ポロンナルワの森には色々な動物がいた。
鳥などは綺麗な色がついたものがいたのだが、うまく写真は撮れなかった。
撮ろうと思っても飛び去ってしまう。
その中で辛うじて撮影できたものが以下である。
この鳥、カワセミみたいだが、かなり大きい。
アオショウビンだろうか?
でも、ずんぐりむっくりな体形だから、ちょっと違う気がするのだが・・・?
静かな遺跡の沐浴場にいた。
リクオオトカゲ
これは、最初みたときビックリして写真をパチパチとったのだが、そのうち、そこら中にいることがわかり、次第に関心を持たなくなってしまった。
しかし、ノロノロしか歩かない。
人間なんて眼中にない。
こいつ等、何をたべているんだろうか?
小さなトカゲ?カメレオン?
手に吸盤がついているみたいで、カエルっぽい。
池の中で全然動かないから、余裕で撮影できた。
突然に水の中へもぐるのだが、餌でもみつけているんだろう。
Gal Vihara(大傑作の3石像がある)
瞑想中のブッダの姿が美しい。(高さ4.6m)
涅槃に入ろうとするブッダ(全長4m)と、ブッダの最も身近に仕える弟子のアーナンダ(高さ7m)
このViharaの前は大きな岩が1枚岩があり、そこに登って上から撮った写真
その岩の上には、いまにも落ちそうな巨大岩が乗っていた。
有名ツアー会社の現地ガイドさんから説明を受ける日本人観光客であるが、中に年配のオバサンがいて、
「あ~、疲れた。疲れた。」
を連発し、アーダ、コーダ、と連れの観光客に文句を言っていた。
折角の美しい3石像なのだが、近くに行くには裸足、脱帽が必要であり、そのことにも文句を言っていた。
あの愚痴をずっと聞かされる他の客は堪らないだろう。
そして、ビックリしたのだが、これからバスに乗ってシギリヤロックに行くらしいのだ。
この時点ですでに12時過ぎだから、相当ハードなスケジュールである。
古都ポロンナルワも有名処の一部観光だけの駆け足旅行なんだろう。
もっとユックリと旅は楽しみたい。
あのオバサンはおそらく、シギリヤロックには登らなかったと思う。
Lotus Pond(ハスの池)
お坊さんたちが入った沐浴場である。
この辺りも実に静かであった。
Tivanka Image House(体を三つに折り曲げる巨大なブッダ像の寺院)
構造的には、Lankatilakaと同じ構造の建物である。
Lankatilaka
13世紀に描かれた壁画だ。
保存状態がよくなくて破損も激しい。
したがって、ここは、フラッシュは禁止である。
腰と首が3方向対照に曲がっている。
内部が暗くてよく写らなかった。
若い監視員がいたのだが、俺がブッダの前で、しばらく手を合わせていたら、彼が声をかけてきた。
どこから来たのかというので、
「JAPAN!」
というと、
「お前に、特別に、Meditation Roadに入らせてやる。 」
というのだ。
ここも、Lankatilaka同様、石像の裏に小道があるのである。
小道の入り口は金網のドアがつけられて、入れないようになっていたが、開けてくれたのだ。
もしかして、出るときに「チップ!」と言われるかなと思ったが、滅多に入れそうもない感じだったので入ってみたのだった。
「まあ、100ルピーぐらいかな。」
などと、ごく自然に頭の中で打算のソロバンがパチパチ弾かれていた。
薄暗く、静寂である。
窓からの光がまぶしい。
写真では判らないが、天井は相当高い。
Meditationだから、雑念を入れず歩くのだが、俺は歩きながら沢山の願い事をブツブツ唱えながら歩いた。
「○○でありますように、○○をよろしくお願いします、ビールが飲めますように、…」
まさに、俺は雑念と欲の塊オジサンなのだった。
結局、その監視員はチップなど請求せず、笑顔で反対側の出口をあけてくれたのだ。
そんな、俺が小さく思えたし、恥ずかしかった。
彼は単に、ブッダに手を合わせる俺をみて、特別に見せてくれたのだった。
宿への帰り道、食事をすませるべくレストランに寄った。
レストランと言っても、この店である。
ここで食べたのがこれだ!
カレーをかけるタイプのスリランカライスだ。
これも、旨かった。
ただ、店のオヤジが「旨いだろう!」、と何度も言うので、返事をするのが煩わしかった。
まあ、店の構えからしてわかるだろうが、酒の類は一切なかった。
これで、4日間の断酒である。
もう、俺は酒の世界では解脱しかかっていたのである。
俗世間の酒の束縛・酒の迷い・酒の苦しみからぬけ出し、悟りを開く寸前だったのだ。
酒即是空なのだ。
酒の代わりに飲むコーラが酒に感じられる空中浮遊的境地にまで達していた。
そんなわけだから、宿に戻ると迷いもなく、すぐ瞑想状態に至り、寝てしまったのだった。
(つづく)
当ブログは若者の自立を支援する団体、NPO法人ネイチャーズを応援しています。
NPO法人ネイチャーズは、走Run会名誉会長、ウィンドサーフィンの師匠の山下光哉さんが運営する若者のためのNPO。
悩める若者や親御さん、是非お御問合せください。丁寧に対応してくれると思いますよ。
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鳥などは綺麗な色がついたものがいたのだが、うまく写真は撮れなかった。
撮ろうと思っても飛び去ってしまう。
その中で辛うじて撮影できたものが以下である。
この鳥、カワセミみたいだが、かなり大きい。
アオショウビンだろうか?
でも、ずんぐりむっくりな体形だから、ちょっと違う気がするのだが・・・?
静かな遺跡の沐浴場にいた。
リクオオトカゲ
これは、最初みたときビックリして写真をパチパチとったのだが、そのうち、そこら中にいることがわかり、次第に関心を持たなくなってしまった。
しかし、ノロノロしか歩かない。
人間なんて眼中にない。
こいつ等、何をたべているんだろうか?
小さなトカゲ?カメレオン?
手に吸盤がついているみたいで、カエルっぽい。
池の中で全然動かないから、余裕で撮影できた。
突然に水の中へもぐるのだが、餌でもみつけているんだろう。
Gal Vihara(大傑作の3石像がある)
瞑想中のブッダの姿が美しい。(高さ4.6m)
涅槃に入ろうとするブッダ(全長4m)と、ブッダの最も身近に仕える弟子のアーナンダ(高さ7m)
このViharaの前は大きな岩が1枚岩があり、そこに登って上から撮った写真
その岩の上には、いまにも落ちそうな巨大岩が乗っていた。
有名ツアー会社の現地ガイドさんから説明を受ける日本人観光客であるが、中に年配のオバサンがいて、
「あ~、疲れた。疲れた。」
を連発し、アーダ、コーダ、と連れの観光客に文句を言っていた。
折角の美しい3石像なのだが、近くに行くには裸足、脱帽が必要であり、そのことにも文句を言っていた。
あの愚痴をずっと聞かされる他の客は堪らないだろう。
そして、ビックリしたのだが、これからバスに乗ってシギリヤロックに行くらしいのだ。
この時点ですでに12時過ぎだから、相当ハードなスケジュールである。
古都ポロンナルワも有名処の一部観光だけの駆け足旅行なんだろう。
もっとユックリと旅は楽しみたい。
あのオバサンはおそらく、シギリヤロックには登らなかったと思う。
Lotus Pond(ハスの池)
お坊さんたちが入った沐浴場である。
この辺りも実に静かであった。
Tivanka Image House(体を三つに折り曲げる巨大なブッダ像の寺院)
構造的には、Lankatilakaと同じ構造の建物である。
Lankatilaka
13世紀に描かれた壁画だ。
保存状態がよくなくて破損も激しい。
したがって、ここは、フラッシュは禁止である。
腰と首が3方向対照に曲がっている。
内部が暗くてよく写らなかった。
若い監視員がいたのだが、俺がブッダの前で、しばらく手を合わせていたら、彼が声をかけてきた。
どこから来たのかというので、
「JAPAN!」
というと、
「お前に、特別に、Meditation Roadに入らせてやる。 」
というのだ。
ここも、Lankatilaka同様、石像の裏に小道があるのである。
小道の入り口は金網のドアがつけられて、入れないようになっていたが、開けてくれたのだ。
もしかして、出るときに「チップ!」と言われるかなと思ったが、滅多に入れそうもない感じだったので入ってみたのだった。
「まあ、100ルピーぐらいかな。」
などと、ごく自然に頭の中で打算のソロバンがパチパチ弾かれていた。
薄暗く、静寂である。
窓からの光がまぶしい。
写真では判らないが、天井は相当高い。
Meditationだから、雑念を入れず歩くのだが、俺は歩きながら沢山の願い事をブツブツ唱えながら歩いた。
「○○でありますように、○○をよろしくお願いします、ビールが飲めますように、…」
まさに、俺は雑念と欲の塊オジサンなのだった。
結局、その監視員はチップなど請求せず、笑顔で反対側の出口をあけてくれたのだ。
そんな、俺が小さく思えたし、恥ずかしかった。
彼は単に、ブッダに手を合わせる俺をみて、特別に見せてくれたのだった。
宿への帰り道、食事をすませるべくレストランに寄った。
レストランと言っても、この店である。
ここで食べたのがこれだ!
カレーをかけるタイプのスリランカライスだ。
これも、旨かった。
ただ、店のオヤジが「旨いだろう!」、と何度も言うので、返事をするのが煩わしかった。
まあ、店の構えからしてわかるだろうが、酒の類は一切なかった。
これで、4日間の断酒である。
もう、俺は酒の世界では解脱しかかっていたのである。
俗世間の酒の束縛・酒の迷い・酒の苦しみからぬけ出し、悟りを開く寸前だったのだ。
酒即是空なのだ。
酒の代わりに飲むコーラが酒に感じられる空中浮遊的境地にまで達していた。
そんなわけだから、宿に戻ると迷いもなく、すぐ瞑想状態に至り、寝てしまったのだった。
(つづく)
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