ここのところ鳥さんネタ続きですが、今日は久しぶりにお花。
この日はお天気が良く、暖かい日だったせいか、足元に小さな花たちの姿が・・・
まず目についたのが、セイヨウタンポポ(キク科タンポポ属)
その名の通り、ヨーロッパ原産の帰化植物です。
最近は寒すぎて地を這うように咲いている姿しか見ていませんでしたが、日差しに背伸びしているよう!
花木園の寒々した木々の下で精一杯咲いていました。
羊の角のようにくるんと巻いた蕊が見たくて、ついついアップの写真をさらにトリミング・・
タンポポの花のつくりは小学校でも習うようで、小学生向けの説明をついつい熱心に読んでしまいました。
一枚の花弁に見えるのが1つの花というのは有名ですが、花弁が五弁だって知ってました?
花に5本の筋が見えますが、5枚の花弁が完全にくっついた「合弁花」なんですって。
知らんかった~
くっついて筒のようになった雄蕊の中央から雌蕊が伸び、花粉を押し出します。
そして雌蕊の柱頭がくるんと丸まって、その内側に花粉が付くと受粉するそうです。
なるほど~
ちなみに、今回花を分解しませんでしたが、1つの花を取り出すと根元にはすでに綿毛が見えるそうです。
説明によるとこれが「萼」。え~そうなの!?
今更ですが、勉強になりました。
北ゾーンでは色々な小さい花が見られました。
同じキク科でまだ蕾ですが、こちらをどうぞ。
うわ~、痛そうなロゼットですね。
中央部分をよく見ると、黒っぽい蕾がいくつも付いていました。
こちらはオニノゲシ(キク科ノゲシ属)
ヨーロッパ原産の帰化植物です。久しぶりに見ました。
さらに歩いていると、小さいブルーが目の端に・・・何だろう?
キャー!フラサバソウ(オオバコ科クワガタソウ属)発見!
隣のハコベと比べると、小ささがお分かりかと思います。
改めて周りを見てみると、沢山咲いていました。
お天気が良かったので、花弁の透明感がたまりません!
オオイヌノフグリ(星の瞳)のミニチュア版のような花ですが、萼の毛が半端じゃありません。
よく見ると、萼だけじゃなくて、葉もとっても毛深いです。
毛深いっていいですよね~
すぐお隣には、オオイヌノフグリの空色の花も咲いていました。
星の瞳と言う別名がピッタリの素敵な姿。
フラサバソウのお姉さんみたいですね。毛は少ないですが・・・
フラサバソウとともに、ヨーロッパから帰化しました。
明治初期だそうですから、意外と新しいですね。
ここにもハコベが写っていますが、同じくらいのサイズです。
他にも、ヒメオドリコソウ(シソ科オドリコソウ属)が!
こちらもヨーロッパ原産の帰化植物。
地元の場合は田んぼの畦が多いのですが、こちらは周りに木々があるので落ち葉から咲きます。
エノキの落ち葉が見えていますね。
そして、ナズナ(アブラナ科ナズナ属)がすご~く一杯咲いていました!
沢山の小さい春の花を見つけて、すっかり気持ちが明るくなりました。
それにしても、早春の花ってヨーロッパ原産が多いですね。
ザ・国産はナズナだけ。
ちょっと気になったのは、秋から咲きはじめていたホトケノザが見えなかったこと。
今ちょっと休憩中なのかな~
最後に・・・
今日のお花はほぼこの付近で撮りました。
秋に沢山のヒガンバナを見たところです。
明日は南エリアの川辺で見た光景をお届けしますね!
【撮影:2023/2/4 大阪府枚方市】