久しぶりのブログ更新ですが、( ;∀;)
ニュースで一躍有名になった廃墟マンションが先日行政代執行により解体されました。
総額一億円以上、区分所有者あたり1300万円の費用については、市がたてかえ、改めて区分所有者に求償するということですが…。
築47年でここまでの廃墟化する原因として…、単に管理が悪いとかバッサリという人が多いですが、自分なりにざっと思うつくとこだけ考えてみました。
・不人気地である
幹線沿いではあるが、自動車の通りが多いため騒音、振動等の環境条件があまりよくなく、また、建築当初は眺望に優れていたかもしれないが、その後の土地利用の変化により、その部分も損なわれていった。したがって、人気がなくなった。
・競合マンションの在り方の変化。
そもそも、駅から徒歩10分以上かかるマンションに対する需要が減少、
駅近く、徒歩3分などの利便性の高いマンションを嗜好するようになった。
・入れ替わりが鈍化した。通常であれば、マンションから戸建てへ住み替えを行うために現マンションを売却しその代金をもって原資として戸建住宅費用へ充当するが、それができなかった。
先ほど軽く触れた管理の良否も大きく影響し、どんどん住環境が悪くなりました。
とあるコラムを見ると、マンション→コミュニティーととらえる考え方もあり、
コミュニティーの形成がマンションの今後に影響するという意見もうなづけます。
うちの賃貸マンションも30年以上。賃貸ではあるものの、意外にコミュニケーションが取れている部類に入るのかな。隣の人とかどこどこの部屋の人とか、ある程度分かるので。コミュニケーションの重要性を理解してか、入居したてのころは餅つき大会等があった記憶があります。(現在どっかのやつがバイク修理大会してますがw)
どんな形であれ、コミュニケーションって大事だなと思います。例えば、電球が切れている→誰に言ってよいかわからない→とりあえずそこでバイク磨いてるやつに言ってみよ!
という流れになってますので、私もマンションの美観のキープには役立ってるときもあるかと…。
すみません話が脱線しました
鑑定士的には費用回収もさることながら、今後の土地利用が気になるところですね。
標準的使用が事業所、店舗な地域なんで、またマンション…ってことはないかと思いますが。