映画やテレビの「サウンドトラック」CDの中に収録されている音楽が、「ニュース番組」や「ドキュメンタリー」に使われている事が多い。
「殺人事件」などのニュースで、僕がプロデュースした「家族内での虐待」をテーマにしたドラマの曲がよく使われる。ドキッとする。
「バラエティー番組」では、「アニメのサントラ」が使われる事が多い。
何故、サントラが使われるかというと、民放全局とJASRACは、民放がJASRACに包括で契約をしてお金を支払っている。
だから、放送に関しては、CDになって出ているものは、「放送」使用がOKになっている。それが「ザ・ビートルズ」の曲であっても。
そしたら、何故「サントラ」の曲が「別の番組」に使われるかというと、「インストルメンタル(歌なし)」の曲が多く、使いやすいからである。
「バラエティー番組」で「アニメのサントラ」が多く使われるのは、「アニメの歌のイントロ部分」を使ってCM入りの短い曲(アタック)などが作られている。
困るのが、DVDにしたりする時だ。「放送」という「音楽を放送で流す行為」は許されているが、DVDの様に、ある媒体でいつでも聴ける様にする事」を「固定権」という。
「映画」などでは、あらかじめ、この「固定権」を場合によっては、高い金額で買って、音楽を付けている。
だから、テレビドラマ・テレビバラエティーなどのテレビ番組に関しては、DVDになった時、付いている「音楽」が放送と違う事がある。ドラマに多いが、ドラマでも、制作する時に、そのドラマの為の音楽を作曲して付けていれば、音楽家との契約にもよるが、DVD化した時、まんま音楽を使える。
昔、日テレで「坂本竜馬」を主演・武田鉄矢でやった事がある。前編「ビートルズ」の曲を使っていた。今では再放送もDVD化もできない。いいドラマだったのになぁ~。
だから、どうしても、残しておきたい番組は、ビデオかDVDに放送を録画するしかない。あとで、DVD-BOXを買おうと思っていると、音楽が随分違って、がっかりする事もありえる。