テレビを作っていて、最近感じるのは「生放送」がプライムタイム(午後7時~11時)「ニュース」「スポーツ中継」以外、ほとんど無い事だ。もちろん、「ドラマ」は全く別の分野。昔、「火曜サスペンス劇場」で一回だけ、生放送をしたのと、亡くなった久世光彦さんが「ムー一族」とかで「生」をやっていた。
僕も入社して、3年近く、生放送をやっていたので、あの緊張感は忘れられない。出演者もスタッフも緊張していた。何が起こっても、決まった時間には終わるのも、生放送の醍醐味。
今の「バラエティー番組」の多くは「芸人」の面白いトーク部分を切り取って、編集して放送している。今は無いだろうが、昔、「秋の新番組大集合的な番組」で、放送時間は2時間半なのに、12時間収録したのには驚かされた。もちろん、セットチェンジの時間も含めてだが。
関西に「生放送」が多いのは、編集もMAと呼ばれる「整音」の作業も入らず、まずは予算がかからないから。関西の芸人さんは「生の舞台」出身者が多いので、「生放送」に対応できる「喋り」ができるから。
関西の番組の台本には、ほとんど、決め台詞以外は、出演者の台詞が書いていない。書くと失礼にあたる。「そのコーナーの意味合い」さえ、説明しておけば、後は「面白くなる様にいかに自分の立ち位置で発言するか」にかかっている。
東京の台本は全部台詞が書いてあり、驚く事に、それをそのまま読むタレントさんも多い。「仕事をこなす」というニュアンスが強いのだろう。スタッフが作った番組のコンセプトを台本に見出しているのかもしれない。それにしても、一時間放送するのに、最低1時間半は収録する。放送にはCMがあるから、本編賞味は多分42~43分くらいだろう。つまり、必要な放送時間の倍くらい収録している事になる。2時間の特番で5時間収録した事もある。あの「編集で面白くないとカットされた部分」はどうなるのだろう。絶対日の目を見ない。
僕は「ザ・ベストテン」等の生放送の歌番組で育った世代である。毎週、手に汗を握り、放送を観ていたのを思い出す。あんな興奮を与えてくれる生番組を観たいものだ。綿密な構成がいるだろうが。











僕も入社して、3年近く、生放送をやっていたので、あの緊張感は忘れられない。出演者もスタッフも緊張していた。何が起こっても、決まった時間には終わるのも、生放送の醍醐味。
今の「バラエティー番組」の多くは「芸人」の面白いトーク部分を切り取って、編集して放送している。今は無いだろうが、昔、「秋の新番組大集合的な番組」で、放送時間は2時間半なのに、12時間収録したのには驚かされた。もちろん、セットチェンジの時間も含めてだが。
関西に「生放送」が多いのは、編集もMAと呼ばれる「整音」の作業も入らず、まずは予算がかからないから。関西の芸人さんは「生の舞台」出身者が多いので、「生放送」に対応できる「喋り」ができるから。
関西の番組の台本には、ほとんど、決め台詞以外は、出演者の台詞が書いていない。書くと失礼にあたる。「そのコーナーの意味合い」さえ、説明しておけば、後は「面白くなる様にいかに自分の立ち位置で発言するか」にかかっている。
東京の台本は全部台詞が書いてあり、驚く事に、それをそのまま読むタレントさんも多い。「仕事をこなす」というニュアンスが強いのだろう。スタッフが作った番組のコンセプトを台本に見出しているのかもしれない。それにしても、一時間放送するのに、最低1時間半は収録する。放送にはCMがあるから、本編賞味は多分42~43分くらいだろう。つまり、必要な放送時間の倍くらい収録している事になる。2時間の特番で5時間収録した事もある。あの「編集で面白くないとカットされた部分」はどうなるのだろう。絶対日の目を見ない。
僕は「ザ・ベストテン」等の生放送の歌番組で育った世代である。毎週、手に汗を握り、放送を観ていたのを思い出す。あんな興奮を与えてくれる生番組を観たいものだ。綿密な構成がいるだろうが。











