フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

灰色の世界

2021年10月29日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

ゆっくり目を閉じて、世界が灰色になってしまったことを想像してみましょう。

色彩感覚を失い、すべてが灰色に見えます。

目を閉じながら、そのことを考えてみます。

花の美しさを感じることはできません。

色彩豊かな洋服も、あなたにはわかりません。

数十秒、その悲惨さを、意識してから、

ゆっくりと目を開けてください。

目の前に何が見えますか?

今の時期ですから、淡いピンクの秋桜かもしれませんね。

僕は机の前のノートの鮮やかな青色が目に飛び込んできました。

灰色の世界に身を置いたことで、

あたりまえのように見ていた色彩の美しさを、

あらためて感じることができたのではないでしょうか。

このような悪い出来事の想像を、

「ネガティブ・ビジュアリゼーション」といいます。 

僕は、人に対してやさしい気持ちになりたいとき、

「この人は明日死ぬから、もう二度と会えない」と思うようにしています。

だからこそ、今、会っているこの一瞬を大切にしようと思います。

僕はネガティブな性格ではありませんが、ネガティブなことは想像します。

この違いはわかりますか?

何かがあることは、当たり前ではありません。

無くなったこと、そもそも無いことを想像してみてください。

あることの喜びを感じることでしょう。

今日はそんな話でした。

コメント (7)
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