伊福部昭さんが亡くなった。享年91歳。僕が知る伊福部さんは、1954年の東宝映画「ゴジラ」の音楽を担当した作曲家。この年には、黒澤明監督の「七人の侍」、木下恵介監督の「二十四の瞳」が公開されている。昭和でいうと、昭和29年。太平洋戦争が終わって、9年目になる年だ。「ゴジラ」が迫ってくる、あの有名な曲を知らない人はいないだろう。
伊福部さんは、平成の「ゴジラ」でも音楽を担当している。一体、幾つになられたのだろう・・・或いは、1954年の「ゴジラ」を担当した時、お幾つだったのか、ずっと、不思議だった。
今、ネットワークウォークマンで、「砂の器」のラストシーンにかかる交響曲を聴いている。何度も何度も。本当に、映画のシーンが目に浮ぶ様な名曲である。これは伊福部さんの作品では無いが、映画における「音楽」はとてもとても大切なものだ。
「スター・ウォーズ」のジョン・ウィリアムス、「007シリーズ」のジョン・バリー、「荒野の七人」「大脱走」のエルマ・バースタイン。アメリカ映画のミュージカルの話をしたら、いつまで経ってもこのブログが終わらない。
日本のアニメで言うと、「ジャングル大帝」の冨田勲、「悟空の大冒険」の宇野誠一郎、「巨人の星」の渡辺岳夫、「ルパン三世」の山下毅など。アクションヒーローもので多かったのは、菊池俊輔。
自分がドラマをやっていた時も、音楽にはこだわった。先輩のプロデューサーのこだわりが凄かった事もあるが、「音楽」でドラマは大きく変わる。その中でも、かのチャールズ・チャップリンの名曲「スマイル(映画「モダン・タイムズ」のラストシーンにかかるのが印象的)」をドラマに使った時は、心が震えた。音楽監督の意向で、アイルランドで「ケルト音楽」を録音し、それをドラマに使った事もあった。テーマが「虐待」だったので、暗い旋律でありながら、どこかに、その暗さを乗り越えていくエネルギーを秘めているという事を「ケルト音楽」は表現してくれた。「ケルト音楽」自体が長年、差別された「アイルランド民族」の持っている心の叫びを表現している様な気がする。
今でも、「スマイル」が入っていれば、どんな歌手が歌っていても、CDを買いたくなる。チャールズ・チャップリンは、偉大な天才である。
伊福部昭さんのご冥福をお祈りします。
伊福部さんは、平成の「ゴジラ」でも音楽を担当している。一体、幾つになられたのだろう・・・或いは、1954年の「ゴジラ」を担当した時、お幾つだったのか、ずっと、不思議だった。
今、ネットワークウォークマンで、「砂の器」のラストシーンにかかる交響曲を聴いている。何度も何度も。本当に、映画のシーンが目に浮ぶ様な名曲である。これは伊福部さんの作品では無いが、映画における「音楽」はとてもとても大切なものだ。
「スター・ウォーズ」のジョン・ウィリアムス、「007シリーズ」のジョン・バリー、「荒野の七人」「大脱走」のエルマ・バースタイン。アメリカ映画のミュージカルの話をしたら、いつまで経ってもこのブログが終わらない。
日本のアニメで言うと、「ジャングル大帝」の冨田勲、「悟空の大冒険」の宇野誠一郎、「巨人の星」の渡辺岳夫、「ルパン三世」の山下毅など。アクションヒーローもので多かったのは、菊池俊輔。
自分がドラマをやっていた時も、音楽にはこだわった。先輩のプロデューサーのこだわりが凄かった事もあるが、「音楽」でドラマは大きく変わる。その中でも、かのチャールズ・チャップリンの名曲「スマイル(映画「モダン・タイムズ」のラストシーンにかかるのが印象的)」をドラマに使った時は、心が震えた。音楽監督の意向で、アイルランドで「ケルト音楽」を録音し、それをドラマに使った事もあった。テーマが「虐待」だったので、暗い旋律でありながら、どこかに、その暗さを乗り越えていくエネルギーを秘めているという事を「ケルト音楽」は表現してくれた。「ケルト音楽」自体が長年、差別された「アイルランド民族」の持っている心の叫びを表現している様な気がする。
今でも、「スマイル」が入っていれば、どんな歌手が歌っていても、CDを買いたくなる。チャールズ・チャップリンは、偉大な天才である。
伊福部昭さんのご冥福をお祈りします。