車に乗っていて道の脇の花が気になることってありませんか?
あ、もちろんわき見運転はダメなんですが、前を向いていても嫌でも目に入ってくるというような。
先日宇治川沿いを走っていた時、道路脇に沢山のオオキンケイギクが咲いているのが見えました。
ところが信号待ちのときによく見てみると、オオキンケイギクだけではなくもう一種類黄色い花がある!?
間違いないです。数年前に初めて宇治川の堤防でみつけたあの花です。
というわけで時間が出来たときに徒歩で見に行ってみました。
沢山のチガヤに守られるように、咲いていました。コゴメバオトギリ(オトギリソウ科オトギリソウ属)!
言っちゃ悪いけど、これがあまり見栄えしないんですよね~
というのも、咲いたと思ったら茶色く枯れてしまって、全体としてはじじむさい感じになってしまいます。
ぶつぶつ言ってないで、とりあえずちょこっと解説。
コゴメバオトギリはヨーロッパ原産の帰化植物で、ただ今売り出し中。
地下茎を伸ばして増えるので、群生するのが特徴です。
その名の通り葉が小さいのですが、対生で整然と並ぶのは他のオトギリソウ属同様。
花の縁に黒点が沢山あるのも特徴です。
宇治川では2017年に初めて見ましたが、その後ガードレール下の斜面に安住の地を見つけたようです。
こうやって花を見ると、いかにもオトギリソウの仲間で結構可愛い。
ここでマイアルバムにある、オトギリソウ属のお花を少しご紹介~
在来種のオトギリソウがこちら。去年の9月にやんたんで見かけた花です。
ひいき目かもしれませんが、上のコゴメバオトギリより上品な感じ。
後は最近あちこちで見かける園芸種(いずれも木本)をどうぞ。
昔から人気があるのがこちらのビヨウヤナギ(美容柳)。中国原産の落葉低木です。
蕊の多さと長さに、見た人みんながうっとり。
駅前の植え込みで咲いていたヒペリカム。
(ちなみに、ヒペリカムはオトギリソウ属のラテン名で、園芸種の総称となっているようです。)
大輪のこの花はヒペリカム・ヒドコートと思われます。
忘れてはならないこちらがわが家に咲いている「ヒペリカム」。
本名は、ヒペリカム・アンドロサエマムという貴族的な(?)名前のようです。
こうやって見ると小さい花ながら、蕊の長さ・多さ、赤い実が楽しめるなど、優れものですね。
ということで、今日はオトギリソウ属総集編でした~
あとはオマケ。コゴメバオトギリを撮った日と同じ日にみた宇治川の植物です~
はい、前にもご紹介した自立してないセイヨウヒキヨモギばかりでした・・・
ちょっとなんとかしてえな。迷惑してるねんけど。
・・・とアカツメクサが言ってるとか言ってないとか。
あとはブタナと
まだ咲いていたナヨクサフジと
ついに咲き始めたヤブガラシの花くらいでしたね~
この小さい蝋燭のような花をみると、スズメバチが来るのではとビクビクします。
ということで、今日はこれでおしまい。
【撮影:2021/6/6 宇治川】