西教寺のお堂は大本坊から回廊を伝って参拝することができます。
回廊にも、点々と風鈴が吊られており、目を和ませてくれます。
まずは本堂にお参りです。
ご本尊は阿弥陀如来(重文、平安時代)です。
ここは撮影禁止なので写真はありません。扉だけ。
左手の建物は客殿(重文、桃山時代)です。
こちらは豊臣秀吉の伏見城にあった宮殿を移築したもので、部屋には狩野派の襖絵が書かれています。
この辺りにはさすがに風鈴がありませんでしたが、さらに先に進むとまた風鈴が。
左手には書院、右手には庭園がありますが、その庭園がビックリでした。
これだけ見ると、お寺とは思えない飾り付けが・・・
ホームページで確認すると、こちらは、「風鈴と和あかり」の会場となっているようです。
7/27~9/8の週末、「境内に光が織りなす極楽の世界」が出現!
申し訳ないですが、昼間に見る日本庭園のイルミネーションは、かなり違和感があります。
廊下に下げられた色々な風鈴。
ちなみに、参拝の途中で金色の風鈴を見つけたら、子供限定で風車をもらえるそうです。
大人向きには、期間限定風鈴見開き御朱印に金印が押してもらえます。
私もいただきましたよ~
横は書院です。
そこが和あかりの会場なのでしょうか、昼でも薄暗く、十分風情がありました。
回廊には風鈴。風鈴越しにライトアップの庭が見えています。
客殿に続く回廊の風鈴です。後ろにうっすら見えているのは石仏?
近づいてみることにしました。
やっぱり!石仏が沢山。
こちらは来迎阿弥陀二十五菩薩石仏。
阿弥陀如来に随行する菩薩といえば、平等院の雲中供養菩薩像を思い出します。
西教寺の石仏も、やはり笙や横笛・琵琶・琴などを奏でるお姿が彫られています。
やはり風鈴が綺麗です。
そろそろ一周回って受付や売店のある大本坊に戻ります。
風鈴は見納めです。
大本坊前にも庭園があります。落ち着いた風情ですね。
鳥好きなので、襖にかかれた紋所が気になりました。
こちらが西教寺の御紋(三羽雀)だそうです。外の門に彫られたスズメの方が可愛いですね。
見所沢山の西教寺拝観を終え、帰りはケヤキ坂を下りていきました。
その名の通り、ケヤキの巨木があります。
本殿の屋根をはるかに越す高さです(左)。樹皮が独特なので、ケヤキは分かりやすいです(左)。
下りるとそこにも石仏が何体か並んでいました。
こちらは不動明王。
西教寺を堪能して、日吉大社に向かうことにしました。
ここで、1日の投稿に戻ります。
最後は西教寺から見た琵琶湖です。
湖南なので幅は狭く、ちゃんと湖に見えますね!
これが広いところに行くと、海にしか見えません。
ということで、久々に訪れた滋賀県には見所満載でした。
だからというわけではありませんが、このまた1週間後に草津まで足を伸ばしたというわけ。
その話はまたこんど・・・
【撮影:2024/8/17 滋賀県大津市】
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>光が織りなす極楽!... への返信
こんばんは~
最近のお寺さんは・・・とか思っていましたが、古い建物と風鈴やイルミネーションがうまくマッチして、現代人の心をつかんでいるようです。
随所に拝観する人に喜んでもらおうという工夫が感じられたのも好感が持てました。
見開きの御朱印もてっきり一枚書き(書き置き)かとおもったらちゃんと書いてくださいましたよ~
雀の御紋ははっきりとは分かりませんが、子孫繁栄や五穀豊穣などの意味があるようです。
なるほどですね!
お父様のご実家から見える琵琶湖は幅が広いところなのですね。
たまにこの広い琵琶湖が見たくなることがあります。
湖南は諏訪湖に似ているのですね!
ran1005さんは湖にご縁がありますね
>こんにちは... への返信
こんばんは~
風鈴があるのはホームページを見て知っていましたが、その他にも傘や飾りが色々あってなかなかのものでした。
わざと部屋を暗くして見せてくださっているのが良かったですね。
木を見上げて写真を撮るのは昔から大好きです。
ブログのタイトルも「木々を見上げて」ですので(笑)
>おはようございます... への返信
こんばんは~
元々イラチなのですが、結構ゆっくり回りました。
建物が回廊でつながっているので、何度も同じ場所に行ったりして・・・
「ここで迷うか~」と自分に突っ込みを入れていました。
客殿の襖絵も良かったです。
ご本尊の阿弥陀如来は美しい仏様ですね。
紹介しきれませんでしたが、西教寺は坂本城主だった明智光秀ゆかりのお寺でもあり、奥方や一族のお墓もあります。
このお寺だけでも日本の歴史を感じました。
>おはようございます^^... への返信
こんばんは~
菊の御紋のあるお寺は、門跡寺院などが多いのですが、こちらはなぜか調べてみました。
創建は聖徳太子の頃ですが、西教寺と言う名前を付けたのは大津京を開いた天智天皇なので、その縁ということのようです。
いずれにしてもなかなかの歴史ですね!
おっしゃる通り、どの建物も一見シンプルに見えて、実に造りが凝っています。
全然詳しくないのですが、その私が見てもすごいなあと思いました。
でも昼間のイルミネーションはちょっと間が抜けています・・・
写真で拝見すると何処も、そこはかとなく雅で京都らしく感じます。
仏像の行燈の在るお部屋に配置されて居る楕円形の飾りは何でしょう?
石仏の祀って在る回廊は初めて拝見します。
西教寺様の雀の御紋にも謂れが在るのでしょうネ。
そうです。
父の実家の方から見える湖北の琵琶湖は対岸が見えず・・・
竹生島だけが視界に入るだけで海の様でした。
大津付近の高台から見える琵琶湖は、諏訪湖にかなり共通した風景ですヨ。
色んな思考があり楽しませてもらえますね
ケヤキの巨木 撮影上手い
巨木の感じが素晴らしい
楽しませてもらいました
素晴しい時間を過ごされましたね。
お寺さんの境内がまるで美術館のようです。
心静かに参拝と観賞の両方ができて、本当に素晴しいことですね。
ご本尊の仏像は平安時代に作られた阿弥陀如来坐像ですね。ネットで拝見しました。
他にやはり重文で鎌倉時代に作られた薬師如来坐像も、素晴しい作だと思いました。
ご紹介いただき、ありがとうございました。
菊の御紋でしょうか、聖徳太子が作ったそうですが、
どこかで、天皇とつながっているのかなぁなんて
素朴なことを思いました。
ここは、ほんと美術館のようでもありますね。
どの写真も見入ってしまいました。
こんな建築物、庭を大昔、重機など無い時代に
つくったことに驚きます。
そして、今ならADで設計する図面も手で書いたんですよね。
昔の人たちはほんと凄いです