なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

待ってたよ~!バラたちが最高の状態でお出迎え♪

2020-05-26 05:46:30 | 植物

どうしても行きたくて、仕事を早めに切り上げて走っていきました。
京都府立植物園のバラ園・・・
今が最高のシーズン、このように美しい状態を見ることができ、感激などという言葉では言い表せません。
恍惚の香りはお伝え出来ませんが、どうぞ少しでも咲き誇るバラのオーラを感じてくださいませ~

オレンジスプラッシュ


カリンカ


サンブラ


ブルーバユー


伊豆の踊子





コモドーレ


ツイッギーローズ


花笠


プリンセスチチブ


アイスバーグ


アイスバーグ


花霞


チンチン


スペクトラ


マチルダ


フリージア


アンネのバラ


バラ園


ご紹介したバラは全体の1/3以下だと思います。
たった30分でしたが、体全体にバラの香りが浸透した気がしました。
当面バラ園は週末閉園だそうですので、もし行かれる方は平日にがんばって行ってくださいね!

【2020年5月某日 京都府立植物園】





 

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ヒナギキョウ・ヒナキキョウソウ・キキョウソウ、早口言葉じゃありません

2020-05-25 05:31:00 | 植物

関西ではすべての府県の緊急事態宣言が解除され、徐々に人通りが戻りつつあります。
久しぶりにオープンしたショッピングモール、店によっては「密やろっ!」と突っ込みたくなるような光景も・・・
それでも誰もがマスクを着け、大声での会話を控え、距離を空けようとする心配りは感じられました。
新しい行動様式、かなり定着しているようです。
かく言う私も、早速いつもの〇〇と〇〇に行ってきました!
その様子は、また写真の整理ができたらご紹介しますが、今日はずっともやもやしていたあの花たちの話。
名前が極めて紛らわしい、春から夏に咲くキキョウ科の道草たちの見分け方を整理してみました。

最初はヒナギキョウ(キキョウ科ヒナギキョウ属)
れっきとした在来種です。
明るい日差しの下、芝生からひょろ~んと伸びた花茎にぽつんと優し気な薄紫の花を咲かせているのをよく見かけます。
キキョウの仲間らしい雰囲気のある花です。
ただし、とても小さいのと、朝夕や雨がふったら閉じているので、案外気づかないかもしれませんね。
慣れたら、花がなくてもびよ~んと伸びた茎と蕾だけでも分かりますよ♪

(2019/7 京都府立植物園)

前にも投稿しましたが、3つに分かれた花柱の先がふわふわして可愛い。

(2020/5 宇治川)

お次はヒナキキョウソウ(キキョウ科キキョウソウ属)。
北アメリカ原産の外来種です。
さっきのヒナギキョウにソウが付いているだけなのですが、どんなお花でしょうか。


おや、結構綺麗じゃないですか。濃い紫の花が長い茎の上にぽつんと一つ咲いています。
この草、花の下の方に実が段々についているのですが、花が順番に咲き上ってきたということでしょうか?
その割には、どれもてっぺんに花が一つ付いているだけで、他に咲いた形跡がありません。
     

それもそのはず、このヒナギキョウソウ、花は頂点の1つだけで、後は全部閉鎖花なんだそうです。
上の写真では、花の下に、閉鎖花から出来た実が少し見えます。
このやり方は繁殖の効率がいいのか、次にご紹介するキキョウソウに代ってどんどん増えているようです。
葉はキキョウソウに比べて小さくて細く、あまり茎を抱くことはありません。
(以上、写真は2020/5 京都市)

最後はそのキキョウソウ(キキョウ科キキョウソウ属)
このお花、私が初めて気づいたのは2015年で、ミニサイズのキキョウのような花に感動しました。
北米・南米原産の帰化植物で、日本ではその辺の道端に普通に育ちますが、最近は、ヒナキキョウソウに押され気味・・・

(2020/5 京都市)

花だけではさっきのヒナキキョウソウとどこが違うか分かりませんよね。
まず、花付きが違います。下から順に咲き上り、咲いた後実になります。
また、葉が丸く、茎を抱きます。
・・写真が悪くてよく分かりませんが、縁に少しぎざぎざのある丸い葉がエリマキトカゲのように茎を抱いています。
     

2016年に近くの電柱の下から生えてきたキキョウソウの写真がありました。
これがまさに特徴的なキキョウソウの姿です。
葉が段々につくので、ダンダンギキョウの別名もあります。
     

残念ながら、このキキョウソウ、今はなくなってしまいました。
以上をまとめると・・・

ヒナギキョウ:ひょろんと伸びた花茎から薄紫の花を一つつける
ヒナキキョウソウ:てっぺんに紫色の花が一つ。その下に段々に葉と閉鎖花(または実)が付く
キキョウソウ:下から順に花が咲き上る。葉はエリマキトカゲのように茎を抱き、段々に付く

どうでしょうか?
みなさんのおうちの周りにも咲いていませんか?


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やっぱりアルストロメリアは強かった

2020-05-24 06:31:47 | 植物

ご近所池散歩の続きです。
マルバヤナギの下には、ヤナギハナガサが咲き始めていました。この花も花期が長いですね~


小川沿いの大きなナンキンハゼ、ようやく葉が揃ってきました。意外と遅いです。
わが家のナンキンハゼも今は控えめに伸びてきていますが、間もなくぼっさぼさになることでしょう。


小川のほとりには、まだナヨクサフジの大群が・・・これも思ったより花期が長いですね。
隣のハリエンジュたちはもうすっかり花が散ってしまっていました。


春から初夏にかけて、ハルジョオンが咲き始めています。
冬の名残の花に比べて、新鮮!「わたし、綺麗でしょ」って言ってるみたい。


雨の日に「メキシコマンネングサ?」と書いて投稿したこの花。もう少し寄ってみたら、どうも違う。
葉が少し幅広で、茎が少し赤っぽく、横にぺったんこに広がって咲いています。
ツルマンネングサでしょうか。


二面コンクリートの壁面一面に生えたヒメツルソバ越しに見えるトキワツユクサ。
どちらも外来種、日本適応、大量繁殖組です。


そして、私が確認したかったあのお花。しっかり咲き始めていましたよ!


そう、打ち捨てられ横たわったアルストロメリア、中途半端になぎ倒されて根っこが残っていた株から、
しっかり花が咲き始めていました。
まだまだ蕾もあって、これからも期待できそうです。
それにしても、なんという生命力でしょう。次にブレークするのは間違いなくこの花ですね!
       

池の方に戻ったら、お久しぶりのマガモが一羽。


何気に近づいて泳いでいるカルガモも・・・美形!

              
お約束のコサギです。いつもカモたちと仲良し。
      

あんまり私が見つめたからか、飛んで行ってしまいました・・・
 

【撮影:2020年5月17日 宇治市】

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季節外れの牡丹雪の正体は?

2020-05-23 05:36:44 | 植物

仕事が終わり、いつもの池方面にお散歩。
池に近づくにつれて、空から雪が降ってきて・・・
なわけないのですが、見た感じは溶けない牡丹雪です。
風に乗ってどんどん舞い降りる雪のような白い物体。でも、周りを歩いている人たちは全然気にしていません。
なんなんだ、これは? と思っているうちに、池に着きました。
ひょっとして・・・


この写真のこんもり繁る木々。実はこの辺りでは比較的一般的なあのヤナギの仲間なんです。
オギをかき分けて近づくと、ほら、やっぱり!


見上げると、白いふわっふわの綿毛が沢山付いていました。
この木の正体はマルバヤナギ(ヤナギ科ヤナギ属)。
もう少しアップで見ると・・・

果実から綿毛が出ているのが分かりますでしょうか。
マルバヤナギは雌雄異株。この木は実が生っているので雌株です。
果実が熟すと、柳絮(りゅうじょ)という綿毛に包まれた種子が風に乗って遠くまで飛ばされるそうです。
そう、あの牡丹雪のような白いふわふわは、マルバヤナギの柳絮だったんですね。
最初の写真のマルバヤナギ、全部同じように見えますが、綿毛が付いている木と付いていない木があります。
多分雄株と雌株、両方あるのでしょうね。

マルバヤナギはこれまで宇治川や山田池でも何度となく印象深い姿を見ています。
今日は昔の写真で、マルバヤナギについてご紹介~

ヤナギの中でも葉が丸いのでマルバヤナギという名前になりました。
新芽が赤いので、アカメヤナギの別名も・・・

(2017/7 宇治川)

赤い葉と(右)、葉柄の根元に丸い托葉があるのが特徴的(右)
 
(いずれも2017/7 宇治川)

雄花は雌花より長いです。

(2018/4 宇治川)

山田池のほとりにも沢山のマルバヤナギが生えています。
年季の入った木の幹はごつごつひび割れ、かなりの迫力!
     

夕暮れ時・・・池の畔に佇むマルバヤナギ群。


そして、ここで見た光景はまさに今回地元で見かけたものと同じでした。
初夏の雪・・・

(いずれも2016/6 山田池)

もし水辺をお散歩していて、春なのに突然雪が降ってきたら、近くにヤナギの木がないか探してみてくださいね。

【撮影:最初の3枚は2020/5/17  宇治市】

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雨の日もお散歩強行

2020-05-22 05:15:53 | 植物

週末の一日雨の日、一瞬雨が小やみになった隙に、いつものK池コースにお散歩に行きました。
ニゲラ(キンポウゲ科クロタネソウ属)がしっとり美しく咲いていました。
この花は市民農園で育てられていたものですが、通勤路には道草となった花も・・・
花弁のような花は萼だそうで、花が散った後も面白い果実が出来、楽しめる植物です。


少し先に行ったところにある川には、おなじみカラー(サトイモ科オランダカイウ属)。
ミズバショウと同様に、白い仏炎苞に包まれて黄色い花が咲きます。
この花の名前の由来は、白い苞が修道女の服ののカラー(襟)に似ているからだそう。


おや、川の対岸に緑のじゅうたんに黄色い花が咲き始めているようです。
マンネングサの仲間のようですが、遠すぎてよく分かりません。
メキシコマンネングサでしょうか。
上の方にはコバンソウも見えていますね。


池の方に戻ってきました。
最近夕方になると、アオサギとシラサギ(ダイサギかコサギ)のどちらかに出会います。
この日はアオサギデー


冠羽が辮髪みたいなのがいいですね~
きりっとした表情、しっかりしたくちばしも。
雌雄の見分け方を調べてみたのですが、答えは「DNA鑑定」(笑)
模様に雌雄差はないようです。


マルバヤナギのバックにうっすらと見える姿が絵になります。


クワ(ヤマグワ?)の実が色付いてきました。
恵みの雨が嬉しそうです。


青空もいいですが、雨上がりも緑が青々していいですね。
一日の終わりにふさわしいしっとりした光景を見ることができました。

【撮影:2020年5月16日 宇治市】

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