ではでは、昨日の続きである。
自転車屋の店頭で、GIANT OCR-3に一目惚れして買っのだ。
ただ、自転車屋の店頭には500mmフレームしかなく (俺の身長だと、メーカー推奨は465mmだった。) 素人丸出しの俺は、店員の「大丈夫ですよ!」の言葉を信じて購入を決めたのだが・・・、これが後の悲劇の伏線になろうとは・・・。
自転車が届き、はじめて乗って・・「おおっ、なんて走りが軽いんだ・・、MTBルック車とは雲泥の差だ。」・・・と、走り出しはそう思ったよ。
でもね、如何せん、本気でパンクの心配をしてしまうほどの体重と、友人から「シャレにならん!」と言われるほどの運動不足、オマケに、自らも生命の危機を感じてしまうまでになっていた身体である。
勇躍、外に飛び出しては見たものの、うちの近くのちょっとした坂を登り切れずに引き返し、やむなく平地を走っては見たが、5km程走った所で息も絶え絶え、心臓バクバク、ギブアップしてフラフラになりながら帰って来た。
情けなかった・・、本気で情けなかったさ。
それから毎週、少しずつ距離を伸ばしながら川沿いの土手を走り込み、少し自信と体力が戻ってきた所で、山側のルートに切り替え、雨の日は休み、風の日は天に向かって文句を垂れながら"リハビリ"を続けたのである。
この頃から、俺の胸に一つの野望が芽生え初めていた。
じてつう (自転車通勤) がしたい・・。
家から、勤め先まで大体8.5km程。
往復で17km程であり、距離的には問題はない。
但し、「自転車で走った後、10~12時間の立ち仕事をこなし、帰りは割と急な坂を登らねば家までたどり着けない。」と言う事を除けば・・、であるが。
まだまだリハビリ途中の身体で出来る訳は無いのだが、既に俺の頭は暴走状態。
とは言え、スタンドすら付いていないロード車では、通勤には使えない・・。
で、通勤用に、使いやすいクロスバイクの物色に入ったのだ。
そんな時、とある店で白のビアンキと出会ったのである。
おおっと、またまた出勤の時間だ。
あんまり引っ張りたくは無いのだが、続きはまた明日・・・。