かいつぶりの日々

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【雑談】気になる記事(アムステルダムのコンテナルームと住宅事情)

2022年07月27日 | 日記

ニュースサイトで気になる記事を見つけました。

オランダのアムステルダム、慢性的な住宅不足で学生とかが困っているようです。
そんな中でコンテナを利用したワンルームが活躍、

水タンクが小さく水が出にくい、狭いなどといったデメリットもありますが、

外壁は強いし、簡単に運べる(移動できる)、安価で調達できるというところがメリットで、学生寮として活躍しているようです。

 引用記事;アムステルダムの「コンテナ学生寮」

問題は、なぜ住宅不足なのか…
答えは移民政策の結果人口増加して、そこからの住宅不足ということになっております。(ちなみに出生率は減少してます)
移民はテロの関係で自国を避難されるのがきっかけとなっているようですね。
2017年くらいから増加傾向です。

ほかに、イギリスのEU離脱に伴い企業の拠点をイギリスからオランダに移す会社も多いようですね、
特に言語は英語がメインでも生活できるので、言葉の壁がないのか移住しやすいのもポイントなんでしょうね。

あと、圧倒的な住宅供給不足ですね、オランダは住宅の半数以上が公営住宅となっているようですが、
税制改正のため、公営住宅組合に課税されるようになり、新規の公営住宅の供給がストップしたことも挙げられます。

また、投資家が住宅を買い占めて、結構高い家賃で貸し出すなどの投機対象としての不動産利用がみられます…、一般の給与所得者でも投資対象としての住宅が人気であり、居住より運用することに重きをおいた結果といえるでしょう。

ですので、賃借人は高めの家賃を持っていかれ、これまでも古い住宅は取り壊されさらに家賃設定の高くできる住宅が建築されるという、ループに入り込んでます。
ですので、生活費の厳しい学生などは上記のコンテナハウスに注目せざるを得ないこととなりますね。

所得格差と人口問題(移民問題)に基づく住宅問題、遠いオランダで起こっていますが、日本でも他人ごとはありませんね。