なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

初夏を感じる青空散歩

2020-05-21 07:12:23 | 植物

関西では緊急事態宣言が解除されそうです。
日常が少しずつ戻るのは嬉しい反面、テレワーク後のお散歩に行けなくなるのがちょっと残念。
急いで、ほんの数枚ずつ撮りためた写真、出していこうと思います。

こちらはよく晴れた日の夕方、いつものお散歩道へ・・・
緑道の手前では、大好きなセンダンの蕾が綻んでいました。
(今は満開を通り越して、散り始めています)


入り口ではシャリンバイがお出迎え。
(トベラと並んで遊歩道などに多い植物ですね)


緑道は新緑を少し過ぎて少し色濃くなり、すっかり初夏の光景。
(写真がイマ億ですが、左手にあるのがイロハモミジ、右手がケヤキです)


あれ、こんなところにノイバラが咲いていたとは知りませんでした。
花付きがいいですね~
(蕊が全部黄色だったらいいのに、いつも半分は受粉後の茶色になっています)


見上げると青空・・・

1時間にも満たないお散歩ですが、気持ちをリフレッシュできます。
青空に元気をもらいました。

【撮影:2020年5月12日 宇治市】

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わたしの庭でんねん~なんとトベラが・・・

2020-05-20 05:19:54 | 植物

宝探しのようなじいちゃんの庭ですが、まさかこんなに大きな木を見落としていたとは思いませんでした。
ご覧くださいませ。

まさかの扉の前のトベラの木(笑)
トベラ科トベラ属。
トベラは海岸に咲く落葉低木で雌雄異株。この花を見る限りこちらは雄株ですね。
赤い実が生ればさすがにトベラと分かるのでしょうが・・・
結構目立つ位置に生えているのに、花がない時期は周りのシャクナゲやツバキなどに紛れて、全然気づきませんでした。
こんなに可愛い花だったとは!
  

そういえば今の時期は白い花を付ける庭木が多いです。
こちらは自宅の方ですが、長い蕾の時期を経てようやく咲き始めたイヌツゲ(モチノキ科モチノキ属)。
ツゲの名前が付いていますが、ツゲ(ツゲ科)とは科が違い、まさにモチノキ属っぽい花を咲かせます。
ツゲとの区別は、葉が互生すること(ツゲは対生)。

見た感じ、斑入りの葉のように見えますが、長年南向きでお日様にさらされ、年々色あせてきました。
斑入りってどうやって作るのでしょうね。案外こういうのも「放置で斑入り、お得!」っていう感じ。
下の右の写真の周りは、元の無地の葉が残っています。

 

白い花第三弾は、八重咲のハクチョウゲ(アカネ科ハクチョウゲ属)です。
どんどん表に張り出して、かなりお行儀悪くなってます。
冬の間もポツポツ咲いていましたが、5月になって、突然沢山開花。


じいちゃん庭には、同じ八重咲のほか、一重のハクチョウゲも健在です。葉は斑入り。
 

以下は草本です。なぜか写真を撮る時間があるときは雨・・・
その隙にとった花はどれも水浸し・・・
最初、ピンクが鮮やかだったシランの白花の咲き始め、今はほぼ白になってしまいました。


ピンク色が可愛く、一瞬期待した咲き始め。
     

ヒメヒオウギは相変わらず傍若無人で、全くどこから生えてくるか予想できません。
白は、玄関前のタイルにうっすら広がった残土から横たわって開花。


ヤマノイモのツルに絡まれそうな赤いヒメヒオウギ。


最後は、またまた衝動買いしてしまったニオイバンマツリ(ナス科ブルンフェルシア属)、300円也。
独特の香りで魅了される・・・はずなのですが、一輪なので、周り中に広がるほどはありません。
今咲いているのはこの一輪だけですが、蕾が沢山あるので咲いたら続報お届けしますね!


今日のお庭は以上です!

【撮影:2020年5月 自宅】

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仲良しヤブツバキ

2020-05-19 05:55:40 | 植物

お散歩コースにある神社にお参りしました。
何度か鎮守の森のご紹介をしたあの神社です。
そこには樹齢150年のご神木のクスノキやアラカシなど色々な木が残っていますが、その中でもお気に入りのこの木。


そう、仲良く寄り添うヤブツバキです。
鴨川の河原でよく見られる光景ですね。
でも今は人との距離を保つのが愛情・・・悲しいことです。
このヤブツバキはかなりの高木で、見上げるとこんな感じです。
      
どこをとっても惚れ惚れします。

ヤブツバキは学名Camellia japonica。
学名にjaponicaとあるように、日本に自生する数少ないツバキの仲間です。
照葉樹林帯に普通に生えており、地元の山でも普通に見られます。
種々のツバキの中でも、原点のこのツバキの美しさは代えがたいです。

この木は、これまでも年間通じて見てきました。
その中から少しだけご紹介~

がっつり見上げる。


花の時期・・・
            

落ちた花・・・花ごとぽとんと落ちるのはツバキの特徴。
    

花のあとは実になって・・・ツバキの種子には大量の油を含み、古くから椿油として利用されました。
                     

もっと花を撮りたかったのですが、いかんせん、背が高すぎ。
この木のほかにも沢山あるヤブツバキの花を撮りました。


                 
う~ん、写真はイマイチですが、花は美しかったです。

最後は、今回同じ場所で見た花をオマケで。
ヘビイチゴかな。


キツネアザミです。鳥居の向こうに茅の輪があり、そこをくぐって厄除けをしてきました。
普段は6月の夏越の祓で無病息災を祈る茅の輪くぐりですが、今年はコロナ退散を願って作られていたようです。


早く元の生活が取り戻せますように・・・

【撮影:2020年5月10日 宇治市】


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今日のひと花~ハリエンジュ

2020-05-18 05:24:43 | 植物

少し前になりますが、テレワークのあと地元をお散歩しているときに、白い花に気づきました。
近づくと・・・


まるで藤の花のようにぶら下がる純白の花。
池の周りの名残の雑木林で、ハリエンジュが咲いていました!


ハリエンジュ、通称ニセアカシア(マメ科ハリエンジュ属)。
北米原産で、1873年に公園樹や、街路樹、砂防の目的で導入されたそうです。
あちこちでよく見かける割に、車の中からであったり、高い位置に花が咲いていたりで、ほとんど写真もありませんでした。
灯台下暗し、こんな近くに咲いていたとは!
池に流れ込む小川の畔に咲く花・・・なかなか風情がありますよね。


でも、上の写真の後ろにある雑木林を見ると、ほとんどハリエンジュばかりでした。
こうなると、この木ってどんな木なの?って思いますよね。
ということで、例によってまずWikipediaで見たところ・・・
う~ん、なかなか微妙。いいところも悪いところもあって、立場によって評価の分かれるところかも。
いい点としては、まず花が綺麗、香りが素晴らしい、木材として利用できる、ハチミツの蜜源になる、
花は食べたりリカー酒になる等々。確かにアカシアの蜂蜜は美味しいですよね~
材は耐久性があり、かつては枕木や木釘、スキー板などにも使われたとか。


一方、悪い点としては、繁殖力が強く、野生化し、日本の野山の生態系を変えてしまっている、
ということのようです。
そのため、日本の侵略的外来種100選にも選ばれてしまっているとのこと。
下の写真がその雑木林。ここに写っている木、高木も低木もほぼすべてハリエンジュ。
(この写真は、5/17に撮ったものです。青空に映え、綺麗は綺麗・・・)


何度もこの場所を通っていましたが、花のない時期には何の木なのか分かっていませんでした。
保護されている森林などでこんな状態になったら、きっと「駆除」されてしまうのでしょうね。
でもここはいずれ開発される可能性の方が大。
全部なくなってしまうくらいなら、このままにしておいて養蜂した方がいいのかも!

オマケ・・・
近くで見たダイサギ


近くで見たキショウブ(これも生態系被害防止外来種)


近くで見たカラー(これも野生化するんですね)


【撮影:特に書いたもの以外は2020年5月8日 宇治市】

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体の中まで緑に染まりそう~宇治川上流散歩2020年5月(後編)

2020-05-17 05:20:27 | 植物

春の花たちがいつの間にか子孫を残して永い眠りに着いたこの季節・・・
木々の新芽がみるみる萌え始め、いつしかお散歩道は緑一色に染まります。
なつみかんも新緑萌え~

いつもの観流橋を対岸から。
同じ新緑でも緑の濃さが違いますね。
山の上の方は黄色く見えます。なんの木なんでしょう?
この辺りはアラカシやシイなどの照葉樹林なので、きっと一面に花が咲いているのでしょうね~


橋の右手のたもとには、いつものイチョウ。


上流方向に進むと、モミの木の葉の先に、新しい葉が出てきていました。
針葉樹の新緑もなかなかオシャレ。
ちなみにこのモミ、大木が三本並んで宇治名木100選に選ばれていましたが、一昨年の台風で一本折れ、
名木から外されてしまったようです・・・


この辺りから宇治市の市木、イロハモミジが多くなります。
紅葉を見る人は多いですが、新緑もそれと同じくらい素敵です。


さらに上流へ、つり橋のたもとの空き地に生えるイロハカエデとクヌギの新緑。
例年はこの空き地に車を止めてキャンプやバーベキューをする人で賑わうのですが、今は無人・・・


さらに上流に行くと、モチツツジのピンクがぱっと目に入ってきます。
優しいピンクです。


そろそろ白虹橋。やっとアキニレの葉が綻んできました。
この辺りの川沿いに生える落葉樹、エノキ、マルバヤナギ、アキニレの中では一番遅いお目覚め。


橋を渡って左岸へ。そろそろかな~
まだ堅いけれど、ウツギの蕾が出てきていました!


そしてこれは何かな~
そう、クマノミズキの蕾も出ていましたよ~
花が楽しみです。


宇治川新緑めぐり、いかがでしたでしょうか?
週末はあいにくの雨と仕事で、否応なしの外出自粛・・
明日からは、小ネタで1週間頑張ります!

【撮影:2020年5月9日 宇治川】

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