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インド洋の涙スリランカ、オッサン心の旅(古都ポロンナルワ、その2…猿のイチャモン)

2016年03月29日 | インド洋の涙スリランカ、オッサン心の旅
(写真はPabalu Vihara)



名もない遺跡も含めるとポロンナルワの遺跡量は膨大である。
それを記しても限がないので、印象深いところだけを記録に残す。


(遺跡全体の雰囲気はこの動画をみてください。借りた動画です。)

以下、写真が多くなってしまうが、ご了承願いたい。



The Royal Palace (パラークラマ・バーフ1世の宮殿跡)

7階建ての建物だったが、レンガ造りの3階までの壁しか残ってない。
壁の厚さは3mもある。
それ以上の階は木造だったらしい。
どれだけ大きい建物であっただろうか?

白い内壁の一部が残っていた。


そびえたつレンガの苔むした壁と暑い太陽で
「夏草や 兵どもが 夢のあと」
が浮かんだ。
ここが、功名・栄華を夢見た場所だったのかと思うとなんとも哀れである。

栄華を極めたパラークラマ・バーフ1世の、後の王の時代になると急速に没落したのだ。
その原因は、王以外の王族が保身に注力し、南インドの王侯貴族の支持を求めたためらしい。

これは、今のどこかの国と同じだ。
自分の国や国民を顧みず、保身のため有力な他国の支配者層に媚びを売るという図式である。



そのすぐ近くにあるKing's Council Chamber(閣議場の跡)
柱だけが残っている。
交易と農業が栄えたポロンナルワの黄金時代のものだ。



スリランカの修学旅行の生徒たちにであった。

見ていると先生の指示にシッカリ従っていて、勝手にアチコチ行ってしまうような困った生徒はいなかった。
子供達に英語で話しかけられたが、発音が悪い?か、俺のヒアリング能力不足か、何をいってるのかわからなかった。

ただし、スリランカはインドとは大きく違い教育制度が十分に整った国である。
初等・中等の義務教育(14歳まで)がある。
ただ言葉はシンハラ語かタミル語であって、英語教育は大都市のエリート校だけであるが、しかし、それでもスリランカの子供たちは英語で話しかけてくる。


下の写真はKumara Pokuna(ニッサンカ・マーラ王子の沐浴場)である。
こんな感じのプールがスリランカの遺跡のいたるところにあるのは、ここが熱帯だからだ。
沐浴は宗教的行事であったろうが、根本的には暑いからだと俺は思う。


この日もクソ暑かった。
水が綺麗だったら、飛び込みたいぐらいである。
それと、日本のお風呂屋と同じで社交場でもあったように思う。


男子生徒と女子生徒は別行動だ。
女生徒は頭にスカーフを巻いていたから、イスラム教の学校だろう。
ただ、皆元気がいい。
日本の子供たちと変わらない。




Quadrangle(四方形の城壁に囲まれた庭に11の建築物が集まっているところ)である。

遺跡群の中心だ。



この遺跡をいちいち説明しても仕方ない。
面白いとおもったものだけを記す。

Vatadageワタダーゲ)


建物の元の形はおよそ次のようなものであった。

(写真はウィキペディアより)

仏塔の4面にブッダの像がおかれている。


ワタダーゲのガードストーン(悪魔からブッダを守る守護神)である。
頭上には7つ頭のコブラらしき蛇が、足元の左右には小人を、そして片手では花瓶を捧げ、もう片方の手はS字形の「背中ツボ押し器具」のような棒を持った若い男である。


日本の寺の仁王のようなものだと思うが、全然タイプが違って優しそうだ。
なんでだろう。
これと同じものがKandyの仏歯寺にあった。


仏歯寺のガードストーン

だから、これと同様な彩色が施されていたかもしれない。

Satmahal Prasada(タイの建築物に類似したピラミッド型の建物)

正直なところ、崩れるのは時間の問題だ。
地震でも起きたら確実に倒れそうである。


参考:タイのワット・クークット



Quadrangleを見るだけでも結構大変だが、ここまでは序の口、ほんの一部である。
この先、自転車を漕ぎながらの遺跡巡りはまだまだあるのだった。

そこで、水を木陰で飲んだ。
すると、気にしていなかった動物が見えてくる。

猿たちである。


鍵が付いていたらエンジンをかけてしまいそうだ。

そのうち、別の種類の猿が俺の方に徐々に寄ってくる。

どうも威嚇している感じだ。
顔が黒くて、表情がよくわからないが
「俺様に、ガンとばしやがって!」
と俺に向かってくるのだ。


ヤバイ!

と思い、自転車に飛び乗った。
猿に噛まれて破傷風にでもなったら大変である。

猿はそれ以上追いかけてくる様子はなかった。


ポロンナルワの森

こんな感じの道を自転車で走る。
静かだ。
蟻塚も結構多い森である。



Pabalu Vihara

ここは人が全くいなかった。
実にひっそりと静かである。
熱帯の鳥の鳴き声だけが聞こえる。
この木陰に座り、改めて水を飲んだ。
ちなみに持参しているペットボトルは2リットル入りだ。
だが、ドンドン水は減っていく。

飲みながら、かつての在りし日の寺を想像した。


Siva Devalaya No.2
ここも静かだ。
鳥声が聞こえる。



Lankatilaka

高さ17.5mの大きな建物で、インディ・ジョーンズのような冒険映画 にでそうな雰囲気がある。
ちょっと、気に入った。


真下から見ると、まさに天を突く感じだ。
そして、いきなり正面に首のない仏像があって迫力がある。

逆光でよく見えないから、他人の写真を借りた。
Wikimedia Commonsより)


この仏像の後ろには薄暗い小道があって、お坊さんが瞑想をするためのものらしい。


そこで、俺もそっと瞑想をしてみたのだった。


Meditation Road

中は真っ暗だが、たいへん涼しい。

瞑想しながら、
ビールが飲みたい
と思った。


後ろから見たLankatilaka


外側の壁のレリーフ

(つづく)



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