マクロス・フロンティアを (今頃) やっと最終回まで見た。
うん、面白かったぞ。
映画版「マクロス」のエッセンスをちりばめながら、怒濤のストーリー展開で押し切って、面白く見られた。
まあ、予定調和って言われりゃそれまでだし、フロンティア市民はそれで納得するのか?って気もちょっとするけど・・。
三角関係のケリがついて無いって意見も有るようだが、俺はあの終わり方で良かったと思う。
と言うか、下手にケリをつける必要は無いと思うし・・。
少なくとも、俺はあの終わり方で満足したぞ。
一応「マクロス・ゼロ」との繋がりも示せたしね。
実際、「マクロス・ゼロ」の二の舞にならんでほんっっっとに良かった。
しかし、本編を見ただけで、シェリルがマクロス・ゼロのマオ (ランカが映画で演じた人) の子孫だって気が付いた人がどの位居たのだろうか・・。
ついでに、“マクロスフロンティア O.S.T.2 娘トラ☆”も買ってしまった。
出来は・・・、イマイチかも。
いや、良い曲も有るんだけどね。
「アナタノオト」とか「蒼のエーテル」や「妖精」は好きだなぁ。
「妖精」は、ア・カ・ペラでのバージョンをやってくれないかなぁ。
アコースティック楽器のみのバージョンも良さそうな気がする。
個人的に一番期待していた「真空のダイアモンドクレバス」はちょっと・・。
May'nさんの良さは、声の綺麗さ、特に高音の伸びの良さにあると思う。
それと引き替え?に声量はあまり無い。
それを無理にパワーで押し切ろうとしている為、歌い方の粗が目立つ結果になってしまっている。
特に“ブレス”の音がひどすぎ。
曲のさびの部分で一,二回なら、“ノリ”として許せるんだけど、最初から最後まであれじゃ、耳についてしまうぞ。
「ダイアモンドクレバス」が凄く好きな曲だっただけに、とても残念だった。
もう一つ感じたのは、「菅野よう子さんは、やっぱり女性だなぁ。」って事だ。
中にブラスの曲が二曲ほど入っているのだが、音が優しいのだ。
特に「追憶のトランペット」では、しみじみと感じてしまった。
俺は、個人的に金管楽器、特にトランペットは凄く男性的な楽器だと思っている。
基本的に“強さ”を表す楽器だと思うのだ。
だから悲しい曲でも、イメージ的に強さに裏打ちされた、“男が背中で見せる悲しさ”を出して欲しかった。
ま、俺の勝手な思い込みなんだけどね。
とか何とか言いながら、「娘フロ」とあわせて“ベスト盤”を作って車の運転中に聞いてたりするんだが・・・。
(因みに、「娘フロ」も「娘トラ」もちゃんと“オリジナル”を買ってるぞ、念の為。)