![]() | 博士の愛した数式新潮社このアイテムの詳細を見る |
映画「博士の愛した数式」を観た。今日は土砂降りなのに、混んでいると思ったら、2月1日の「映画の日」。みんな1000円で見られるから、女性がかなりたくさん観に来ていた。
小泉尭史監督は、晩年の黒澤明監督のチーフ助監督を務めた人。「雨あがる」も淡々としていながら、心に来る映画だったが、「博士の愛した数式」は黒澤明の呪縛を離れ、自由に、そして奇をてらう事無く撮っている。
いろんな「数字」や「数式」が出てくるが、とても分かりやすく、感情移入できた。特に「28」という数字は、このブログで以前書いたが、「28」を割る事ができる数字を足すと、「28」になる。1+2+4+7+14=28。
また、1+2+3+4+5+6+7=28も成り立つ。こういう数字を「絶対数」と言っていたか、「完全数」といっていたか定かではないが、面白い。「数学」というと、難しいという「イメージ」があるが、ある種の「哲学」なんだなと感じた。
その他にも、へぇ~という「定理」が出てくるが、寺尾聡と深津絵里、そして吉岡秀隆が自然なたたずまいの芝居でとてもいい。特に深津絵里は最高。
映画館に入った時は土砂降りだったが、映画が終わって出てきたら、「雨あがる」であった。僕の気持ちも晴れ晴れとして爽やかになっていた。この映画の中でさりげなく入ってくる「自然を映したさりげないショット」が、「博士」が「数式」になぞらえて言う、この映画の訴えたかった事を観客に届かせるエネルギーになっている。
今年に入り、映画を4本観たが、「今の日本社会を生きる人」に観てもらいたい1本である。
「ホリエモン」とか「小泉純一郎」に見せたいが・・・無駄かも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fine_face.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fine_face.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fine_face.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hand_goo.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fuki_osusume.gif)