誰でもが知っている そして懐かしい郷愁の唱歌
真っ先に頭に浮かぶのが ふるさと もみじ おぼろ月夜などである
この歌の作詞が 高野辰之さん
信州・豊田村に明治9年に生まれ 同じく信州の野沢温泉が終焉の地になった
昭和22年に71歳で亡くなられた
この間 数々の名曲を残したが 文学博士でもあった
![]() ![]() 温泉地の一番奥に 洒落た洋館が立っている
ここが おぼろ月夜の館 斑山文庫 博士の号である斑山を称している
中に入ると 数々の資料が展示されており 100年の歴史が そこに生きていた
![]() ![]() 片隅にピアノが置いてあり 少し広い場所がある
楽譜が立ててある 覗いてみると もみじの曲
遠慮して ポツンポツンと弾いてみた
つい好きなものだから いつものように弾いてしまう
係りの女性が近づいてきた
遠慮してくださいと言われるからと思ったら 逆だった
![]() ![]() 他に男性グループのお客さんがいるので 一緒に歌わせてください
うわっ~ こういう記念館で弾いて歌ってもらうなんて 幸せなことである
もみじ ふるさと おぼろ月夜 周りに立ってもらい みんなで歌った
旅の途中で 思いがけず みんなで歌うこと 素晴らしい想い出が残る
実は 豊田村の 高野辰之記念館では オルガンを弾いた
添乗員として皆さんをそこで歌わせて 喜んでもらった
二つの高野辰之さんの館で弾いて歌った曲 私にも忘れられない想い出となる
今日は墨田のうたごえカチューシャでピアノを弾き うたごえを楽しむ
明日は 下町のうたごえで 同世代の青春を歌い楽しむ
![]() 一昨日は墨田区の老人介護施設へ音楽訪問して 入所の方たちに歌ってもらった
そして 今月は臨時に 日曜日のお誕生会にも来て欲しいと依頼され快諾した
歌 それは 瞬時に人と人を結ぶ
不思議な力がある
瞬時に想い出の中に溶け込むこともある
落ち込んでいる時は励まして
その先に希望のひかりを点してくれる
みんなで歌うとき 歌の友情が生まれる
人生の何時間かを 快い明るさに包んでくれる
歌にかかわっている現在 感謝して生きていく
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