今日は猫の日だそう。
でも、最近猫にご無沙汰で、書くことがありません。
なので、昔の話でも。
子どもの頃から、うちにはずっと猫がいたので、家には猫がいるものだと思って育ってきました。
私には兄弟がいなかったので、猫や犬は兄弟みたいなもんでした。
いつだって、猫がいて、犬がいて、近所で鶏を飼っていて、庭にはイチジクやビワの木があって、風呂は薪で焚く五右衛門風呂で、排水口からカエルが入りこんできて、軒下にはヘビがのたくっていて・・
そんな子ども時代を過ごしてきたので、猫のいない家というのは、何とも味気ない気がします。
最初に我が家にやってきたのは、ミーという猫だった(私より先輩)
と母が話してくれました。
ミーは、かわいがっていた父の膝の上で息を引き取ったといいます。
(かろうじて、そんな猫がいたような記憶が・・)。
次にやってきたのは三毛猫です。
黒猫のクロがいた時期もあり、白猫のシロがいた時期もあります。
割と長くいたのが、白猫のベル。父はベル猫と呼んでいました。
私が近所で拾ってきた猫で、かなりドンくさい猫でした。
長いことうちにいたけど、最後、どうなったのか、よく覚えていません。
当時は、空き地がそこらじゅうにあり、そこらじゅうの空き地で、子猫だの子犬だのが見つかり、拾って帰っては叱られたものです。
「うちでは飼えないから捨ててきなさい」と母の厳しい一言。
大体、母は犬も猫も好きじゃありませんでした。
生き物が嫌い。野良猫が来ると水をかけて追い返す人でした。
でも、父と暮らすようになってからは、
猫に慣れてきた→猫が嫌いじゃなくなった→猫が好きになってきた→猫大好きかも・・(?)
と変化したようでした。
母が亡くなった後、母のクローゼットには大量の、猫模様のセーター、猫模様のシャツ、猫の絵のついたバッグ、猫のブローチ、猫のエプロン・・が入っていて、猫で一杯なのでした。
人間て、結局は「慣れ」なんだなあと、その時思いました。
でも、母は本当に猫好きになったんだろうか・・
それは、今も疑問です。
父は大阪の人で、大阪では猫を9匹も飼っていたといいます。
9匹は多すぎだろっと思ったものですが。
一体どうやって9匹の猫と暮らしていたんだろう。
大きな家だったそうです。使用人が大勢いるような。
猫と使用人とどっちが大勢いたんだろう・・
でも、
父は詳しい話はしてくれませんでした。
ただ、猫が9匹いたと。
ある年、台風がやってきて、風呂場の屋根を吹き飛ばしたそうです。
だから父は、天気予報で台風が来ることがわかると、家じゅうの雨戸を点検し、釘で打ち付けていたのです。
台風の間じゅう、9匹の猫はどうしてたんだろう。
私はそのことが一番気になったけど、父は話してくれませんでした。
私が一人暮らしをするようになって飼ったのが、ウラという黒猫でした。
ウラはとても利口な猫で、子猫もたくさん産んだし、飛んでいる小鳥も空中でダイビングキャッチしたし、時にはネズミを私にプレゼントしてくれたりしました。
私が留守をすると、アパートの玄関前で待っていてくれました。
いい猫でした。
猫とまた暮らしたいなあと思います。
でも、飼い主が死んで、猫だけ生き残るとかわいそうだから、
年を重ねた人は、ペットを飼うのを控えるようになるそうです。
はたして、私にはまだ猫と暮らす時間が残されているだろうか・・
でも、最近猫にご無沙汰で、書くことがありません。
なので、昔の話でも。
子どもの頃から、うちにはずっと猫がいたので、家には猫がいるものだと思って育ってきました。
私には兄弟がいなかったので、猫や犬は兄弟みたいなもんでした。
いつだって、猫がいて、犬がいて、近所で鶏を飼っていて、庭にはイチジクやビワの木があって、風呂は薪で焚く五右衛門風呂で、排水口からカエルが入りこんできて、軒下にはヘビがのたくっていて・・
そんな子ども時代を過ごしてきたので、猫のいない家というのは、何とも味気ない気がします。
最初に我が家にやってきたのは、ミーという猫だった(私より先輩)
と母が話してくれました。
ミーは、かわいがっていた父の膝の上で息を引き取ったといいます。
(かろうじて、そんな猫がいたような記憶が・・)。
次にやってきたのは三毛猫です。
黒猫のクロがいた時期もあり、白猫のシロがいた時期もあります。
割と長くいたのが、白猫のベル。父はベル猫と呼んでいました。
私が近所で拾ってきた猫で、かなりドンくさい猫でした。
長いことうちにいたけど、最後、どうなったのか、よく覚えていません。
当時は、空き地がそこらじゅうにあり、そこらじゅうの空き地で、子猫だの子犬だのが見つかり、拾って帰っては叱られたものです。
「うちでは飼えないから捨ててきなさい」と母の厳しい一言。
大体、母は犬も猫も好きじゃありませんでした。
生き物が嫌い。野良猫が来ると水をかけて追い返す人でした。
でも、父と暮らすようになってからは、
猫に慣れてきた→猫が嫌いじゃなくなった→猫が好きになってきた→猫大好きかも・・(?)
と変化したようでした。
母が亡くなった後、母のクローゼットには大量の、猫模様のセーター、猫模様のシャツ、猫の絵のついたバッグ、猫のブローチ、猫のエプロン・・が入っていて、猫で一杯なのでした。
人間て、結局は「慣れ」なんだなあと、その時思いました。
でも、母は本当に猫好きになったんだろうか・・
それは、今も疑問です。
父は大阪の人で、大阪では猫を9匹も飼っていたといいます。
9匹は多すぎだろっと思ったものですが。
一体どうやって9匹の猫と暮らしていたんだろう。
大きな家だったそうです。使用人が大勢いるような。
猫と使用人とどっちが大勢いたんだろう・・
でも、
父は詳しい話はしてくれませんでした。
ただ、猫が9匹いたと。
ある年、台風がやってきて、風呂場の屋根を吹き飛ばしたそうです。
だから父は、天気予報で台風が来ることがわかると、家じゅうの雨戸を点検し、釘で打ち付けていたのです。
台風の間じゅう、9匹の猫はどうしてたんだろう。
私はそのことが一番気になったけど、父は話してくれませんでした。
私が一人暮らしをするようになって飼ったのが、ウラという黒猫でした。
ウラはとても利口な猫で、子猫もたくさん産んだし、飛んでいる小鳥も空中でダイビングキャッチしたし、時にはネズミを私にプレゼントしてくれたりしました。
私が留守をすると、アパートの玄関前で待っていてくれました。
いい猫でした。
猫とまた暮らしたいなあと思います。
でも、飼い主が死んで、猫だけ生き残るとかわいそうだから、
年を重ねた人は、ペットを飼うのを控えるようになるそうです。
はたして、私にはまだ猫と暮らす時間が残されているだろうか・・