フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

ベートーベン・ピアノソナタ8番・第二楽章

2021年12月30日 21時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

年末になると、ベートーベンの交響曲第九番が、よく演奏されています。

理由はよくわかりません。

すごく昔に、大晦日だったかな、渋谷のオーチャードホールに第九を聴きに行ったことがあります。

第九が素晴らしい音楽なのは言うまでもありません。

しかし、年の瀬にふさわしい音楽なのかよくわかりません。

僕は、年の瀬にふさわしい音楽は、

ピアノソナタ8番の第二楽章なのではないかと思っています。

一年の終わりって、少しだけ物悲しい感じがしませんか?

この物悲しさって、何なのだろうかと考えます。

僕は愛着だと思っています。

愛着とは、慣れ親しんだこの年に心を引かれ、離れがたく感じる心です。

ある種の愛のようなものですね。

だから、物悲しさを感じるあなたは、愛する心を持っているわけです。

愛するものを失い、そして、また何かが生まれる。

そうしてグルグルと僕たちの人生は回っていくのです。

何かが終わり、何かが始まる。

今年一年を、懐かしみながら、また、新しい年を迎えましょう。

では、よいお年を。

 

コメント (8)
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