珍しく赤とんぼが ベランダに訪ねて来た
郊外では どこにでもある風景が 都会でも見られなくなった
蝶々も紋白は来ない
時々 アブのような蜂のようなものが飛んでくる


赤とんぼには 自然への郷愁がある
どこにでも居たが あの 指で円を描くと 眼をくるくるさせる仕草
ぱっと手で掴むと 逃げられずに 捕まえられてしまう
赤とんぼの曲 21世紀へ残したい 日本の名曲 日本の名曲100選
いずれも ふるさとと並んで 群を抜いて ベスト1.2位を分ける
どれだけの人に愛されている曲かが分かる


昨年60年ぶりに兄弟で訪れた 私のふるさと 信州 今は長谷村
あかとんぼ 兵庫県龍野市の出身 三木露風さんの作詞である
彼が32歳の時 函館郊外のトラピスト修道院内で作られた
赤とんぼ 止まっているよ 竿の先
この原型は彼が7歳の時に作っていた
4番の歌詞にあるが ここから 1番へ回想に入る
追われて見たのは・・・こう思ったときもあった
ねえやの背中に負われてが正解だった
彼の母は 放蕩三昧の父を見限り 幼い頃に家出した
仕方なく 祖父の家に預けられた
そこに多分 優しい ねえやが居たのだろう
あかとんぼ しばらくして居なくなった
再び姿は見せてくれない
一度きり 私にも郷愁を覚えさせてくれた

小松川千本桜公園のパンパグラス
今日の誕生花 パンパグラス
花言葉 光輝