9月初めに歩いたとき発見した、夥しいイシミカワ。
その時はまだ、初々しい緑の実ができ始めたところでした。
下旬に行ったときは雨の後で近づけず、ようやく10月初めに様子を見に行くことができました。
ルンルンと歩いていく途中、イシミカワより前に、こちらの花にトラップ。
マメアサガオ?
いえいえ、中央が少し濃い赤紫で雄しべの葯が白。
そう、最近売り出し中のホシアサガオです。
雨の後は全部閉じていましたが、この日はとてもいいお天気。
見事に花開いていました。
少しわかりにくいですが、道の左右、点々と白く見えるのはすべてホシアサガオです。
クズの葉に埋もれるようにホシアサガオ。
クズもツル植物ですが、そのツルにホシアサガオのツルが巻き付いています。
道の進行方向右側にも沢山のホシアサガオ
可愛いですね~
それにしても、前は白やピンクのマメアサガオが主流だったのに、いったいどうしたことでしょう?
どこまで行ってもホシアサガオばかりです。
ちょっと調べてみたら、マメアサガオが北米原産なのに対して、ホシアサガオは熱帯アメリカ原産。
では熱帯アメリカとは?
こちら明確な定義はないようですが、赤道の南北に位置する、中米、南米北部ということらしいです。
なるほど~
想像ですが、これまで日本に来る帰化植物は北米か欧州原産。
それが温暖化に伴い、熱帯アメリカ産が押し寄せてきているのではないでしょうか。
最近増えたマルバアサガオなども熱帯アメリカ産です。
学術研究をしたわけではありませんが、実感としてはそう思います。
それにしても、マメアサガオはどうしたのでしょうか?
あ、ありました!
葯が赤紫なので間違いなくマメアサガオ。共存しているようでホッとしました。
ホシアサガオゾーンを過ぎると、しばらくオギゾーンが続きます。
そこを通り抜けて、見晴らしがよくなった辺りが、今日のもう一つのテーマであるイシミカワ。
これこの通り、水に浸かってもなんのその。ますます元気に広がっていました。
前には「小路」と書きましたが、もうこれは広場です。
今回もまだ主流は緑の実でしたが、
綺麗に色づいた実も沢山!
あ、ここにも、あそこにも!
綺麗綺麗!
いくら撮ってもキリがありません。
まだまだ色づく前の実が大量に・・・
これらが全部色づいたら壮観だと思います。
こちらもまたフォローしなくては・・・
ということで、クズ、ネナシカズラに続き、ホシアサガオ、イシミカワの大群落をご紹介しました。
明日は忘れてならない、河川敷の主役が登場です。
【撮影:2022/10/2 宇治川】
なるほど~
こんなに増えたらちょっと心配になりますね。
同じ種類ばかりだと、いわゆる生物多様性や、種の保全の観点からも問題があるかもしれません。
でも宇治川の観察を始めてから今年で5年になりますが、外来種だからといって全部増えるわけではありません。
何かの条件が整えばわっと増えて、その条件がなくなるか、別の強い種が現れたら消える・・・
そんな繰り返しなのではないでしょうか。
素人考えですが・・・
クズは万葉の昔からある植物なのであまり心配していません。
でもできれば有効利用法を考えてほしいですね。
セイタカアワダチソウはあれだけ悪者扱いされたのに、今は濡れ衣が晴れています。
それどころか、乾燥した花穂は入浴剤にして、アトピーなどにもいいそうですよ。
何がよくて、何が悪いなんて分かりませんよね。
それより私が心配なのが砂漠化です。
気候変動や、都市開発などで砂漠になってしまうのが一番怖いです。
ホシアサガオは熱帯アメリカ原産なので、さすがにピエロさんのお近くまでは進出していないかも・・
イシミカワは沢山あるのですね!
こちらは棘が無ければいい子なんですけど~
実の色付きですが、ひょっとして一斉には色付かないのかもしれません。
いつ行っても、ぽつりぽつりしか色付いた実をみたいので・・・
時が経つにつれて、地面で見る実が増えてきているので、熟すやいなや落ちてしまうのかもしれませんね。
宇治川で見るのは初めてでしたが、もっと前から少しずつ増えていたのかもしれません。
地元の池のほとり、フェンスに絡まっているホシアサガオは、2018年に見たのが初めてでした。
その頃は控えめで、見つけて喜んでいたのですが・・・
まあ、可愛いのでいいです。
マメアサガオも可愛いですけど、今年はちょっとホシアサガオに押され気味でした。
マルバルコウはいい勝負していますが、なぜか河川敷では少数派です。
ヒルガオ科サツマイモ属の覇権争いも面白いです^^
どうぞダリアクミコさんもお出かけになってくださいませ。
マメアサガオでも、ホシアサガオでも、ピンクの花が可愛いですね。
こちらはトゲもないので、増えてもあまり気にならないです。
通勤途中のフェンス一面に毎年咲くのはマメアサガオですが、無情にも鉄道会社が花半ばで除草してしまいます。
熱帯アメリカですが、北回帰線と南回帰線に挟まれた区域で合っているでしょうか?
ネットで調べてもなかなか「定義」が出てこないので、悩んでしまいました。
常識なのかも!?
いずれにしても、暑そうなところですね・・・
イシミカワの実は、最初は緑でだんだんピンク、紫、青、藍色と変わるようです。
なので、完全に熟すと藍色一色になりちょっと単調。
途中の色々撮り交ぜた実がいいですね~
この三連休に行った時はもうちょっと沢山色づいていましたが、まだまだ緑でした。
全部色付いたところが見てみたいです。
さざんかさんの投稿へのコメントが遅くなってすみません。
帰りの電車の中からコメントさせていただきました。
タイミングが合わずにすみません💦
マイアルバムを見てみると、初めてホシアサガオを地元で見たのが2015年。
その後、数株程度は毎年見ていましたが、こんなに沢山のホシアサガオを見たのは今年が初めてです。
きっとこの河川敷が生育条件にぴったり合っていたのでしょうね。
真っ赤でいかにも熱帯アメリカっぽいマルバルコウは北米原産でした。
最近増えているヒルガオ科サツマイモ属。
勝利を収めるのはだれでしょう。
それとおっしゃるように、今でも普通のアサガオの野生化した花をあちこちでみかけます。
涼しくなると、なぜか昼になっても開いています。
これも温暖化の影響でしょうか。
ここまで来たなら、ぜひサツマイモの花を見てみたいものです。
イシミカワ、こちらの方がちょっと厄介ですね。
棘のあるツル植物の増えすぎは、ほどほどにお願いしたいです・・・
全く同感です。
帰化植物の投稿をするときは、なるべく原産地も書くようにしています。
数年前まではほとんどが北米か欧州だったのに、最近は半分以上熱帯アメリカ産になってしまった気がします。
おっしゃる通り日本の亜熱帯化の表れなんでしょうか・・・
イシミカワ、おっしゃる通り棘がきついですね。
不幸中の幸いは、実が引っ付き虫ではないことです。
実は三連休の雨の止み間に、同じ場所を歩いてきました。
色づいた実はバラバラ落ちて、地面に沢山落ちていました。
鳥がこの棘の藪をくぐってついばむとも思えないのですが、だれが実を運んでいるのでしょう・・・
実に縫合痕!なかなかの表現ですね!
それは思い浮かびませんでした。
なんとなくイシミカワの実といえばあの皺がつきものなので、疑問を持ちませんでした。
成り立ちを聞くと、なるほど~です。
今日も勉強になりました。
fukurouさんをはじめ、皆さんのコメントで、拙ブログに広がりが出てきます。
本当に感謝です!!!
川沿いのお散歩、おっしゃる通り、とっても楽しいです。
一見、クズしかないように見える場所でも、こうやって沢山のホシアサガオがまるで星のように咲いています。
上手く共存していると思われませんか?
イシミカワはここ数年で急に増えたように思います。
綺麗な色の実は、実は萼片が丸まったもの。
鳥に見つけてもらうためにこんな色になったのでしょうか。
鳥の目にはどんな色に見えるのでしょうね。
shuさんも川沿い散歩再開ですね。
どんな水路っぽい川でもきっと何かあると思います。
ぜひ探してみてくださいね!!
宇治川には本当に色々の植物が群生するのですね。
それだけ植物たちにとっては、住みやすい環境なのでしょう。
全国の河川も同様に、外来種に占拠されているのかと心配になります。
今日のホシアサガオや、昨日のネナシカズラとも可憐な花ですけど。
可愛いからと、そのまま放置して良いものかとも考えてしまいます。
クズも含めて写真のような凄まじい増え方をすると、気味が悪くなります。
専門的な知識が無いので、なんとも言えませんが、増え続ける雑草?。
何とかしなければと思う時期が来るのではと、とても気になります。
私は浅薄な知識しかないので、的外れな心配をしているかもしれません。
なつみかんさんのような、造詣の深い人から見たらどうなのでしょう。
ホシアサガオは見たことが無いけれどこんなに沢山蔓延っていたんですか。
クズモンスターを上手く使ってどんどん絡んでいく様は凄いね。
イシミカワ こちらでも沢山見るけれどこんなにいい色になったのは見かけないわ。
棘を敬遠しているから気を付けて見ていないのかも・・・
こんにちは~
ホシアサガオ
ここでもクズと一緒にでもクズに負けていませんね
ホシアサガオは余り見たこと無い可愛い可愛い
マメアサガオは芝川貯水池でも見かけますが
今年は見てません、ご無沙汰しております。(笑)
刺激受ける映像に重い身体で頑張りますよ(笑)
宇治川河畔にはつる性の植物が多いですね。
クズ、ネナシカズラの次はホシアサガオにマメアサガオですか。
どちらも小さくて可愛いですが、やはりピンクの方が私好みです。
熱帯アメリカはピンと来ませんでしたか?
赤道はエクアドルを通っています。
エクアドルはスペイン語で赤道という意味ですから。
(英語ではequatorですね。ご存じでしょうに、余計なことを書いてすみません。)
さてイシミカワ、これも大群落をなしていますね。実の色がとても綺麗です。
fukurou先生が説明して下さいましたが、実を包んでいるのは萼なんですね。
最後には藍色になるのでしょうね。
行徳近郊緑地で少しだけ見たことがあります。
この群生地の実が全部色付いたら、さぞ綺麗なことでしょう。
宇治川河畔はネタがいっぱいでいいですね。
良かったら私の9日の投稿を覗いて下さい。
厚かましくてすみません。
ホシアサガオが多い(@_@)(@_@)
これは、不思議さとともに、小さい朝顔同士の
勢力争いでしょうか???
私が知っている川沿いも、ほとんどがマメアサガオだったんですが、
もしかしたら、今、見に行くと変わっているのかと
思いました。
今日、久しぶりに朝、少しウォーキングしたんですが、まだ普通の朝顔を見ます。
色々な実ができてきている初秋なのにと、
思いつつ、さらにトキワマンサクまで見ました。
なんだか、分からなくなってきました(@_@)
そんなことを思いつつ、
イシミカワ、色々な色が鮮やかですねぇ~
おはようございます。
最近熱帯アメリカ原産の帰化植物が多いと思っていました。
熱帯アフリカ原産までありますからね。
やはり日本が亜熱帯化していることの表れでしょうか?
夏の過ごし方が年々難しくなりそうですね。
喜ぶのは帰化植物ばかり。
イシミカワ、とてつもない植物です。
同じ強い繁殖力を持つクズは棘がない分ましかもしれません。
面白い植物ですね。
ひとつは葉のつき方。
葉柄のつく場所がずれています。何で?といつも不思議に思っています。
もう一つはブドウのような果実。
どの果実を見ても表面に皴が目立ちます。
まるで手術して縫い合わせたような。
不思議に思ったので調べてみると、花のあと萼片が肉質となって果実を包むとか?
どうりで縫い目のような筋があるわけです。
花の時期に、花びらのように見える萼が実の時期には果実を包んで藍色になるというのは不思議です。
だから藍色の萼を剝いた中身が果実と言う訳です。
長々と失礼いたしました。
目的をもって歩かれているので、それが良いのでしょうね。
ホシアサガオは予期せぬ出会いで、そんな出会いも嬉しいですね。
イシミカワの実はきれいですね。
熟した実を鳥が食べて、この一年草は生育範囲を広げているのでしょうね。
新たに入った北米では、クズ同様危険な植物として扱われているようです。
私も一昨日、久しぶりに川沿いの道を歩きました。
同様に川岸には蔓植物が繁茂していて、私はそちらには目をやらず、足元ばかり見ていたようです。
暑くもなく、寒くもなく、散策にちょうど良い季節です。
明日の主役も楽しみにしています。