマンネングサが主流です。
ユキノシタも沢山咲いています。
ユキノシタ(ユキノシタ科ユキノシタ属)は石垣が大好き。
おそらく石垣の隙間は乾燥しにくいのではないでしょうか。水気の好きなユキノシタには安住の地なのでしょうね。
でもここではユキノシタより猛威をふるう植物がありました。それはこちら。
あのペラペラヨメナが満開でした!
咲き始めが白で、のちに赤くなることから、咲き始めてしばらくたった株では紅白入り混じって華やかです。
白と赤から、お約束の「源平」ということで、別名ゲンペイヨメナあるいはゲンペイコギク。
ヨメナという名前ですが、シオン属ではなく、ヒメジョオンと同じムカシヨモギ属。
なので、ペラペラヒメジョオンという別名も。
中央アメリカ原産とのことですが、今や世界中といっていいほど広がっているそうです。
原産地から、メキシコヒナギクという別名もあるとか。
こちらでも、ほぼ年中咲いていて、いかにも繁殖力旺盛という感じです。
なので、ムキュウギク(無休菊)と言う別名もあるそうで・・・って、別名だらけやんか~
それだけ、目に付く身近な花になっているということなんでしょうね。
ちなみに、園芸をされる方は「エリゲロン」と言う名前の方が馴染みがあるかも。
このエリゲロンはムカシヨモギ属のラテン名です。
長くなっちゃいました。川沿いにはまだウツギ(アジサイ科ウツギ属)が・・・
ホタルブクロ(キキョウ科ホタルブクロ属)も少しだけですが咲いていました。
田植えの終わった田んぼは青々綺麗。サギたちが餌探し中です。
ダイサギですね。写真には写っていませんが、全部で四羽いました。
私が近づくと、みんな飛んでいってしまいました。シャイですね~
と思ったら、すぐ近くに鳥の気配。
わあ、また口に芋虫くわえたホオジロでした。餌とり・餌運び頑張って!
【撮影:2021/6 上旬 宇治田原町】