なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

雪の植物生態園早回り~京都府立植物園2023/1末(1)

2023-02-06 05:35:28 | 植物

一昨日、昨日は立春にふさわしく春の花をお届けしました。
今日からはまた季節を巻き戻して、先月末に行った京都府立植物園の様子をご覧ください。

朝の予想気温がマイナス2℃くらいだったので、シモバシラの霜柱ができていることを期待して出かけました。
到着は開園時間の少し前。地下鉄の階段を上って北山門の前までいくと・・・
あらら、雪がまだ沢山積もってるじゃないですか。


家を出たときはほぼほぼ雪は融けていました。京都駅もしかり。
その先の様子は地下鉄なので分からず。
9時になったのでとりあえず中に入りました。
植物生態園の園路を歩くと、両側に雪がびっしりです。


草はほぼ全て雪に埋もれ、わずかにマンリョウなどの木が顔を出していました。
まあ、これはこれで風情がないことはないですが・・・


池もこれこの通り。
おまけに晴れているので日向と日陰のコントラストが強すぎる!


まあ、そもそも何もないんですけどね(笑)
入り口にある、今咲いている花の案内板。
いつもは真ん中に地図があって細かく咲いている花が書いてあるのですが、今はこの通り。



それでも折角来たので、鳥さんでも探しましょうか。
同じような大砲レンズの方々が結構うろうろされていました。

紫色に紅葉したスズカケトラノオ。色があるだけで嬉しいです。


サラシナショウマの実のあと。種はもう落ちちゃってますね。


向こうに見える、枯葉の付いた木は・・・


「落ちない君」のヤマコウバシ(クスノキ科)でした。
前にあった説明板によると、雌雄異株なのに雌株しか存在せず、単独でも結実するそうです。
それより有名なのは、冬になっても落葉しないこと。
「落ちない」ことから、受験生の人気を集めているそうです。


近くにあった別の説明板。
ああ、アズキナシ(バラ科)の実が生っているようです。
頑張って空を向いてズーーーム!


こちらの説明板によると、ナナカマドの近縁なんだとか。
果実はいわゆる「ナシ状果」だそうですが、こんなに小さかったら鳥も食べていません。

あ、ノシランの実が瑠璃色に!
半分以上落ちてしまっていましたが、色づきが進んでいました。


こちらは雪に埋もれた実・・・寒そう!


フウの落ち葉をザクザク踏んでいきます。


生態園を出てしまいました。
え、これだけ?

肝心のシモバシラ、ありかも分からないほど、雪に埋もれていました(笑)

慰めるように、別の出口近くに黄色い花が・・・
お~、返り咲き、迷い咲きが大得意のヤマブキがぽつぽつと咲いていました。
なぜかこの場所だけいつも咲いています。


生態園脇の水路沿いに、アジサイの茶色い冬芽と、緑の冬芽。
妖精さんに見えるはずなんですが・・・


          

寒いので熱い飲み物でも飲みましょうかね~
森のカフェ方面に向かいました。
ピンクのツバキが綺麗です。


大芝生広場です。
寒そうですが、あちこちに雪だるまのあとが沢山。
一番降った翌日には、きっと沢山の子供たちが遊んでいたんでしょうね。


生態園には花も鳥もいなかったので、他の場所を歩いてみることにしました。

(つづく)

【撮影:2023/1/29  京都府立植物園】

コメント (15)
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