第2次トランプ政権の主導者たちは、米国の対外政策の失敗と悲劇は世界各地に介入した強硬な「ネオコン」に振り回されたせいで起きたと考え、彼らと断固として一線を引くことを主張する。

2025-01-29 09:41:02 | 世界平和を実現するために
トランプ2.0の
朝米首脳会談と危うい世界【寄稿】
登録:2025-01-25 08:46 修正:2025-01-29 06:59
 
ペク・スンウク|中央大学社会学科教授、『つながる危機』著者
 
 
2018年6月12日のシンガポールでの第1回朝米首脳会談での、金正恩国務委員長とアメリカのドナルド・トランプ大統領/ロイター・聯合ニュース

 トランプ大統領の2度目の任期開始後、私たちは今までの馴染みある世界とは違い過ぎる世界を経験するだろう。トランプの掲げる「米国第一主義(America First!)」というスローガンが、それ以前の馴染み深い「米国ナンバーワン」というスローガンとどれほど異なるかをみれば、その違いは推察できる。「米国ナンバーワン」が世界を共通の基準でまとめ、そこに例外なく従うことを強制するものだったとすれば、「米国第一主義」は、米国を偉大にする道なら例外が一般になるよう米国がいつでも変身し、それを世界に強制するという宣言だ。第2次トランプ政権の主導者たちは、米国の対外政策の失敗と悲劇は世界各地に介入した強硬な「ネオコン」に振り回されたせいで起きたと考え、彼らと断固として一線を引くことを主張する。今や米国は、世界に対する武力介入から脱し、「平和」の守護者へと変身しようとしているのだろうか。そうではない。第2次世界大戦後に米国が主導してきた世界秩序の共通の基準は、米国自身も制約されるせいで負担が重いため、これからは「米国第一主義」という独自の基準を掲げ、「無原則の世界」へと乗り出すという宣言に他ならない。その意味するところを米国の国内政治の視点と国際秩序の視点からみてみよう。

 トランプ2期目の米国政治の変化をみる際のポイントは3つある。一つ目は、相次ぐトランプの「奇異な人選」だ。トランプが指名した長官たちの役割は、各自の省庁をきちんと守ることではなく、その省庁を「壊すこと」だ。二つ目のポイントは、トランプ-マスク連合だ。連合に参加したマスクにとって重要なのは脱規制だが、これは自動運転車、ツイッターの後身であるX、そしてスペースXのいずれも該当する。マスクなら、宇宙産業の非効率性を打破するためにNASAの機能を大幅に調整し、その機能の一部をスペースXが買収することを中身とする民営化も推進しうる。前の2つと関係する三つ目のポイントは「ディープステート」に対する攻撃だが、第1次トランプ政権はこの「ディープステート」のせいで自分たちの目標が挫折したと彼らは考える。国が企業であったなら、新たな主力産業を推進するためには、あえてそれまでの省庁をそのままにしておく必要もなく、流動的な市場の要求に合わせて、いかなる省庁であれ、改編を随時柔軟に行うべきなのではないか。

 20世紀の米国自由主義の核心構図だった法人企業の経営に対する「公正な管理者」としての行政府、集団的権利の形成と管理の仲裁者としての行政府という枠組みは、こうして終わりを告げるだろう。

 予想される国際秩序の再編を考えてみよう。トランプは北朝鮮の核問題、ウクライナ戦争、パレスチナ-イスラエル戦争を同時に解決するとともに、この3カ所から手を引いて負担を現地勢力に移転しようとするだろう。韓国にとって現実的な北朝鮮の核問題をまずみてみよう。トランプの再選を予想し、朝米首脳会談を再推進するという北朝鮮の立場は、ロシアを支援してウクライナ戦線に派兵したことではっきりした。北朝鮮の対米交渉と核戦略の重大な転換点は、2019年初めの「ハノイ・ノーディール」で、これを機として「韓国パッシング(韓国外し)」と韓国に対する戦術核による威嚇の拡大、および米国を標的とした戦略核による威嚇の増強という大きな変化があった。2025年に朝米首脳会談が再推進されれば、韓国を排除して合意の保証者としてプーチンを登場させるというやり方になる可能性がある。その会談は米国を標的とした戦略核の凍結・縮小が主な議題となり、韓国を標的とした戦術核は議論の対象から外される可能性がある。北朝鮮がウクライナ派兵の見返りとしてロシアからミサイル防衛システムの支援を受けたということも重要だ。朝米首脳会談の議題で扱われなかった北朝鮮の戦術核の脅威に対する対応コストは、その後、韓国に対する防衛費分担金協定の請求書に記載される可能性がある。

 プーチンを朝米首脳会談に登場させることができれば、それはトランプがウクライナ終戦交渉を主導するうえでも有利な条件になる。米国は終戦後、ウクライナの長大な「非武装地帯」の維持から手を引いて、その軍事的責任を「欧州」に押し付けるだろうが、負担を抱え込む欧州は安保不安が高まるうえ、国内的には極右勢力の主張がよりいっそう激しくなるだろう。パレスチナ問題の解決は、2020年の「アブラハム合意」の道に沿うだろうが、これもまた紛争の終息ではなく紛争責任を現地に押し付ける方式の一時しのぎの対策であろう。

 第2次世界大戦後の世界秩序を「ヤルタ体制」と呼ぶとすれば、ヤルタ体制解体後の世界は「米国第一主義」の新たな秩序へと再編されるだろうが、世界全体に適用される「多国間主義的秩序」が崩壊したこの世界においては、大国ではない国々、そして力なき民衆は、生存を支える共通規範の喪失で苦しむ可能性が高い。

 
//ハンギョレ新聞社

ペク・スンウク|中央大学社会学科教授、『つながる危機』著者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

https://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/1179566.html韓国語原文入力:2025-01-24 07:00
訳D.K
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脳の血管に入り込んだマイクロプラスチックが、血液の流れを阻害するなどして、血栓として作用できる可能性を示している。血流を妨害したり詰まらせたりして、運動・認知能力を損なう可能性

2025-01-28 19:44:14 | 問題がないは、大問題

脳血管に蓄積したマイクロプラスチック、

血栓になり認知・運動能力に悪影響

登録:2025-01-27 05:54 修正:2025-01-28 07:38
 
中国北京師範大学の研究チームがマウスを対象に実験 
マイクロプラスチック注入後、脳灌流圧が低下
 
 
昨年9月24日米国サンフランシスコに捨てられたプラスチックのゴミ=サンフランシスコ/AFP・聯合ニュース

 人間が作った各種のプラスチックが5ミリメートル以下に細かく砕かれたマイクロプラスチックは、大気から深海、南極の氷に至るまで、地球の各所で広範囲に発見される。今では人体からも検出されるが、科学者たちはマイクロプラスチックが人体にどのような影響を与えるのかについては、まだ正確には説明できずにいる。日々発表される関連論文は、これに対する不安と懸念を含んでいる。

 最近公開された研究結果は、脳の血管に入り込んだマイクロプラスチックが、血液の流れを阻害するなどして、血栓として作用できる可能性を示している。血流を妨害したり詰まらせたりして、運動・認知能力を損なう可能性がある。

 
プラスチックが細かく砕かれたマイクロプラスチックは、人体の各所、特に脳で多く検出されている=ゲッティイメージズバンク//ハンギョレ新聞社

 中国北京師範大学に所属の黄蔚(Wei Huang)研究員とその共同研究者は最近、科学誌「サイエンス・アドバンシズ」に、マウスに注入したマイクロプラスチックがどのように動くのかを蛍光画像で観察した結果を論文に発表した。研究チームは、蛍光で表示したマイクロプラスチック粒子をマウスに注入し、脳の血管を映像化して蛍光画像を読み取る手法で、これを観察した。その結果、口から投与した場合は2~3時間後に、注射を通じて直接血流に注入した場合は10分以内に、脳の血管からマイクロプラスチックを発見することができた。

 この過程で研究チームは、マイクロプラスチックが、病原菌を摂取して破壊する免疫システムの一環である「食細胞作用」を通じて、好中球や大食細胞(マクロファージ)などによって吸収されることを発見した。ただし、マイクロプラスチックは破壊されないため、これを摂取した細胞は血管に絡みつき血栓となり、少なくとも1週間以上は残り、血流を阻害することが明らかになった。脳血管灌流圧は、マイクロプラスチック注入の10~30分後から明確に低下し、この現象は特に細い血管であるほど顕著だった。マイクロプラスチックによる血流が詰まる現象は7日ほど続き、28日後にはある程度回復したが、以前ほどの水準ではなかった。

 
 
中国北京師範大学の研究チームによる実験の結果、マイクロプラスチックを注入したマウスの脳に血栓が生じて血流が減少することが明らかになった=論文より//ハンギョレ新聞社

 研究チームは、このようにしてマイクロプラスチックが起こした血栓塞栓症が「脳組織での血液供給を不足させ、マウスの神経・認知活動に障害を起こした」ことを明らかにした。マイクロプラスチックを注入したマウスが、迷路で道を探す記憶力テスト、棒にぶら下がるなどの運動力テストなどで、明らかに低い能力を示したということだ。研究チームは、今回の研究はマイクロプラスチックが血管の閉塞に及ぼす影響を示したとして、このような障害が「心血管の健康に害をもたらす結果を招く可能性が高く、特に心筋梗塞に類似する基礎疾患がある患者にとっては、さらに深刻な副作用を招くことになる」と明らかにした。ただし、人間とマウスでは、免疫システムや心血管と脳血管の循環システムがそれぞれ違うため、今回の研究を直接人間に適用することにはできず、今後、さらなる研究が必要だと付け加えた。黄蔚研究員は自身の共同研究者が、マウスの心臓と肝臓でも脳と同様の現象を観察したが、現時点ではその研究結果は公開されていないことを明らかにした。

 昨年12月に韓国の研究チームは、韓国の成人10人中9人の血液の中から、平均粒子サイズが20~50マイクロメートルのマイクロプラスチックが、1ミリリットルあたり4.2個のレベルで検出されたという研究結果を発表した。これに先立ち昨年9月には、米国ニューメキシコ大学の研究チームは、8年間に92体の遺体を研究した結果、すべての臓器にマイクロプラスチックが蓄積されており、特に脳では、肝臓や腎臓などの他の臓器に比べ7~30倍多く検出されたという研究結果を発表したことがある。

チェ・ウォンヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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私が初めて日朝協会の公式行事に参加したのは、1962年4月5日、日朝協会第七回大会(比叡山根本中道講堂)でした。

2025-01-27 21:17:56 | 朝鮮を知ろう。

原稿依頼 1

 

                   本は私の著作です。

 

 今年、日朝協会は結成70周年を迎える。いろいろな行事が予定されているが「70年史」もそのうちの一つだ。京都の編集部に送った原稿である。

 

日朝協会京都府連70周年を振り返って

    初心忘れず世界平和のために 

                             大橋  満    

私が初めて日朝協会の公式行事に参加したのは、1962年4月5日、日朝協会第七回大会(比叡山根本中道講堂)でした。

 日朝友好を進めなければならないと思ったのは、子どもの頃、私の隣に朝鮮人がいたからです。

私は、1953年4月から3年間、乙訓中学校(現在は勝山中学)にかよっていました。二度クラス替えがありましたが、なぜか隣の席に同じ朝鮮の友人がいました。三守(サムス)という名前でした。随分後になって当時の担任の先生から「彼は大橋君の隣にいれば普通に授業を受けているが、別のところに座ると横にいる者の邪魔をして授業にならない。君には申し訳なかったが、職員会議で決めたのだ」と聞きました。このことが私の一生を左右する出来事になるとは、思いもしませんでした。

 当時は中学校を卒業すると就職する子どもが多く、我が家は母子家庭で、兄と妹がいましたから、通勤に近くて一番給料のよい会社に入って夜学に行くことを決めていました。私は希望する会社と学校に入りましたが、サムスはどこにも就職できませんでした。

その理由は、彼が朝鮮人だということだけでした。私はその時初めて、世の中に「朝鮮」差別があることを知り、腹が立ち怒りを覚えたのを昨日のことのように覚えています。

 20歳になった頃、彼がひょっこり私の家にきました。「お!どうしてたんや?」という会話から彼が苦労してきた話を聞き、「子どもができて、退院させる金がないので貸してくれ」というのです。勿論私の家には余分のお金はありませんでしたが、「おれな、背広を買おうと思って貯めている金があるのでそれを使えばええわ!」といって渡しました。

 何日かしてまた彼が来ました。彼は私を自分の家に連れて行きました。そこは、桂川の堤防ぞいにある「0番地」というところでした。藁ぶき小屋で一間しかない家でした。「まあ座ってくれ!」といわれるがままにその土間に座わり周囲を見ましたが何もありませんでした。彼は、男の子が生まれたころ、別にアパートを借りたこと。そうしてどんな仕事をしているか説明を聞いたのですが、どう考えても暴力団の手伝いみたいなことでした。

 彼は花札を出し、いかさまの方法を教えてくれました。ヤクザ映画の高倉健か勝新太郎の話を聞いているようでした。

 私は、夜学を卒業後労働組合活動と日本人と朝鮮人が仲良くしようという「日朝協会」の活動をしていることを話しましたが、どちらからもお金についてはふれませんでした。私が留守のときに、貸したお金を返しにきたと母から聞きました。

 40歳をすぎた頃、京都市内で中学1・2年の有志同窓会をしました。まさかと思っていたサムスが韓流スターのような息子を連れて参加してきました。当時彼は、そちら(裏)の世界では、「長」がつく地位だったのでみんなびっくりしました。一人づつ立って近況報告が始まりました。

 サムスに順番が周り、みんな何を言い出すのか、かたずを呑んでシーンとなりまた。

そこには昔の悪さ坊主の彼はなく、にこにこして話を始めました。今日は子どもをつれてきました。そのままの俺を見てもらおうと思って・・・

 彼は、若くて結婚した経緯やダンプに乗っていたことや、嫁とそりが合わなかったことまで話し、子どもができて退院する金がなく大橋君に借りて助かった。その時の子がこの息子で日本名を「みつる」とつけました、というのです。私もびっくりしましたが、20数人いた参加者全員が、子どものころは悪さばっかりしていた彼が、こんなにもすなおな人だったのだと感激したのでした。

 彼は、食事もそこそこに行くところがあるのでお先に失礼します、と息子にも挨拶させて帰って行きました。後になって、その時の思い出話は、みんなサムスのことでした。

 50歳を少しこえたころ、彼の身体はボロボロになり、帰らぬ人となったと聞きました。

 私は、中学生の時以来70年近く「日・朝・韓友好」のために努力して来ました。何としても朝鮮差別をなくさなければならないと思っています。

 これからのアジアと世界の平和を考えるとき、日本国民と朝鮮・韓国国民の友好親善が、大きな役割を果たすことに確信をもって命のある限りこの道を歩んでいきたいと思います。

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春節(旧正月、2025年は1月29日)を目前に控え、中国各地で春節の到来を祝うムードがますます高まっている。

2025-01-27 20:43:03 | 中国を知ろう!
 

まもなく春節!中国各地で高まる春節ムード

人民網日本語版 2025年01月27日10:48
まもなく春節!中国各地で高まる春節ムード
寧夏回族自治区銀川市の海宝公園で遊ぶ人々(1月25日、ドローンによる撮影・楊植森)。

春節(旧正月、2025年は1月29日)を目前に控え、中国各地で春節の到来を祝うムードがますます高まっている。人々は、市場に出向いて年越し用品を買い求め、春節を迎える喜びを堪能していた。新華網が伝えた。(編集KM)

「人民網日本語版」2025年1月27日

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瑞山(ソサン)の浮石寺(プソクサ)の金銅観音菩薩坐像が対馬の観音寺に返還されるのに先立ち、695年前に安置された浮石寺で100日間、一般公開される。

2025-01-27 12:40:38 | 韓国を知ろう
 

日本から戻ってきた高麗仏像、

対馬行きの前に100日間公開=韓国

登録:2025-01-25 09:43 修正:2025-01-26 11:02
 
24日、仏に仏像が帰ってきたことを告げる告仏式を挙行 
5月5日まで100日間の親見法会の後、対馬の観音寺に返還
 
 
瑞山浮石寺の説法殿で23日午後、金銅観音菩薩坐像の告仏式が開かれた=瑞山市提供//ハンギョレ新聞社

 瑞山(ソサン)の浮石寺(プソクサ)の金銅観音菩薩坐像が対馬の観音寺に返還されるのに先立ち、695年前に安置された浮石寺で100日間、一般公開される。

 24日午後2時ごろ、忠清南道瑞山市の浮石寺の説法殿で、金銅観音菩薩坐像の告仏式が開かれた。告仏式は仏像が帰ってきた事実を仏に伝える儀式だ。告仏式には曹渓宗のソルジョン元総務院長、チュギョン中央宗会議長など、仏教界の代表者らと、観音寺の田中節孝前住職、瑞山市のイ・ワンソプ市長や信徒が参加した。参加者たちは、仏像が説法殿にある特製のガラス棚に安置されると合掌し、「観音菩薩」を暗唱した。これに先立ち仏像は、保管されていた大田(テジョン)国立文化遺産研究院から無振動車両で浮石寺に移された。

 浮石寺がこの仏像を奉安して100日間の親見法会を開くのは、日本に返還される前に当初安置されていた浮石寺で1日でも過ごせるよう望む浮石寺側の要請を、日本の観音寺が受け入れたことで実現した。浮石寺は、毎日午前10時30分から1時間行われる祈祷の時間を除き、午前10時から午後5時までこの仏像を一般に公開する予定だ。浮石寺住職の円牛(ウォヌ)僧侶は「仏像はどれほどこちらに帰ってきたかっただろうかと思うと、万感が交差する。日本側と仏像を交流展示するなど、韓国と日本が相互に満足する結果を出せるように最善を尽くす」と述べた。

 この仏像は、5月5日まで浮石寺で公開された後、国立文化遺産研究院への返還過程を経て、5月11日より前に日本の観音寺に向かう。

 この仏像は高さ50.5センチメートル、重さ38.6キログラムで「1330年ごろ(高麗時代)徐州の浮石寺に奉安するため仏像を作った」という結縁文が記されており、2012年10月に文化財窃盗犯が対馬の観音寺から盗み、韓国内に密搬入して検挙され、文化財当局が回収した。浮石寺側は「この仏像は1378年9月に倭寇に略奪された」と主張したが、観音寺側は「仏像は正当に迎えられた」と反論した。韓国最高裁は2023年10月「取得時効が成立し、観音寺に所有権がある」との判決を下した。

ソン・インゴル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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