本当は6月上旬の花は昨日全部出してしまうつもりでしたが記事が長くなりすぎました。
今日は続きです。
それにしてもタイトルが長すぎたかも・・・
最初はオオバウマノスズクサ(ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属)です。
前に「ジャコウアゲハの幼虫がいるよ」と教えていただき、もしかしてと見に行きました。
結果は・・・残念!6月のはじめだったのですが、もう幼虫は羽化したか、鳥の餌になっていました。
場所柄、鳥の餌の可能性の方が高いかもしれませんね。
その鳥ですが、木々の葉がどんどん繁ってきて、声はすれども姿が見えず・・・
唯一出てきてくれたのが、相変わらず可愛いヤマガラちゃんです。
慌ててカメラを向けましたが、全然こちらを向いてくれません。
ようやく向いてくれた一瞬に撮ったのがこちら。
ピンボケですが、久しぶりで嬉し~
生き物の姿はあまり見ませんでした。
こちらはカナヘビですか?
もう終わりかけのキク科たち。
ハンカイソウ(キク科メタカラソウ属)の名残花。
そしてミヤマヨメナ(キク科シオン属)の名残花です。
花が少ない時は、一輪も逃しません(笑)
他にも少し咲いていた花がありましたが、中旬にも咲いていたのでそちらの特集に合流させます。
昨日と同様、「で、アイイロニワゼキショウって!?」と叱られそうなのでそろそろ・・・
こちらがアイイロニワゼキショウ(アヤメ科ニワゼキショウ属)です。
皆さんお馴染み、ニワゼキショウと同様、北米原産の帰化植物。
花弁の先がくぼんで、そこから1本ひげが生えています。
花の色は濃い藍色であることから、この名が付きました。
植物生態園にも以前ありましたが、上の花は針葉樹ゾーンの下で見つけました。
せっかくなので、ニワゼキショウの種類をどうぞ。
普通のニワゼキショウにも、濃いめの赤紫色と
白っぽい薄紫の花があります。
これらはどちらもよく見かけ、色が混在して生えていることも多々あります。
芝生や堤防など、日当たりのいい場所が好きみたいですね。
で、こちらの花はというと・・・
上の白っぽいニワゼキショウの縮尺違いのように見えますが、実際の花のサイズが小さいです。
こちらはオオニワゼキショウ。
なぜ「オオ」なのに花が小さい?
実は草丈自体はニワゼキショウより大きく、30cmくらいになることもあるそうです。
頭が小さくて、背が高いのはスタイルがいいのでしょうけど、花の場合は頭が大きい方がいいかも。
ニワゼキショウの仲間の中で一番好きなのがこちらのセッカニワゼキショウ(雪花庭石菖)。
同じく北米原産の帰化植物ですが、今のところ、宇治市植物公園でしか見たことがありません。
オオニワゼキショウとは逆に背が3~10センチととても低いです。
いかがでしたでしょうか?
このニワゼキショウ、やけに花が小さいなと思ったら、それはオオニワゼキショウかもしれません。
色の違いも面白いです。
どこにでも見られる花なので、どうぞ観察してくださいね!
明日は菖蒲園のショウブをお届けしたいと思います。
こちらの菖蒲園を真面目に見たのは初めてですが、なかなか綺麗でしたよ。
【撮影:2022/6 上旬 京都府立植物園】