20年以上前、「制作部」に配属された時は、いろいろ面白い事があった。テレビ局の「制作部」も今の様に「企業のサラリーマン的要素」が少なく、「野武士の集団」の様だった。
中身が面白くて、視聴率を取る番組を作っているディレクターやプロデューサーは何でもありだった。制作部長に昼御飯に連れて行って貰って、ビールを飲んでいたのだから、推して知るべしである。
僕ら、若手も仕事で「徹夜」や「辛いロケ」もあったが、それ以外の日は昼間、「ボーリング」に行ったり、夕方早めにフェイドアウトして、徹夜で麻雀、次の日は午後出社と言う事もしばしば。でも、現場は「熱かった」。20歳位、年上の上司やカメラマンと「番組の内容」の事で大喧嘩をした。飲んで飲んで飲みまくって、気がついたら、道頓堀で朝を迎えていた事もあった。若かったから、そのまま出社してもなんとも無かったが。
番組をはずすと、悲惨だった。持ち番組が無くなり、朝定時に来て、夕方まで、「漢和辞典」を写しているプロデューサーもいた。それも毎日毎日。一年間くらいだったろうか。鮮明にその光景を今でも憶えている。
そういう意味では、「才能」+「運」の世界だったのかもしれない。今もそうだが、「野武士的な人々」は組織から次第に駆逐された。だから、今のテレビが面白くなかったり、「一つの方向」からしか、ものを見なかったりするのではないだろうか?
「病院もの」「刑事もの」「料理もの」「面白トーク」・・・そんな番組が氾濫している今、もう一度、自分自身、「五感に訴えるもの」「自然」「日本という国」・・・それらを融合した番組を創りたい。
どんなにPTAから俗悪番組と言われても、「8時だよ!全員集合!!」は、いかりや長介さんを中心に「プロのコント」を毎週毎週創り出していた。古くは「シャボン玉ホリデー」「ゲバゲバ90分」などもそうだ。
今の笑いは、人気の出て来た若手芸人の「ギャグ」のサビの部分だけを編集して放送している。これでは芸人は育たない。ちゃんとした作家がいて、プロデューサー・ディレクターがいて、「お笑い番組」は作っていく方向に行かないと、「番組」も「芸人」も共倒れしてしまう。
「びっくり!日本新記録」→「SASUKE」
「やすきよのスター爆笑Q&A」→「ダウンタウンDX」
「プロポーズ大作戦」→「あいのり」
「輪廻転生」の様に、違う番組でも、過去にあった番組に、「基本の構造」は類似していると思う。
「戦国自衛隊」の逆では無いが、そろそろ「野武士」がテレビ界にも登場すべき時に来ていると思う。









中身が面白くて、視聴率を取る番組を作っているディレクターやプロデューサーは何でもありだった。制作部長に昼御飯に連れて行って貰って、ビールを飲んでいたのだから、推して知るべしである。
僕ら、若手も仕事で「徹夜」や「辛いロケ」もあったが、それ以外の日は昼間、「ボーリング」に行ったり、夕方早めにフェイドアウトして、徹夜で麻雀、次の日は午後出社と言う事もしばしば。でも、現場は「熱かった」。20歳位、年上の上司やカメラマンと「番組の内容」の事で大喧嘩をした。飲んで飲んで飲みまくって、気がついたら、道頓堀で朝を迎えていた事もあった。若かったから、そのまま出社してもなんとも無かったが。
番組をはずすと、悲惨だった。持ち番組が無くなり、朝定時に来て、夕方まで、「漢和辞典」を写しているプロデューサーもいた。それも毎日毎日。一年間くらいだったろうか。鮮明にその光景を今でも憶えている。
そういう意味では、「才能」+「運」の世界だったのかもしれない。今もそうだが、「野武士的な人々」は組織から次第に駆逐された。だから、今のテレビが面白くなかったり、「一つの方向」からしか、ものを見なかったりするのではないだろうか?
「病院もの」「刑事もの」「料理もの」「面白トーク」・・・そんな番組が氾濫している今、もう一度、自分自身、「五感に訴えるもの」「自然」「日本という国」・・・それらを融合した番組を創りたい。
どんなにPTAから俗悪番組と言われても、「8時だよ!全員集合!!」は、いかりや長介さんを中心に「プロのコント」を毎週毎週創り出していた。古くは「シャボン玉ホリデー」「ゲバゲバ90分」などもそうだ。
今の笑いは、人気の出て来た若手芸人の「ギャグ」のサビの部分だけを編集して放送している。これでは芸人は育たない。ちゃんとした作家がいて、プロデューサー・ディレクターがいて、「お笑い番組」は作っていく方向に行かないと、「番組」も「芸人」も共倒れしてしまう。
「びっくり!日本新記録」→「SASUKE」
「やすきよのスター爆笑Q&A」→「ダウンタウンDX」
「プロポーズ大作戦」→「あいのり」
「輪廻転生」の様に、違う番組でも、過去にあった番組に、「基本の構造」は類似していると思う。
「戦国自衛隊」の逆では無いが、そろそろ「野武士」がテレビ界にも登場すべき時に来ていると思う。








