やんたん初夏の植物、今度は山で見かけた植物たちです。
まず最初に目を引いたのがこちら。
なんの変哲もないヤマアジサイですが、自生の花はパッと目立ちます。
微妙に色の変化があって楽しいです。
水辺が好きなのか、日当たりが比較的良い山の入り口近くの水辺に何本か咲いていました。
沢に咲くことから別名サワアジサイとも。
雨の後だったのでいつもの流れも水量が多くて涼し気。
残念ながら林床の植物は端境期でほとんど見当たらず。
唯一何か所かで見られたのがこちらのタツナミソウ。
この花のように、縦に花が付かず、同じ場所から花が咲く種類はオカタツナミソウなんだそうです。
シソ科タツナミソウ属。
ミズタビラコ(ムラサキ科キュウリグサ属)はそこここで咲いていましたが、写真がことごとく失敗・・・
とりあえず参考写真です。例の「さそり状花序」ですね。
こんな感じで沢山咲いていました。
大滝です。水しぶきがかかり、マイナスイオンがたっぷり。
お不動さんにお参り。
ここから帰り道です。
不思議と、行きに気づかなかった植物に気づくことがあります。
ミヤマキケマン(ケシ科キケマン属)。
わずかに残っていました。
こちら、蕾は沢山あったものの、雨上がりで日照不足だったせいか花が咲いていたのはこの1つ。
ミゾホオズキ(ハエドクソウ科ミゾホオズキ属)。
余談ですが、昔ゴマノハグサ科だったものの多くがハエドクソウ科になってイメージが変わってしまいました。
そして今日のイチオシはこちら。
マルミノヤマゴボウ(ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属)の花が咲いていました。
実際の花は、純白ですごく綺麗でした。
ヨウシュヤマゴボウに似ていますが花が直立し、数も多いです。
遠くから見ても目立ちます。
マルミノヤマゴボウと言えば去年8月に真っ赤な実のあと(萼)を見て度肝を抜かれた、あの植物。
下の写真では実は1つだけですが、今年はちゃんと黒い実を確認してきます。
そんなこんなで、何もないといいつつ楽しみました。
2回で終わるつもりでしたが、「?」の木がいくつかあったので、明日クイズにしますね~
【撮影:2021/6 上旬 宇治田原町】