今年のGWは、コロナの緊急事態宣言下ということもあって、どうせ外出自粛なら家で片づけをしよう、
というわけであちこち手を付けまくったのですけどね、
あっちでちょこちょこ、こっちでちょこちょこ、向こうでちょこちょこ・・
と、まるでネズミが齧った跡みたいに齧りカスばかりが残って家の中は散らかる一方。
押入れの中を片づけている最中に、喉が渇いたので麦茶飲もうと思って冷蔵庫を開けたら、冷蔵庫の中がぐちゃぐちゃなので、これ何とかせにゃと思って中身を出し、そうだ明日はゴミの日なのでまとめてゴミ出そうと外に出たら、昨日使った傘が濡れたまま玄関脇に放置されていたので、まずはこれを乾かそうとベランダに行き、そしたらベランダの鉢植えの土が乾いていたので水をやり・・
とまあ、後はご想像のとおりで・・
で、考えてみたのですよ。
若い頃、20年近く学校図書館で働いていました。
図書館といえば、本だの雑誌だのと紙類の山。書架を整理したり、雑誌や新聞を配架したり、蔵書点検をしたりと、けっこう大変な仕事です。
そんな図書館で、大したミスもなく20年近く仕事をこなしていた私。
しかも、私の机が他の人より乱雑だったかといえばそんなことはなく、割ときちんとしていました。
図書の分類だって整理整頓だって廃棄処分だって、司書なのだからやらざるをえないし、やらざるをえないことならできる。
つまり、ルーティンやマニュアルが決まっているものならできるのです。
リタイア後、ヘルパーの資格を取って半年ほどヘルパーとして働いたこともありました。
他人の家だと掃除も片づけもできるのです(たぶん・・)。
もちろん楽しくはないし、脳みその未開拓部分を開拓しなくちゃいけなかったのですごく疲れて半年でギブアップしたのですが。でも、一応できた(と思う・・)。
では、自分の家だとなぜできないのか、何が違うのか?
雑多なモノが多い。時間の制限がない。義務ではない。監視する人もいない。ミスをしても責められない。責任がない。自宅を片付けても収入にはならない・・
そこで、はたと気づいたのです。
そんなら自宅の片づけも仕事にしちゃえばいいんじゃない?
仕事といっても収入に直結する仕事じゃなくてね、仕事だと思って片づけをする。
つまり、仕事としてマニュアル化、ルーティン化する。
そして、持続させるためにモチベーションを設定する。
私のようなADHDグレイゾーンは、決められたことを決められたとおりに実行するのは割と得意です。習慣化も早い。行動理由が明確なら三日坊主にならずに続けられる。
たとえば、若い頃吸っていたタバコは一度できっぱりやめました。ラジオ英会話とカーブスはかれこれ8年くらい続けているし、去年の夏に始めた瞑想も毎日、最近は朝散歩も毎朝続けています。
ちなみに、タバコをやめた理由は、タバコのニコチンに含まれるアルカロイドが金メダル級の毒物で、殺虫剤の原料であり、ミステリー小説では毒殺に使われる超危険な毒である・・ということを知ったから。その時点で即タバコを止めました。
これをやらなくちゃいけない、あるいはやったほうがいい、と納得し、一度やると決めたなら、実行するのも継続するのも割と簡単です。
これは私の脳の長所といってもいいんじゃないかしら。
(でもなぜか掃除は苦手。なんでだろう・・)
毎朝出勤するみたいに、朝目覚めたときに、今日は部屋のこの部分を攻略するぞと宣言するのはどうだろう。
私は毎朝、
「今日はJさんとAさんの日。2時からと7時から・・」
と唱えています。日本語レッスンのスケジュールね(今はオンラインでやってます)。
そうすると、シャキッと目が覚める。
これからは、同時に、
「今日は居間の押入れのプラスティックケースの中身を全部だしてチェックする」と唱えるのです。
そしたら、私の脳は、それを上司の命令と受け止めて、すんなりと、実行できちゃったりする・・んじゃないかなあ・・。
グレイゾーン傾向のある人は試してみてください。これ、けっこう効果あると思う。
あとはモチベーションだけど、ブログをできるだけ更新する、というのもいいかな、と思っています。
(かさこ塾では毎日更新せよ、と言われていたのですが・・あれは何年前だったろう)
このブログの訪問者数、今はせいぜい50人前後だけど、1万人くらい来てくれたら嬉しいなあ。
でも、それって、今50円しかないので、1万円くれると嬉しい、と言ってるのに等しいので図々しいにもほどがあると言われそうだけど・・
私のように70代で生前整理が必要、しかし気力体力は衰え、一人暮らしで手伝ってくれる人もなく、なおかつADHDやアスペの傾向があり(なくてもOK)、今更どうにもならないよ、とあきらめかけている人たちの励みになれば・・
とっちらかった部屋と頭(私のことです)をすっきりさせて、日々気持ちよく暮らすにはどうすればいいかを追求しつつ、少しでも前進できればと思っています。
ダメなら、また別の手を考えよう。
今はとりあえずこの方向で行こうかと思っています。
最後にお勧めの一冊(冒頭の写真)
「にゃんしゃりで心のお片付け。」(Jam著 PHP研究所)
マンガです。「夢をかなえるゾウ」に似ています。あのノリで片づけについて「イマジナリーオカン」ていうのが登場して、関西弁で片づけについて説教垂れるという変わったマンガ。
猫好きな人は読んでみなはれ。
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