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本と映画とテレビと鉄道をこよなく愛するブログ

映画「Ray」(ネタバレ有り)

2005年02月11日 | 映画・DVD・ビデオ
先般、「Ray」という昨年亡くなったレイ・チャールズの一生を描いた映画を見てきました。僕は、「音楽」には詳しく無く、もっと詳しければ、感動もひとしおだったのでしょうが、演出のテンポの良さ、「コラルテル」の黒人タクシー運転手役をやっていた俳優がレイをやっているのですが、最高でした。2時間半の映画、全く飽きることなく、楽しく心にしみわたる感動を味わって映画館を出ました。最近CGを使う映画が多い中、「ドラマ」で二時間半、観客を惹きつけるのは、脚本の良さ(時間の飛ばし方)、とっても重要な音楽の使い方、レイ・チャールズのシャブ中になっていくエピソードとか、幼児期のトラウマ、南部の黒人差別などが本当に上手くリズム良く構成されていて・・・しかも1930年頃から1980年位までの、「衣裳」「セット」「車」など、細部も丁寧に作られていて、ハリウッド映画の底力を見せつけられたように思いました。現在、生きている人間が知っている時代の映画やドラマで少しでも「嘘」をつくと、興ざめになりますから。お薦めの映画です。「パッチギ!」と言い、音楽を上手く使った映画に今年、早くも二本出会いました。至福の時でした。
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