のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
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日暮の里と夕焼け小焼け

2013年05月13日 11時10分06秒 | ウォーキング

日暮らしの里と夕焼け子やけの童謡 何か素敵な郷愁に駆られる
山手線の駅の一つ 日暮里である この近くに夕焼け小焼けの歌碑がある
以前から知っていたが 初めてこの歌碑を訪れてみた

きっかけは目的が違う 都バス1日乗車券を買って 少し乗りついでウォーキング
いつもは乗らない家の近くからバスに乗った 錦糸町駅で降りる
北口に廻ると 大塚行き 日暮里行きがある 発車間際の日暮里行きに飛び乗った

そうだ 終点の日暮里まで行ってみよう
夕焼け小焼けの歌碑も探して見よう そして懐かしい街だ
昔の駅前は 数軒 駄菓子屋の卸商が並んでいたものである

 

小学校6年の時は 千住に住んでいて ここまで納豆売りに来ていた
朝4時に母に起こして貰い 納豆工場に行き30個ばかり仕入れ 始電に乗った
この街の住宅街を売って歩いて 完売したら電車で帰り 小学校へ行った

北風が寒い日 ある板塀のところで凍えて風を除けていたら 塀のくぐり戸が開いた
坊や 寒いだろう 幾つ売れ残っているのと 女性が全部買ってくれたっけ
学校には間に合うし 他人の情がこんなに嬉しかったことは 初めての経験だった

 

この街は 駅前は大きく変貌しているが一歩裏通りへ入ると昔の面影が残っている
通りは 布の街の飾りがあり 洋品などに関する店が目立っていた
どこからか 大きな太鼓を打つ音と 子どもの歓声が聞こえてきた



音に招かれるように裏道から表通りへ出ると お祭のみこしや山車が出ていた
小さいみこしを 小さな子ども達が担ぎ 山車を大勢の子どもが引き大人が手伝う
どこかで休憩したら 何かお菓子か飲み物 果物でも出るのだろう

 

そのそばの小学校の道のそばに 夕焼け小焼けの歌碑があった
八王子郊外 陣場山の麓にも歌碑がある 作詞 中村雨虹さんのふるさとである
山のお寺の鐘が鳴る~ このお寺も そこに実在している



今では 八王子市民に愛される愛唱歌でも有り 夕方には この曲が流れると言う
その中村雨虹さんが 教員となり赴任してきたのが この日暮里の小学校だ
童謡作家となったのもここであり 日暮らしの里と 何故か地名までその雰囲気と合う

 

当時 野口雨情に憧れ この一字 雨 と 希望の虹 をあわせて雨虹と名乗った
夕焼け小焼けは 母さんの香りもする 明かりの灯ったあたたかさが感じられる歌だ
母さんと手を繋ぎ 家路を辿る 現代でもありそうな光景に 思わず心が憩う



駅前には 大きな 大田道潅の像があり迫力がある
鷹狩に出たときに にわか雨に逢い 農家に蓑を借りようと立ち寄った
ところが この娘は 七重八重 花は咲けどもの短歌を差し出し 道潅は怒って帰った

しかし 帰ってから この歌に寄せられていた 蓑が無い に触れ 己が無学を悟る
以後 歌の道に励み 歌人ともなったと言う
この場所が日暮里である この他にも豊島区にも 横浜六浦もその場所と言われる

 

私の場合 日暮らしのではなく その日暮らしである
一日乗車券500円で ウォーキングと感性の涵養がされるだろうか
実は このあと 三ノ輪橋まで歩き 更に 都電沿線を熊野前まで 3時間歩いて見た





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