ええっと、D300のレビューである。
ピクチャースタイル"スタンダード"でRaw撮りをした絵を見た第一印象は、「D200より派手になったなぁ。」だった。
解像度は非常に高いし、色の乗りも良い感じ。
実際、ファインダーの良さも手伝って、すばらしい解像度である。
ただ、暗部にノイズが乗りやすいようで、全体に"ザラッ"とした絵になっている。
D200でも似たような傾向があったのだが、それともちょっと違う。
暗部のノイズ自体は、D200より少ないのだが、出ている範囲が広いのだ。
これはちょっと嬉しくない。
で、対応を考えているのだが、試しに減感撮影をやってみると、ノイズが大分減っている。
これが、ISO200のピクセル等倍の画像。
そのヒストグラム。 (切り取り前の元画像の物。)
こっちが、-0.7の減感撮影。
これもヒストグラム。
ISO200の方がノイジーなのと、減感撮影の方のヒストグラムがやや詰まっているのが判ると思う。
つまり、この方法だと、ノイズの少なさと、ダイナミックレンジがやや狭くなる事 (これは、Nikonも言っている。) がバーターになっている。
まあ、ヒストグラムについては、誤差範囲と言えば、そんな気もするが・・。
で、もう一つの方法。
デフォルトで掛かっている"輪郭強調"をしない事。
ただ、この方法だと、解像感と引き換えになっていく。
これが、ISO200でピクチャースタイル"スタンダード"ストレート現像のピクセル等倍画像。
こっちが、-0.7の減感撮影。
で、これが"輪郭強調"をしないで現像したISO200の画像。
ノイズの出方はこんな感じ。
同じく、-0.7の減感撮影画像。
ついでに、"輪郭強調"をしないで現像した画像に、アンシャープマスクで処理を行ってみた。
ISO200。
-0.7の減感撮影。
因みに、全て14bitのRawで撮影している。
うーん、画の立体感というか、自然な感じはISO200の方が上なんだよなぁ。
何となくってレベルだけど・・。
取り敢えずケースバイケースで使い分けるしかないのかな。
もうちょっと研究してみよう・・。