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「ウルトラマン」と「アルプスの少女ハイジ」の脚本家・佐々木守さんの死。

2006年02月27日 | 本・雑誌・漫画
戦後ヒーローの肖像―『鐘の鳴る丘』から『ウルトラマン』へ―

岩波書店

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脚本家の佐々木守氏が亡くなった。享年69歳。新聞によると、大島渚監督の助監督を務め、映画「日本春歌考」「絞首刑」などの脚本を執筆。
テレビドラマ「ウルトラマン」の脚本で有名だが、そのほかにも、「七人の刑事」「コメットさん」「柔道一直線」「アルプスの少女ハイジ」などの脚本を手がけた。

僕は、昨日ブログに書いた様に、10年以上前、「全共闘」をテーマにした番組にゲストで出演して貰った。反骨精神のある方とお聞きしていたので、どんな怖い人が来られるのかと、僕は少しびびっていたが、お会いして、その温厚な笑顔を見た時、
「この人は、いろんなことがよく分かっている、心の広い人だな」と思った。「でも、自分というものをしっかりとお持ちで、その琴線に触れると恐ろしい事になる」とも思った。

番組の収録中は、小田実、野坂昭如らが激論を闘わし、佐々木さんは、合間で「ゆったりとした喋り」で「全共闘」の事を語られていた様に記憶している。
昨年の「高田渡さん」に続いて、お会いした人が鬼籍に入る事はとても寂しい事。一人一人、「昭和を一緒に生きた人達」が亡くなっていくのは、「誰にも死が訪れる」とはいえ、「西暦」を未だに「昭和」に直して、経った時間を計算している「昭和人間」としては仲間が少しずつ減っていく様で悲しさに襲われる。

佐々木さんが、「アルプスの少女ハイジ」を書いていたとは・・・どうしても「ウルトラマン」の脚本家というイメージが強く、社会の「悪」を「ウルトラマン」に託して、やっつけていくのが佐々木脚本だと思っていたので意外だった。佐々木さんが書いた「ウルトラマン」を放送し始めた時のエピソードが綴られた本を読んだ事があるが、とても感銘を受けた。あの頃、「ウルトラマン」を書いていた脚本家たちは、「時代」に対して足掻いていたのだろうか・・・金城さんとか。



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「アメリカ映画ヒーロー・悪役50」を観ました。映画好きにはたまらない番組。

2006年02月27日 | 映画・DVD・ビデオ
アメリカ映画ベスト100 DVD-BOX

ジェネオン エンタテインメント

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僕はこのDVDを持っていますが、今日観たのはテレビで最近録画した「アメリカ映画・ヒーロー、悪役50」。まだDVDにはなっていません。2時間15分、全く退屈しないで観られたのは、やっぱり映画が好きなんでしょうね。
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