二葉山麓七福神巡りもあと2か所です。
本文に入る前にちょっと休憩、途中で見た光景ですが・・・
ベンチが2つあるだけの小さい広場ですが、タラヨウ(はがきの木)中央に植えられています。
それにしても、まだ葉が小さすぎて字が書けない!?
6.國前寺 - 大黒天
いきなりドドーンと現れた山門。
こちらは元々弘法大師によって開かれた真言宗のお寺だったそうです。
それが暦応3年(1340)、当地を訪れた日像上人によって開山され、日蓮宗のお寺となりました。
その後、藩主浅野光晟と夫人の自昌院(前田利常の姫)が帰依したことにより、栄えたそうです。
本堂です。扁額には龍華樹院と書かれており、少しエキゾチックな感じがしました。
両側にソテツが植えられているからでしょうか。
重要文化財に指定されています。
植物に飢えているので、ヤブランの花に目が釘付け。まだ咲いているのですね。
こちらの七福神は、
大黒天です。大国主命と神仏習合した神で、農業の神様でもあります。
大きな袋と打出の小槌がトレードマークで、財宝、福徳開運の神様として信仰されています。
「打つ槌に 宝の雨を ふらしつつ 無福の民を 救う御神」
7.聖光寺(しょうこうじ) ー 布袋尊
七福神巡り、ラストは聖光寺です。
國前寺から5分くらい東の方に行った場所にあります。
これまた何だかすごい感じのお寺ですね。
曹洞宗のお寺だそうで、この日はひと気が感じられず、おそるおそる中に入りました。
境内は非常に広く、キョロキョロしながら進みました。
ようやく右手に本堂が見えてきました。
門が閉じていましたが心配は要りません。
生き物が中に入らないよう閉じているだけで、参拝するときは自分で開けて入れます。
こちらが本堂です。
赤い階段を登って本堂の入り口わきに書置きの御朱印がおいてありました。
本堂の戸は鍵がかかっており、外から参拝することになっています。
本堂前のお庭は、日本庭園になっていました。
そして最後の七福神は、
布袋尊です。
弥勒菩薩の化身と言われており、大きな袋には宝物が一杯入っています。
笑門来復、夫婦円満、子宝の神として信仰を集めています。
なるほど、笑う門には福来る、の由来は布袋尊だったのですね!
ラストを飾るのにふさわしい神様でした。
「限りなき 宝の布袋 みてはげめ 笑う門には 福来るなり」
ふぅ、これで満願。新幹線の予約時間にはまだ間がありましたが、そろそろ戻ることにしました。
駅前まで来たときに見つけた木。もしやあれは・・・
わ~、見たかったシリブカガシです!
雌雄同株異花で、放射状にのびている柔らかそうなのが雄花、真ん中から伸びている緑のが雌花です。
残念ながらドングリは見当たりませんでした。
花が咲いてから実が生るのは翌秋だそうです。
シリブカ(尻深)の由来はどんぐりの殻斗がくぼんでいるから。
カシと名が付いていますが、マテバシイ属なので、どんぐりは食べられます。
新幹線入口まで徒歩約15分、喉がカラカラ、お腹も空いていたので駅のスタンドでこんなものを・・・
生絞りレモンスカッシュ(レモンが一個丸ごと入ってる)と焼きたてレモンケーキです。
体に沁みた~
これで今回の広島旅行記は終了。
あまり時間がない人でも二葉山七福神巡りは行くことができるかもです。
結構じっくり歩きましたが、きっかり2時間でした。
注意が必要なのは、もし御朱印が欲しい場合は小銭を大量に用意しておくこと。
無人の社務所に置いてあって、お金は賽銭箱に入れる方式が多いので、小銭がないと泣くことになります。
久々にがっつり旅行記を書いたので、明日からしばらくはゆるゆる投稿に戻ります。
沢山読んでくださってありがとうございました。
【撮影:2024/10下旬 広島市】
こんなところにも前田家の影響があったんですね。
当時の前田家の強さを感じます。
見たかったシリブカガシ
シリブカガシって言うのを知らない私ですが、
見たかったが見られてよかったですね^^
生絞りレモンスカッシュ(レモンが一個丸ごと入ってる)と焼きたてレモンケーキ
これは、美味しそう~
いい休憩になりましたね。
もし知らずにこのシリーズを見たら、数日の旅行??って思いますよ^^
>おはようございます^^... への返信
こんばんは~
神社仏閣巡りをしていても木の方に目が行ってしまいます。
「はがきの木広場」なんていう看板があったのでキョロキョロしましたが、タラヨウとは気づかないほど小さい木(笑)
それに、二葉山がシリブカガシの群落になっているというのも感動しました。
ぜひ再訪したいです。
生絞りレモンスカッシュ、本当に美味しかったです。
疲れた体にしみいりました!